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『僕がロボットをつくる理由』世界が注目するロボット研究者・石黒浩さんがロボットと過ごす日常を語る

『僕がロボットをつくる理由』世界が注目するロボット研究者・石黒浩さんがロボットと過ごす日常を語る

『僕がロボットをつくる理由』世界が注目するロボット研究者・石黒浩さんがロボットと過ごす日常を語る

学術出版の世界思想社は、創業70周年を記念した新シリーズ「教養みらい選書」の第1弾として、石黒浩さん著『僕がロボットをつくる理由 未来の生き方を日常からデザインする』を刊行しました。

 

石黒浩さんが初めて「日常」を語る

著者とジェミノイドHI-5

著者とジェミノイドHI-5

マツコ・デラックスさんや黒柳徹子さんのアンドロイドなど、誰も見たことのないロボットを次々と生み出している、ロボット研究の世界的権威・石黒浩さん。

この本では、衣食住から恋愛・仕事・創造の方法まで、一見ロボットとはつながらないような「日常」をテーマに、自身の経験や日々の過ごし方を交え、「新しい世界を拓く楽しさ」と人生、そして「ロボットと生きる未来」をざっくばらんに語ります。

ロボットや研究について書かれたこれまでの著書とは異なり、身近で親しみやすい内容で、石黒さんの多彩な考え方と楽しい日常を知ることができます。目まぐるしく変化する未来で、どう生きていくかを考えるためのヒントが見つかる一冊です。

 

全編語り下ろし、イメージを一新するイラスト

「ロボット、食べてみたくないですか?」

「ロボット、食べてみたくないですか?」

本書は全編語り下ろし。「食べる」「着る」「話す」「想像する」「働く」「信じる」、この6つのテーマについて、様々な質問に答えるインタビュー形式で、軽快かつ率直な語り口調で書かれています。

また、「黒づくめで、怖そう」な石黒さんのイメージを一新する、やさしい色合いのカバーイラストと各章挿絵を担当したのは、マンガ『孤食ロボット』で知られる岩岡ヒサエさん。
カバーには、アンドロイドのERICA、コミュニケーションロボットのSota・CommUとともに、未来をのぞきこむ石黒さんが描かれています。

各章の挿絵でも、石黒さんとロボットの様子がマンガタッチで描かれます。

 

石黒浩さん プロフィール

著者の石黒浩(いしぐろ・ひろし)さんは、1963年滋賀県生まれ、大阪府在住。

自分そっくりのアンドロイドをはじめ、マツコ・デラックスさん、桂米朝さん、夏目漱石、黒柳徹子さんなどのアンドロイドを次々と生み出している、ロボット研究の世界的権威。大阪大学大学院基礎工学研究科教授(栄誉教授)、ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。工学博士。ロボット・AI関連のベンチャー企業の技術顧問も務める。

好きな食べ物はカップヌードルとプッチンプリン、好きなお酒はグラッパ、好きな画家はシャガール。大抵のことはできる自信があるが、楽器演奏は上手くできた試しがない。

おもな著書に、『アンドロイドは人間になれるか』(文春新書)、『人間と機械のあいだ』(講談社)、『人はアンドロイドになるために』(筑摩書房)、『枠を壊して自分を生きる。』(三笠書房)、『人間とロボットの法則』(日刊工業新聞社)。

 

本書の目次

第1章 テクノロジーの味――食べる
動物の性、人間の食/動いているものを食べる/食べることで進化する など

第2章 裸を包む機能美――着る
服は黒、下着も黒/顔は整形したほうが早い/ロボットが服を着るとき など

第3章 言葉と鮮やかな世界――話す
言葉のすき間/問題を深掘りする能力/承認欲求とロボット など

第4章 現実を解き放つ力――想像する
僕は「ギャップ萌え」/オリジナリティなんてない/ロボットの意図と欲求 など

第5章 進化する私と社会――働く
四〇種類のアルバイト/大人になりたくない/ロボットと助け合い など

第6章 機械と人の影――信じる
信じるものは自分/死は怖くない/存在感を持つロボット など

終 章 自分をデザインする未来
宇宙人に技術を教えてもらいたい/ロボットをつくる理由/技術が可能性を拓く など

 

 


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