『猫にいいこと大全』すべては愛する猫のため!猫を幸せにする200項目で生活の質がグンとアップ!
主婦の友社は、『猫にいいこと大全』(監修:茂木千恵さん・荒川真希さん/イラスト:深尾竜騎さん)を刊行しました。
飼い主ができる、ちょっとした“猫にいいこと”が満載
かしこくて繊細な動物・猫。彼らは日々のちょっとした変化にも気づき、思わぬことにストレスを感じたり、好奇心をそそられたりもします。飼い主さんにも興味津々で、よく様子を見ています。
そんな猫たちの生活の満足度を上げるため、飼い主さんができる簡単なことはいろいろあります。本書に掲載されている内容の中から、意外に知られていない「猫にいいこと」3つを紹介します。
猫の生活の満足度を上げるヒント3
◆猫に達成感を持たせて遊び終える
猫は遊んでいるとき「ドーパミン」という脳内ホルモンが出た状態になります。
ドーパミンは何かを追い求める意欲やワクワクする気持ちを引き起こす物質で、野生では狩りの最中に分泌されます。ドーパミンが出たままで遊びを終えてしまうと、もっと遊びたくて、いたずらなどの問題行動につながりかねません。
遊びの最後には、獲物代わりとなっているおもちゃを捕まえさせてあげましょう。「つかまえた!」「やった!」という達成感で、幸福感に作用するホルモン「エンドルフィン」が出て、猫は満足して遊び終えることができます。
◆食事場所は壁を背にしたほうがいい
多くの家庭でやりがちですが、食器を壁の前に置くのはおすすめしません。食事中に無防備な背中を相手に見せる体勢になるので、実は猫はあまり好みません。
壁を背にする位置か、なるべく部屋が見渡せる場所に、食器を置いてあげるといいでしょう。
◆窓の外は見せなくてもいい
室内飼いの猫は外を見たいだろうと、窓辺にスペースを空けたり、外が見やすい位置にキャットタワーを設置したりする飼い主さんは多いでしょう。
ただ、猫によっては、外からの視覚の刺激がストレスになる場合もあります。窓から見える野良猫になわばりに侵入された気分になって攻撃したいと思ったり、鳥を捕まえたいと思っても、手を出せないことに葛藤を感じてしまう猫も。そんな様子が見られたら、カーテンを閉めて視覚刺激を遮断してあげましょう。
猫の生活の質をグンと上げる本
こんなふうに、ちょっとしたことで猫の生活の満足度はアップします。
『猫にいいこと大全』では、猫のすこやかな心身のために、また、愛される飼い主さんになるために実践したいことを、体、心、暮らし、コミュニケーションの4分野からまとめています。
最新の動物行動学にもとづき、猫がのびのびと暮らせるための必読項目をぎゅっと詰め込んだ一冊です。
監修者プロフィール
■茂木千恵(もぎ・ちえ)さん
ヤマザキ動物看護大学(動物臨床行動学研究室)准教授。獣医師、博士(獣医学)。日本動物看護学会、日本獣医動物行動研究会所属。
大学での教育活動のほか、猫や犬の問題行動の治療カウンセリング、問題行動予防のための調査研究などを行っている。
■荒川真希(あらかわ・まき)さん
ヤマザキ動物看護大学(動物臨床栄養教育学研究室)助教。認定動物看護師、修士(獣医保健看護学)、ペット栄養管理士、日本動物看護学会常務理事。日本ペット栄養学会所属。CATvocate 取得。
猫の泌尿器疾患予防を栄養学的側面から研究し、動物看護学の実践的教育を行っている。
猫にいいこと大全 茂木千恵 (監修), 荒川真希 (監修) 猫のすこやかな心身のために&愛される飼い主になるために実践したい200項目。最新の動物行動学に基づいた情報ぎっしりの1冊 かしこくて繊細な動物・猫。彼らは日々のちょっとした変化にも気づき、思わぬことにストレスを感じたり、好奇心をそそられたりもします。飼い主さんにも興味津々で、よく様子を見ています。 そんな猫のすこやかな心身のために、また、愛される飼い主さんになるために実践したいことを、体、心、暮らし、コミュニケーションの4分野からまとめました。最新の動物行動学にもとづき、猫がのびのびと暮らせるための必読項目をぎゅっと詰め込んだ1冊です。 ・猫には“5つの自由”が必要 ・猫も体内時計リセットが大切 ・食事場所は壁を背にしたほうがいい ・意外に知らない猫に必要な水の量(ml) ・トラウマ回避にはすぐ記憶の上書きを ・猫の気持ちは「理解する」より「寄り添う」 ・窓の外は見せなくてもいい ・猫立ち入り禁止の部屋を作っておく ・かしこい猫にする7つの方法 ・猫にグチを聞いてもらったら「ありがとう」を ・成長にプラスになるストレスもある ・初対面の猫の首から下はさわらない ・猫は譲り合う習性がある ・猫に達成感を持たせて遊び終える ・遊びに誘うのは朝か夕方がいい ・蛍光灯やLEDライトがストレスにも ・漢方、鍼灸、ツボ押しも猫に有効 ・食事場所と水飲み場を離してほしい猫もいる ・「社会化」で落ち着いた猫に ・猫に罪悪感はない ……などなど |
◆『週刊朝日』5月20日号 「Sexy Zone」佐藤勝利さんが表紙に登場! | 本のページ
◆『人間は、いちばん変な動物である』動物行動学から見ると、人間はこんなにもおかしな生き物だ! | 本のページ
◆『幸せになりたければねこと暮らしなさい』保護ねこたちとの生活で気づいた大切なこととは? | 本のページ
◆『人、イヌと暮らす』イヌのそもそもの起源は?――進化生物学者・長谷川眞理子さん「科学」×「愛犬」エッセイ | 本のページ