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『臆病な詩人、街へ出る。』「早熟」「天才」と騒がれた女子高生は、今やどこにもいない。若手女性詩人による体当たりエッセイ集

『臆病な詩人、街へ出る。』「早熟」「天才」と騒がれた女子高生は、今やどこにもいない。Web連載で話題の若手女性詩人によるエッセイを書籍化!翻訳家・岸本佐知子さん推薦!

『臆病な詩人、街へ出る。』「早熟」「天才」と騒がれた女子高生は、今やどこにもいない。Web連載で話題の若手女性詩人によるエッセイを書籍化!翻訳家・岸本佐知子さん推薦!

リットーミュージックは、立東舎レーベルより、18歳で中原中也賞を受賞した文月悠光さんによるエッセイ集『臆病な詩人、街へ出る。』を刊行しました。

 

「早熟」「天才」と騒がれた女子高生は、今やどこにもいない。残されたのは、臆病で夢見がちな冴えない女―――。「ないない」尽くしの私は、現実に向き合うことができるのか?

本書は、18歳で中原中也賞を受賞した文月悠光さんが、JK(女子高生)詩人からの脱却を図った体当たりエッセイ集です。

人気コラムサイト「cakes(ケイクス)」連載時(2016年~2017年)に話題を呼んだエッセイ「私は詩人じゃなかったら「娼婦」になっていたのか?」を始め、初詣から近所の八百屋、アーティストとともに向かったフィンランドから、詩人を売りに挑戦したアイドルオーディション、さらには好奇心で生まれて初めて行ったストリップ劇場まで。詩人の気の向くままに「街へ出る」体験記です。

Web連載に書き下ろしエッセイ「臆病な詩人、本屋で働く。」の前後篇2篇を追加した「決定版」です。

 

岸本佐知子さん推薦の言葉

「これはコントローラーのないRPG。
冒険の最後に詩人が見つける宝石みたいな言葉は、
私たちの胸も明るく照らす。」

 

本書の目次

まえがき――憧れと怖れの街へ
JK詩人はもういない
失敗だらけの初詣
お祓いと地獄の新年会
八百屋で試される勇気
ガラスの靴を探して
恋愛音痴の受難〈前篇〉
恋愛音痴の受難〈後篇〉
鏡の向こうにストレートを一発
私は詩人じゃなかったら「娼婦」になっていたのか?
フィンランドで愛のムチ〈前篇〉
フィンランドで愛のムチ〈後篇〉
TSUTAYAと私の「永遠」
私って必要ですか?—-『ニッポンのジレンマ』出演のジレンマ〈前篇〉
あなたの言葉に立ち止まる—-『ニッポンのジレンマ』出演のジレンマ〈後篇〉
雨宮まみさんの遺したもの〈前篇〉
雨宮まみさんの遺したもの〈後篇〉
秘密のギター教室
ストリップ劇場で見上げた裸の「お姉さん」
臆病な詩人がアイドルオーディションに出てみたら〈前篇〉
臆病な詩人がアイドルオーディションに出てみたら〈後篇〉
テレビに映る残念な私が教えてくれること
恋人と別れたあの日から〈前篇〉
恋人と別れたあの日から〈後篇〉
臆病な詩人、本屋で働く。〈前篇〉
臆病な詩人、本屋で働く。〈後篇〉
あとがき――臆病と勇敢

 

文月悠光さん プロフィール

著者の文月悠光(ふづき・ゆみ)さんは、1991年北海道生まれ、東京在住。詩人。

中学時代から雑誌に詩を投稿し始め、16歳で現代詩手帖賞を受賞。高校3年生のときに発表した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』(思潮社)で、中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少18歳で受賞。早稲田大学教育学部在学中に、第2詩集『屋根よりも深々と』(思潮社)を刊行。2016年、初のエッセイ集『洗礼ダイアリー』(ポプラ社)、第3詩集『わたしたちの猫』(ナナロク社)を刊行する。

NHK全国学校音楽コンクール課題曲の作詞、詩の朗読、詩作の講座など広く活動中。

 

 


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