『キャッチ・アンド・キル』#MeToo運動は、この一冊から始まった──。
ピューリッツァー賞受賞作家ローナン・ファローさんによる全米ベストセラー『キャッチ・アンド・キル』(訳:関美和さん)が文藝春秋より刊行されました。
ハリウッドの性的虐待をスクープし、ピューリッツァー賞受賞! タイム誌、ワシントンポスト紙ほか年間ベストブック選出の全米ベストセラー!
著者は、長年タブーとされてきたハリウッドにおける性的虐待の実態をスクープし、ピューリッツァー賞を受賞。この報道を書籍化した本書は、タイム誌、ワシントンポスト紙、フォーチュン誌の年間ベストブックに選出。#MeToo運動の端緒となったノンフィクション史上に残る傑作として、続々と賛辞が寄せられています。
◆「歴史に残る一冊になることだろう」(エッセイスト・洋書レビュアー 渡辺由佳里さん)
◆「爆発的で強力なジャーナリズム」(ピューリッツァー賞受賞評)
本書には、大勢の証言者が実名で登場します。
「名乗り出た女性の信用をズダズタにする。女性たちを貶めて、追い詰める。犠牲者を略奪者に仕立てあげるのよ」(ロザンナ・アークエット/女優)
「体と心を切り離したわ。顔に笑いを貼り付けてね」(ローズ・マッゴーワン/女優)
「彼(ハーヴェイ・ワインスタイン)は怖い人たちとつながってるの。人を傷つけかねないわ」(ミラ・ソルヴィーノ/女優)
その他にヒラリー・クリントン、メリル・ストリープと著者のやりとりも収録。
著者は「辛く重要な真実を世の中に出すため、大きなリスクを背負ってくれた女性たちには感謝してもしきれない」と述べています。
<あらすじ>
ハリウッド大御所プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの性的虐待疑惑を追いかける著者ローナン・ファロー。勇気ある女性たちの証言を得た調査の先に浮かび上がってきたのは、メディア界・政界・司法界による“悪の三位一体”構造だった。巨大な闇に触れてしまった著者はスパイ組織に狙われる。やがては各界トップのクビが飛び、大統領をも巻き込む事態に。彼らの常套手段である「キャッチ・アンド・キル」についても本書で明かされる。
著者プロフィール
著者のローナン・ファローさんは、1987年生まれ。映画監督ウディ・アレンさんと女優ミア・ファローさんの息子。米国では天才セレブ二世として有名。15歳で大学卒業、21歳でイェール大学ロースクールを修了し弁護士資格を取得。ローズ奨学生としてオックスフォード大学へ進み博士号取得。国務省スタッフ、ヒラリー・クリントン国務長官顧問(当時)などを経てジャーナリズムの世界へ。ニュース放送局MSNBCの番組アンカーを務めた。
ニューヨーカー誌に発表した本スクープ記事により弱冠30歳でピューリッツァー賞を受賞。
キャッチ・アンド・キル ローナン・ファロー (著), 関 美和 (翻訳) #MeToo運動は、この一冊から始まった──。 長年タブーだったハリウッドの性的虐待をスクープし、ピューリッツァー賞受賞。 |
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