『脱!残念な考え方』「偽」の情報に惑わされないためには「ロジカルシンキング」が必要!?
幸本陽平さん著『脱!残念な考え方』が、自由国民社より刊行されました。
コロナ禍のフェイクニュースもきちんと見分けられるようになる!
仕事の効率を高め、成果を出すために必要な「ロジカルシンキング」。ビジネスの必須スキルですが「わかったつもりでいるけど実践できているか不安」という方も多いのではないでしょうか。
さらに「ロジカルシンキング」は昨今のフェイクニュースや陰謀論に騙されないよう、自分自身できちんと考え、正しく判断するためのスキルでもあります。
本書では、架空の化粧品会社を舞台に「やってはいけない残念な考え方(=非ロジカルな考え方)」を15パターン紹介。「なぜその考え方がNGなのか」を知ることで、ロジカルシンキングが身につきます。
「売上前年比+13%――増加を喜ぶべき?」「テレビCMで売れた――因果関係は正しい?」「8割以上が満足――信頼できない理由とは?」ほか……。ビジネスシーンでよくあるシチュエーションに沿って解説されているので、より実践的に学べます。
ロジカルな考え方のポイントは「つながっているか」「深く考えているか」「広く考えているか」を意識して物事を捉えること。きちんと思考できるようになれば、「もっともらしい話」に惑わされることなく、より効果的に成果を出せるようになります。
本書の構成
序章 ロジカルであるための三つの条件
第1章 残念な考え方 つながっていない
・残念な考え方1 反対向きにつなげてしまう
-「CMの力だけで売れた」は本当か?
・残念な考え方2 良い結果だけ期待してしまう
-「色鉛筆は色数が多いと売れた。だから口紅も色数が多いと売れるはずだ」は成り立つか?
・残念な考え方3 誤った原因に飛びついてしまう
-「前年比13%UP」はすごいのか?
・残念な考え方4 弱い原因を唯一と決めつけてしまう
-「8割以上の人が『満足』している」の落とし穴
・残念な考え方5 目的につながらない行動をとってしまう
-「新生活キャンペーン」はなぜ行うのか?
第2章 残念な考え方 深く考えていない
・残念な考え方6 抽象的な言葉を使ってしまう
-「(1)数字を使う、(2)カタカナ語に頼りすぎない、(3)中学生でもわかる言葉を使う」で解決
・残念な考え方7 意識の問題にしてしまう
-「再度、教育を徹底します」では解決にならない
・残念な考え方8 わずかな経験を重視しすぎてしまう
-「インスタグラム」で取り上げられたら何でも売れるのか?
・残念な考え方9 一般論や多数派に流されてしまう
-「限定品」や「カフェ」で本当に売れるのか?
・残念な考え方10 現実と願望を混同してしまう
-「思っています」から脱却しよう
第3章 残念な考え方 広く考えていない
・残念な考え方11 思考に抜け漏れや重複が発生してしまう
-「アンケートの選択肢」の作り方に注意
・残念な考え方12 一部のデータだけ見てしまう
-「5人もウチのブランドの紙袋を持っている女性を見かけた」は、売上が上がるシグナルか?
・残念な考え方13 比較対象が無く単独で見てしまう
-「人気急上昇の若手女優を起用」だけでは、説得力がない
・残念な考え方14 合計や平均が正しいと思い込んでしまう
-「意見をまとめる」とは何をすればいいのか?
・残念な考え方15 思考を止めてしまう
-流行したのは仕掛け人がいたから?
終章 ロジカル思考をどう生かすか
著者プロフィール
著者の幸本陽平(こうもと・ようへい)さんは、新潟県生まれ。一橋大学卒業。株式会社東風社代表取締役、中小企業診断士。
大学卒業後、株式会社日本ロレアル入社。高級化粧品ブランドのメンバーシッププログラムの運営や業界初と言われるオンラインショッピング導入など、マーケティングを担当。日系化粧品会社に転職後は、経営企画や新規ブランド開発、海外進出や海外ブランドの日本導入などに携わる。
2010年、幸本陽平事務所(現・東風社)を広島に設立。マーケティングや営業、組織運営などのコンサルティングを提供している。クライアントは一部上場企業から地場の中小企業まで幅広い。研修・セミナー講師として、ロジカルシンキングやプレゼンテーションなどの講座も担当している。
脱! 残念な考え方 幸本 陽平 (著) ロジカルシンキングで挫折したことがある人に。 キーワードは「つながりを考える」、「深く考える」、「広く考える」です。 |
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