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『マンガ生涯投資家』お金儲けして何が悪いんですか?――「物言う株主」村上世彰さんの半生記をコミカライズ

『マンガ生涯投資家』(原作:村上世彰さん/マンガ:西アズナブルさん)

『マンガ生涯投資家』(原作:村上世彰さん/マンガ:西アズナブルさん)

文藝春秋コミック編集部は、『マンガ生涯投資家』(原作:村上世彰さん/マンガ:西アズナブルさん)を刊行しました。

 

村上世彰さんの自伝を西アズナブルさんがコミカライズ!

村上ファンドを率いて経済界に旋風を巻き起こし、「物言う株主」と呼ばれた村上世彰さん。

ニッポン放送株をめぐるインサイダー取引容疑で逮捕された後、表舞台から姿を消した村上さんですが、約10年の沈黙の後、シンガポール在住の個人投資家として株取引の世界に復帰します。

投資家である父の影響を受け、小学生の頃から株取引を始めた村上さん。通産省の役人を辞め、なぜ投資の世界に飛び込んだのか? 日本で初めて敵対的TOB(株式公開買い付け)やプロキシーファイト(委任状争奪戦)を仕掛けた意図とは? 東京スタイル、ニッポン放送、阪神電鉄などの投資において、一体何があったのか?

村上世彰さんの投資家としての軌跡と投資哲学が、漫画を通じて明かされます。作画を担当したのは、ホリエモン漫画で人気の西アズナブルさん。累計13万部突破のベストセラー半生記を完全コミカライズしました。

本書では、アクティビストとして一世を風靡した村上ファンドの内実を赤裸々に描写。オリックスの宮内義彦さん、ライブドアの堀江貴文さん、フジテレビの日枝久さん、阪神タイガースの星野仙一さんなど、当時村上さんと関わりのあった人々がどのように描かれるかも、楽しみの一つです。

物語と並行して、現在の村上世彰さんが中高生を相手に金銭教育を講義するという体裁で、経済や株取引の仕組みを分かりやすく解説。

「お金は寂しがり屋、一カ所に集まってくる」「“安く仕入れて高く売る”のが商売の基本」「お金は経済の血液、循環しなければ意味がない」「株は上がり始めたら買え、下がり始めたら売れ」等々、お金儲けのプロ中のプロである村上さんが伝授する、実践的な投資哲学が満載です。

 

著者コメント

 
■村上世彰さんのコメント

原作の『生涯投資家』は、若い方を中心に「難しくて途中であきらめた」というコメントもいただきました。今回のコミカライズによって、より多くの若い方に読んでいただき、お金や株式市場の在り方について、それぞれに考えていただくきっかけになったらとても嬉しく思います。

 
■西アズナブルさんのコメント

マンガの主人公「物言う株主」村上世彰氏というキャラクターを軸に、時代の転換点にいた登場人物たちの人生を追体験してもらえたら幸いです。原作を読まれた方も、マンガ版と読み比べて楽しんでいただけたら!

 

著者プロフィール

 
■村上世彰(むらかみ・よしあき)さん

1959年大阪府生まれ。投資家。1983年から通産省などにおいて16年強、国家公務員として勤める。1999年から2006年までファンドを運営。現在シンガポール在住。全国の小・中学校、高校などで「お金の授業」を行うなど、子どもたちへの金融教育に力を入れている。

著書に『生涯投資家』、『いま君に伝えたいお金の話』、『世界で一番カンタンな投資とお金の話』(西原理恵子との共著)、『村上世彰、高校生に投資を教える。』がある。

 
■西アズナブル(にし・あずなぶる)さん

1976年福井県生まれ。漫画家・イラストレーター。青年漫画誌、男性誌、マネー雑誌などで活躍。

著書に『マンガ株投資入門』、『日本の「老後」が崩壊する日』、『刑務所いたけど何か質問ある?』(原作:堀江貴文さん)などがある。独特のタッチで描く似顔絵も人気。

 

マンガ 生涯投資家
西 アズナブル 村上 世彰 (著)

「物言う株主」として平成の日本経済に旋風を巻き起こした村上世彰。その波瀾万丈の半生と投資理念を綴ったベストセラー自伝を、ホリエモンこと堀江貴文氏の獄中記で知られる漫画家・西アズナブルが完全コミカライズ!

■原作

生涯投資家 (文春文庫)
村上 世彰 (著)

「お金儲けは悪いことですか?」
2006年6月、ライブドア事件に絡みインサイダー取引を行った容疑で東京地検に逮捕され、のちに執行猶予つき有罪判決を受けた村上ファンドの村上世彰氏。逮捕間際に言ったその言葉が印象的だった。以後、表舞台から姿を消したが近年株式取引の世界に復帰。その動向が注目されている。
本書は、その村上氏の初の著書であり、半生記であり、投資理念の解説書でもある。
灘高―東大法―通産省を歩んだエリートがなぜ投資の世界に飛び込み、いったい何をしたのか。事件となったニッポン放送株買い占めにおいて、いったい何があったのか。彼の投資哲学、日本企業への見方はどうなのか。今後何をしようとしているのか。
嫌われ者を自認する村上氏が、その実像と思いを自らペンをとって書き上げた話題作。

解説・池上彰

 


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