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『うつヌケ』田中圭一さんのうつ経験者レポート漫画 第22回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」最終候補作にノミネート

『うつヌケ』田中圭一さんのうつ経験者レポート漫画 第22回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」最終候補作にノミネート

『うつヌケ』田中圭一さんのうつ経験者レポート漫画 第22回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」最終候補作にノミネート

朝日新聞が主催する「第22回(2018年)手塚治虫文化賞」の「マンガ大賞」最終候補作品が発表され、KADOKAWAより2017年1月に発売されたコミック『うつヌケ~うつトンネルを抜けた人たち』(田中圭一さん・著)が選出されました。

 

33万部(電子書籍含む)突破!!『うつヌケ~うつトンネルを抜けた人たち』について

本書はギャグ漫画『ドクター秩父山』、『神罰』で知られる漫画家・田中圭一さんによる「うつ経験者を取材、それぞれのケースを描いたドキュメンタリーコミック」です。

出版物としては著者自身のうつ経験をまとめた書籍などは過去にありましたが、こうした「うつ経験者を取材したコミック」は初めてとなります(KADOKAWA調べ)。

著者自身が「50歳での自殺」を考えるほどのうつ経験者であり、そうした経験を元に計17人に取材を敢行。この中には大槻ケンヂさん(ロックミュージシャン)、熊谷達也さん(作家)、代々木忠さん(AV監督)、内田樹さん(フランス哲学研究者)、一色伸幸さん(脚本家)などが含まれています。

 

躁うつ病を含む気分障害 患者数111万人は過去最多(厚生労働省平成26年患者調査)

■働き方改革、ブラック企業…うつ病は今や国民病とも。
2015年4月には厚労省が過重労働撲滅対策班(かとく)設置。「過労うつ」「過労死」が社会問題となる今、名だたる一流企業も労働基準法違反容疑で書類送検される事例も続いています。「うつ」は他人事ではない時代になっています。

■「寒暖差と気圧差に注意!」著者ツイートが9000超RT!
著者自身の実体験に基づくツイートが大反響! 共感を呼びました。
また、本書に登場する「うつは心のガンだ」「健康的なナルシシズムを取り戻す」などの名言がTwitterを中心にWEBで話題になりました。

 

『うつヌケ』第1話P.1~4まで

 

本書の目次

第1話 田中圭一の場合1
第2話 田中圭一の場合2
第3話 田中圭一の場合3
第4話 照美八角の場合
あの時ボクはうつだった その1
あの時ボクはうつだった その2
第5話 折晴子の場合
第6話 大槻ケンヂの場合
第7話 深海昇の場合
第8話 戸地湖森奈の場合
第9話 岩波力也・姉原涼子の場合
第10話 代々木忠の場合
第11話 宮内悠介の場合
第12話 鴨川良太の場合
第13話 精神科医・ゆうきゆうの話
第14話 ずんずんの場合
第15話 まついなつきの場合
第16話 牛島えっさいの場合
第17話 熊谷達也の場合
第18話 内田樹の場合
第19話 一色伸幸の場合
第20話 総まとめ
エピローグ
うつヌケこぼれ話 その1
うつヌケこぼれ話 その2
あとがき

 

田中圭一さん プロフィール

著者の田中圭一(たなか・けいいち)さんは、1962年5月4日大阪府枚方市生まれ。近畿大学法学部卒業。

大学在学中の1983年、小池一夫劇画村塾(神戸校)に第一期生として入学。翌1984年、『ミスターカワード』(『コミック劇画村塾』掲載)で漫画家デビュー。

1986年開始の『ドクター秩父山』(『コミック劇画村塾』ほかで連載)がアニメ化されるなどの人気を得る。大学卒業後はおもちゃ会社に就職。パロディを主に題材とした同人誌も創作。

 

<手塚治虫文化賞「マンガ大賞」最終候補作ノミネートについて>田中圭一さんコメント

まさか、私が、手塚治虫先生の名前を冠した賞にノミネートされる日が来ようとは・・・。
光栄を通り越して「ドッキリカメラ」じゃないかと勘ぐってしまいます。
いや、本当にありがとうございます。
うつから脱出できることを毎日のように願っていた10年前の自分に知らせてあげたい気持ちでいっぱいです。

 

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち
パロディマンガの巨星がマジに描いた、明日は我が身のうつ病脱出コミック!

著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!

 
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