『日本人ときのこ』なぜ人はこんなにもきのこに魅了されるのか?日本人ときのこの楽しく愉快な歴史を紹介

『日本人ときのこ』なぜ人はこんなにもきのこに魅了されるのか?日本人ときのこの楽しく愉快な歴史を紹介
山と溪谷社より、岡村稔久さん著『日本人ときのこ』(ヤマケイ新書)が刊行されました。
本書では、奈良時代から江戸時代までの歴史書、説話、日記、俳諧集、料理本などさまざまな分野の史料から、日本人がきのこに親しんできた歴史を紹介されています。
現在では花見や紅葉狩りにくらべると、きのこ狩りに出かける人は少なくなりましたが、昔はそれらのイベントと同じくらいきのこ狩りはポピュラーな文化であったのかもしれないと感じられます。
きのこを食べて踊る尼さんの話、きのこで毒殺をはかる僧侶の話、昔のきのこ料理、豊臣秀吉のきのこ狩り、きのこ狩りをうたった俳句などなど、日本人ときのこにまつわる文化的な話が満載です。
時代は経ってもきのこに夢中になる人々の心理は変わらないと感じられる内容です。また、きのこに関係する絵巻や絵画、図譜などのビジュアル素材も豊富に掲載されています。

日本人ときのこ (ヤマケイ新書)日本人ときのこの関わりがよくわかる、日本人ときのこにまつわる興味深い話が満載の、類を見ない貴重本。
古来から日本人がきのこに親しんできた歴史を、過去の説話、日記などから探る。
1章 奈良時代ー中国文化の影響/秋の香/きのこの呼び名など
2章 平安時代ーヒラタケ騒動/毒殺を図る/踊る尼さんなど
3章 鎌倉時代ー特別なきのこ/天皇もマツタケ山へ/女性のきのこ狩りなど
4章 室町時代ーきのこの狂言/天皇に献上されたきのこなど
5章 安土桃山ー秀吉のためにマツタケを植えるなど
6章 江戸時代ーマツタケ市が立つ/さまざまな献立/菌類図譜が出るまでなど
※本書以外に、日本人のきのこ文化の歴史を扱った資料はなく、貴重な一冊。









