『実家じまい終わらせました! ――大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方』実家じまいで大赤字を出した松本明子さんが、これから実家じまいをする人のために専門家に聞く!
松本明子さん著『実家じまい終わらせました! ――大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方』が祥伝社より刊行されました。
実家じまいに必要な情報がやさしくわかる入門書!
本書では、空き家となった実家の維持費に約1800万円をかけて大赤字を出してしまった松本明子さんが自身の体験談を語りつつ、
「どうすればよかったのか?」
「これから実家じまいをする人はどうすればいいのか?」
…を【空き家】【家財整理】【墓じまい】の専門家に質問し、やさしく教えてもらいます。
少子高齢化が加速してこれから益々故郷の実家が空き家になるケースが増えていく中で、実家じまいで後悔をしないために、知っておくべきこと&やるべきことが、初歩からわかる一冊です。
日本の住宅の約7戸に1戸は空き家! 実家の空き家化待ったなし!
日本の空き家は1983年の調査(総務省「平成30年 住宅・土地統計調査」)では、約330万戸で、総住宅数に占める比率(空き家率)は8.6%でした。
それが2018年の調査では約849万戸まで増加し、空き家率も13.6%と、実に日本の住宅の約7戸に1戸を占めるようになっています。この35年で空き家は約2.5倍に増えたのです。
2038年には空き家率が30%を超えるという予測もあります(野村総合研究所「2040年の住宅市場と課題」)。もしそうなれば約3戸に1戸が空き家になるのです。
著者プロフィール
著者の松本明子(まつもと・あきこ)さんは、1966年生まれ。香川県出身。1982年に日本テレビ「スター誕生!」チャンピオン大会に合格したことがきっかけで、翌年、歌手デビュー。その後、元祖バラドルとして人気バラエティー番組「DAISUKI!」「進め! 電波少年」(日本テレビ系)などに出演し、明るく親しみやすいキャラクターで人気を確立する。現在は、バラエティー番組の他、ドラマ、映画、舞台と幅広く活動中。
こうした活躍の裏で、25年にわたり累計約1800万円を費やして高松市にある空き家となった実家を維持する日々を送っていたが、放置された空き家の危険性や物だらけの実家の問題などを取り上げたテレビ番組に出演する中で、実家じまいを決意。2018年に実家の売却と2トントラックで10回分の遺品整理を行なった。近年は、自身のしくじり経験をもとに、実家じまいの重要性をメディアで発信している。
今回の本に協力した専門家のみなさん
【空き家になった実家の処分】NPO法人 空家・空地管理センター代表理事:上田真一さん
1984年生まれ。米オハイオ州立大学卒業後、ベトナムで不動産事業に従事、帰国後、リクルートを経て家業である不動産企業の北斗不動産グループに入社し、事業用不動産売買や賃貸不動産の開発などに従事。事業を進める中で、行政より相談の多い空き家問題に着目し、2013年NPO法人空家・空地管理センターを設立。全国で空き家等の適正管理や利活用に取り組んでいる。東村山市空家等対策協議会副会長など複数の自治体で空き家対策に関する協議会委員も務める。
著書に『あなたの空き家問題』(日本経済新聞出版社)がある。
【大量に残された家財の整理】株式会社ワンズライフ:上野貴子さん
株式会社ワンズライフ 代表取締役/遺品整理士/遺品査定士/一般社団法人終活カウンセラー協会 認定終活講師。
1980年代にソニー株式会社、株式会社マイクロソフトに勤務。2015年に遺品整理専門会社ワンズライフを立ち上げる。超少子高齢社会の遺品整理の不便さと不安を解消し、遺族が新しい生活に向かえるよう心に寄り添うきめ細やかなサービスを身上としている。遺品整理・生前整理を終活の一つとして社会に広く認知する活動や行政との協力に積極的な取り組みが評価され、家財整理のプロとしてテレビ東京系列「ガイアの夜明け」や日本経済新聞をはじめテレビ、新聞、書籍、雑誌等、多くのメディアに取り上げられている。
【地方にある先祖の墓じまい】明石行政書士事務所代表:明石久美さん
明石行政書士事務所 代表/明石シニアコンサルティング 代表/相続・終活コンサルタント/行政書士/ファイナンシャル・プランナー(CFPR/1級)等。
相続専門の行政書士として、おひとりさま対策、遺言書作成、家族信託契約書作成、親亡き後の対策、相続手続きなどを主に行ない、講師歴は17年を数える。また、親族が葬祭業で供養業界にも詳しいことから、終活が話題になる前から生前や死後の対策も含めたセミナーや研修を全国で行ない、NHK 総合「あさイチ」などテレビやラジオに出演のほか、雑誌監修、新聞のコラム執筆などメディアでも幅広く活躍している。
著書は『読んで使えるあなたのエンディングノート』(水王舎)など多数。
実家じまい終わらせました! ――大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方 松本 明子 (著) 実家じまいで大赤字を出した松本明子さんが、3人の専門家に聞いた――! 両親が数十年前に建てた念願のマイホーム。 とはいえ、日々忙しい中で、頭の片隅に実家の後始末への心配はあっても、現実の対処は先延ばしになってしまっている……という方も多いでしょう。 しかし、そうして先延ばしにした結果、タレントの松本明子さんは、 では、少子高齢化で空き家となる実家がますます増える中で、これから実家じまいに取り組む方は、どうしたらよいのか――? 実家じまい体験者の松本明子さんが、 少しとっつきにくいテーマですが、これから避けては通れないことばかり……。 |
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