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『人生で大切なことは月光荘おじさんから学んだ』与謝野晶子、永井荷風ら大正・昭和の文化人を惹きつけた画材店「月光荘」初の著書

『人生で大切なことは月光荘おじさんから学んだ』与謝野晶子、永井荷風ら大正・昭和の文化人を惹きつけた画材店「月光荘」初の著書

『人生で大切なことは月光荘おじさんから学んだ』与謝野晶子、永井荷風ら大正・昭和の文化人を惹きつけた画材店「月光荘」初の著書

産業編集センターより『人生で大切なことは月光荘おじさんから学んだ』(月光荘・著)が発売中です。

 

銀座で創業100年の画材店、月光荘

画材屋なのにトレードマークはホルン。お店に並ぶすべての商品がオリジナル。
銀座の片隅に店舗を構える月光荘は大正6年創業、今年で創業101年目を迎える老舗の画材店です。創業当初から一貫して手作りの職人仕事と、オリジナル商品の開発にこだわってきました。

リニューアルオープンした月光荘画材店入口

リニューアルオープンした月光荘画材店入口

月光荘店内

月光荘店内

 

月光荘おじさん

創業者で、月光荘おじさんの愛称で親しまれてきた橋本兵蔵さんは、国費を投じた研究所に先駆けて、1940年に自家炉にてコバルト・ブルーの製法を発見。純国産の顔料から作る第一号の油絵の具を開発。1971年には新色コバルト・バイオレット・ピンクを発見し、日本洋画壇の発展を支えてきました。

猪熊弦一郎、藤田嗣治、梅原龍三郎、中川一政、宮本三郎など月光荘を愛した洋画家たちは数知れず、今でもJR上野駅の中央改札にある猪熊弦一郎の壁画に、その絵の具の輝きを見ることができます。

創業者橋本兵蔵さん。月光荘おじさんの愛称で親しまれていた。

創業者橋本兵蔵さん。月光荘おじさんの愛称で親しまれていた。

 

店名は与謝野鉄幹・晶子夫妻が命名

開業のはなむけにと、歌を一首詠んでくれたのは、当時画材店開業に向けて奮闘していた橋本兵蔵さんを励ましていた与謝野晶子。

「大空の 月の中より君来しや ひるも光りぬ 夜も光りぬ」

そして、フランスの詩人ヴェルレーヌの『月光と人』という作品から引用した「月光荘」という店名を夫妻より名付けてもらいました。

本書では、月光荘おじさんと親交があった文化人たちの証言などを交えつつ、その生涯と、お店のあゆみを振り返ります。モノづくりに携わるすべての人、生き方に迷っている人、何かを始めたい人などにおススメの一冊です。

 

著者プロフィール

■月光荘(Gekkoso):1917年(大正6年)創業、2017年で100周年を迎えた銀座の画材店。店名は歌人の与謝野鉄幹、妻の与謝野晶子と創業者・橋本兵藏が名付けた。お店で売られる画材、文房具はすべてオリジナル。ギャラリー、サロン営む。

■「月光荘おじさん」とは:創業者・橋本兵藏(はしもと・ひょうぞう)さんのこと。1940年、コバルトブルーの技法を発見、日本で初めて顔料から作る純国産の絵具を誕生させる。その後、コバルト・バイオレット・ピンク(月光荘ピンク)を発明した。1990年、死去。

 

人生で大切なことは月光荘おじさんから学んだ


与謝野晶子、永井荷風、藤田嗣治、花森安治・・・・・・。
大正・昭和の文化人を惹きつけてやまなかった、画材店「月光荘」店主の生き方、暮らし方。

銀座で創業100年の画材店「月光荘」。
創業者の月光荘おじさんこと橋本兵蔵さんは、どんな時も固定観念にとらわれず、自分の頭で考え行動してきました。
迷ったり、悩んだりした時、この本を開いてみてください。生きるヒントとなる話が見つかるはずです。

 


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