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『なぜか聴きたくなる人の話し方』ラジオDJ歴25年の秀島史香さんが明かす「伝わる話し方」

秀島史香さん著『なぜか聴きたくなる人の話し方』(装幀:鈴木千佳子さん)

秀島史香さん著『なぜか聴きたくなる人の話し方』(装幀:鈴木千佳子さん)

ラジオDJとして25年間、第一線で活躍を続ける秀島史香さんの著書『なぜか聴きたくなる人の話し方』が朝日新聞出版より刊行されました。

“耳だけ”で楽しめるように試行錯誤してきた、ラジオ制作の現場ならではの“伝える工夫”は、日常のコミュニケーションにも役立つヒントにあふれています。本書は、そんなラジオDJ、ラジオ現場の“秘伝のレシピ”を、あますところなく盛り込んだ一冊です。

 

相手が思わず耳を傾けてしまう、魅力的な話し方のコツとは?

本書は、こんな疑問からスタートします。

「長尺の番組でも、なぜこんなにも心地よく、飽きることなく同じ人の話を聴きつづけることができるのだろう」
「聴覚のみで、これだけの情報をキャッチできる、そして心が動く、ときに絵も見えてくるのはなぜだろう」

 
この疑問を紐解いていくと、ラジオの現場で日々試行錯誤を重ねてきた工夫が次々と……。そのエッセンスを抽出、厳選し、秀島さんならではの“レシピ”にまとめたのが本書です。

 
話す・伝えるプロフェッショナルが実践している方法というと、難しそうに感じるかもしれません。でも、むしろそれは逆。秒単位で機転が求められる仕事の現場だからこそ、そこで磨き上げられた方法は、簡単、シンプル。かつ、自分をラクにもしてくれます。

 
そして何より大切なのは「つねに、まず相手のことを考えて言葉を発する」ということ。これはあらゆるコミュニケーションに共通することで、プロに限りません。だからこそ、今日から誰にでもできるのです。

 
たとえば、

◎励ましは「~しないでね」ではなく「~してね」
◎優雅さは“フリ”からでいい
◎照れくさい言葉は、「小さな独り言」で
◎相手にも、場にもなじむ、声の着替え
◎簡単にできる“My新語”で表現の幅を広げる
◎とっさの一言が言えるようになる「連想ゲーム」
◎一緒にいて疲れない人になる“余白”のつくり方

…など、もともと緊張しやすい性格の秀島さんだからこそ編み出せたコツを、ラジオ現場のエピソードなどをまじえて、軽快な文章で綴ります。

また、福山雅治さん、高田純次さん、ジェーン・スーさん、壇蜜さんなどの、ぜひマネしたい「ふるまい」についても、秀島さんの目を通して紹介しています。

一瞬で心の距離が縮まる、そして、毎日が楽しくなる「“伝わる”会話のレシピ集」です。

 

本書の構成

【第1章】 「もっと聴いていたい」と思われる話し方
1. 話し始めの一文は「とにかく短く」が正解!
2. 話がイキイキと動き出す「セリフ」活用法
3. 相手も思わずうなずく「例え」のコツ
4. あえてしゃべらずに伝える
5. リモートの気まずい「空白」対策
6. 相手との距離を縮める一言目
7. MY新語で楽しく表現力アップ
8. 言い足りないくらいがちょうどいい
9. 「みなさん」ではなく「あなた」に

【第2章】 なぜか惹かれるあの人の小さな習慣
10. 声を着替える
11. 自分の気持ちを実況中継
12. 「型」を使えば自分らしさが見えてくる
13. サラバ! 思い込みさん
14. 言葉選びは「北風と太陽」
15. モテるあの人の話し方

【第3章】 ずっと話していたくなる人って?
16. まずは「一緒にいて疲れない人」に
17. 好意は先出しで伝える 18. ツボ的こぼれ球を拾う
19. 聞きづらい・答えづらい話もおたがい気持ちよく
20. 相談したくなる人
21. 脱「逆暗示」で、効き目抜群の励ましに
22. 褒めとお世辞の境界線

【第4章】 毎日のちょっとした下ごしらえ
23. 必ず盛り上がる「季節の話題」
24. ゲーム感覚で「切り返し」力を高める
25. 憑依が心のキャパを広げる
26. 私だけの〝先生〟
27. 「自分内予定調和」を外す読書

【第5章】 心の設定を整える
28. 自分の「合格ライン」を見つけると、うまくいく
29. ミスをチャンスにする心の変換法
30. 毎日が同じ繰り返し、と感じたら
31. どうしたって合わない人に悩んだら
32. 「優雅な大人」のフリでいい
33. 別れ際の一言が美しい人

 

著者プロフィール

著者の秀島史香(ひでしま・ふみか)さんは、ラジオDJ、ナレーター。1975年生まれ。神奈川県茅ヶ崎市出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。

大学在学中にラジオDJデビュー。J-WAVE「GROOVE LINE」、NHKラジオ「英語で読む村上春樹」をはじめ、NHK総合「着信御礼!ケータイ大喜利」「BSコンシェルジュ」などのテレビ番組にも出演。映画、テレビ、CM、アニメなどのナレーション、プラネタリウム、美術館音声ガイド、機内放送、EXILE「Ti Amo」や、絵本朗読CD「おとえほん」に参加するなど多岐にわたり活動している。

現在FMヨコハマ「SHONAN by the Sea」、JFN系列局「Please テルミー!マニアックさん。いらっしゃ~い!」、NHKラジオ「ニュースで学ぶ『現代英語』」、NHK Eテレ「高校講座 現代の国語」などに出演中。ニッポン放送「文豪ROCK!~眠らせない読み聴かせ 宮沢賢治編」で令和元年度(第74回)文化庁芸術祭ラジオ部門・放送個人賞を受賞。ハスキーで都会的な声質、あたたかい人柄とフリートークが、クリエイターからリスナーまで幅広く人気。

著書に『いい空気を一瞬でつくる――誰とでも会話がはずむ42の法則』(朝日新聞出版)がある。

★公式サイト:https://fmbird.jp/dj/fumika_hideshima/
★公式ブログ:https://hideshima.blog.ss-blog.jp/

 

なぜか聴きたくなる人の話し方
秀島 史香 (著)

「声が笑顔なんですよね、秀島史香さん。もうホントに笑ってる」(漫画家・浦沢直樹氏)。

初めての著書『いい空気を一瞬でつくる――誰とでも会話がはずむ42の法則』がロングセラーとなっている、25年間一線で活躍し続ける人気DJによる、満を持しての2冊目は、相手が思わず耳を傾けてしまう、魅力的な話し方のコツ。
“耳だけ”で楽しめるように試行錯誤してきた、ラジオ制作の現場ならではの“伝える工夫”は、日常のコミュニケーションにも役立つヒントにあふれています。そんな、ラジオDJ、ラジオ現場の“秘伝のレシピ”を、あますところなく盛り込んだ一冊です。
たとえば、「励ましは『~しないでね』ではなく、『Do』&『Be』で」「優雅さは”フリ”から始めればいい」「照れくさい言葉は、“小さな独り言”を使う」「相手にも、場にもなじむ、声の着替え」「簡単にできる“My新語”で表現の幅を広げる」など、緊張しやすい性格の秀島さんだからこそ編み出せたコツを、ラジオ現場のエピソードなどをまじえて、軽快な文章で綴った、一瞬で心の距離が縮まる、そして、毎日が楽しくなる「会話のレシピ集」です。

 


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