『幕末 桜田門外の変』 司馬遼太郎さんの作品を初コミック化
文藝春秋・電子書籍編集部では、電子書籍オリジナル『幕末 桜田門外の変』(原作・司馬遼太郎さん、作画・森秀樹さん)を8月9日より発売しました。
『幕末 桜田門外の変』を森秀樹さんがコミック化
『幕末 桜田門外の変』のコミック連載は、『週刊文春』2017年5月4・11日号から開始され、現在も連載中です。8月9日発売の『週刊文春』夏の特大号には第十五話が大増16ページで掲載されています。
電子書籍『幕末 桜田門外の変』は、第一話から第十四話までを収録したオリジナルコンテンツです。
『竜馬がゆく』『坂の上の雲』など、多くのベストセラー小説やこの国と日本人を思索したエッセイ、評論を残し、日本社会に多大な影響を残した司馬遼太郎さんですが、作品のコミック化は今回の『幕末 桜田門外の変』が初めてとなります。
原作となったのは、短編集『幕末』(文春文庫)に収録された「桜田門外の変」、司馬さんが自ら「明治維新を肯定するとすれば、それはこの桜田門外からはじまる」と記した暗殺劇がドラマチックに語られていきます。
作画を担当しているのは『墨攻』(原作・酒見賢一さん)や『戦国自衛隊』(原作・半村良さん)で、名作小説にコミック化で新たな息吹を吹き込んできた森秀樹さん。精緻な画風で、動乱の時代を駆け抜けた志士たちの姿が活き活きと描かれます。
巻末には、司馬ファンである半藤一利さん、諸田玲子さん、関川夏央さんのコミック版『幕末』への期待を綴ったエッセイも収録していますま。
森秀樹さん コメント
「私は司馬作品を入り口として歴史が好きになりました。
そして先生の文章で日本語が好きになりました。
今にして思えば、いつか先生の文章のような絵をかきたいと念じていた気がします」
※司馬遼太郎さんの「遼」は正しくは、「にてんしんにょう」になります。
国民的作家・司馬遼太郎作品がついに初漫画化!
ファン待望の第一弾は短編集『幕末』から「桜田門外の変」。司馬氏が自ら「明治維新を肯定するとすれば、それはこの桜田門外からはじまる」と記した重要な暗殺劇である。
作画は『墨攻』や『新・子連れ狼』などの人気作の作画も担当してきた漫画家の森秀樹氏。圧政をしく幕府の大老・井伊直弼の襲撃はどのように行われたのか。暗殺に加わった薩摩藩士・有村治左衛門を軸に、幕末狂乱の時代が鮮やかに描かれる!
「週刊文春」に連載された第一話~第十四話を収録した電子書籍オリジナル。