『日本は小国になるが、それは絶望ではない』小国になることは、日本再生のチャンスである――気鋭の経済評論家が新しい日本の国家像を開陳!
加谷珪一さん著『日本は小国になるが、それは絶望ではない』が、KADOKAWAより刊行されました。
コロナ後でも、日本はもっと豊かになれる
少子高齢化が進む日本は、近い将来、必ず「小国」になります。
「小国」と聞くと、ネガティブなイメージを持つかもしれません。しかし、世界には豊かな社会を実現している小国がいくつもあります。
日本人は、日本を大国と信じ、これからも大国であり続けると思い込んでいます。この思い込みからの解放が、コロナ後の日本を豊かにするスタートとなるのです。
世界の豊かな小国に学び、日本はどう生きるべきか――。テレビ出演多数の経済評論家が、新しい日本の国家像を開陳します。
本書の構成
第1章 日本は長期縮小フェーズに入った
人口減少のインパクトについて解説。「毎年100万人都市がひとつ消える」「もはや輸出で生きるのは無理」などショッキングな事実が明らかに。
第2章 戦後日本の本当の姿
高度経済成長は、偶然の産物!? 日本は「経済大国」になったことはない!? 日本人も気づいていない、戦後日本の真実。
第3章 小国が豊かになる方法
スウェーデン、シンガポール、オーストラリアなど、世界の「豊かな小国」を例に、小国が豊かになる3つのパターンを解説。
第4章 消費で経済を回す仕組み
日本がとるべき「消費立国」は何が必要なのか。これまでの産業構造からの脱却を提案する。
第5章 コロナ危機は小国シフトを加速させる
コロナは日本だけでなく世界の構造をも変え、日本の小国化を促進する。すでに萌芽がみられる、コロナがもたらす日本社会の変化とは?
第6章 小国として生きていくために
戦後最大の転換期を迎えた日本には、何が必要なのか? 「豊かな小国」になるための処方箋を提示する。
著者プロフィール
著者の加谷珪一(かや・けいいち)さんは、仙台市生まれ。経済評論家。
「ニューズウィーク」「現代ビジネス」など多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオなどで解説者やコメンテーターなどを務める。
主な著書に『貧乏国ニッポン』(幻冬舎)、『感じる経済学』(SBクリエイティブ)、『ポスト新産業革命』(CCCメディアハウス)、『戦争と経済の本質』(総合法令出版)などがある。
★公式サイト:http://k-kaya.com/
日本は小国になるが、それは絶望ではない 加谷珪一 (著) 小国になることは、日本再生のチャンスである 国際競争力の低下と少子高齢化により、確実に経済が縮小していく日本。 しかし、数々の統計や国際ランキングは、今後、日本が大国としての地位を保つことはできないことを冷徹に示しています。 間違いなく、日本は小国になります。 無理に大国であろうとするより、小国になることをポジティブに受け入れれば、日本も豊かな社会を築くことができるのです。 戦後最大の転換期を迎えた日本の新しい国家像を、気鋭の経済評論家が開陳します。 |