『コロナ危機を生き残る飲食店の秘密』牛丼屋の看板はなぜオレンジ色なのか？チェーン店デザイン日本一の設計士が教える「ダサカッコイイ」の法則

2020年10月14日 06:41 ビジネス

大西良典さん著『コロナ危機を生き残る飲食店の秘密　～チェーン店デザイン日本一の設計士が教える「ダサカッコイイ」の法則～』

大西良典さん著『コロナ危機を生き残る飲食店の秘密　～チェーン店デザイン日本一の設計士が教える「ダサカッコイイ」の法則～』が、扶桑社より刊行されました。

コロナ禍で黒字を出す店の理由とは？　牛丼屋の看板はなぜオレンジ色なのか？　集客につながるデザインのヒントが本書にあります。

コロナ禍を生き残る店舗デザインのカギは「ダサカッコイイ」　”黒い吉野家”を手がけて話題の設計士が教える、繁盛店の秘密とは

吉野家・河村泰貴社長（株式会社吉野家ホールディングス）
「ダサカッコイイは褒め言葉です」

かつや・臼井健一郎社長（アークランドサービスホールディングス株式会社）
「飲食店以外の方にも使える一冊です」

インダストリアルデザインの要素を取り入れた吉野家の店舗（本書P.14）

本書では、チェーン店のデザイン数日本一の著者・大西良典さんが、店舗設計の膨大な実証データに基づいて導き出した、集客率・回転率・競争力・収益性を上げて繁盛店を生み出すデザインの秘密を公開しています。

著者が標榜する“デザイン”は、「ダサカッコイイ」デザイン。

ダサカッコイイとは、単に見た目のカッコよさだけでなく、マーケティングや機能性、コストパフォーマンスまで考慮した多角的なデザインのことです。

アフターコロナの時代は、クールでカッコイイだけの店が生き残ることは困難です。

◎お持ち帰りを1秒でアピる3つのアイテム
◎なんとなく入りたくなる店の秘密は？
◎「居心地がいい」店を作るなら「居心地が悪い」店に行こう
◎お客さまの「会話」によって空間デザインは変わる
◎なぜ「すき家」の入り口に時計台があるのか?
◎オンがオフに切り替わる「脱力の瞬間」をつかむ
◎非常識を常識に変えた中国「ローソン」の快進撃
◎「かつや」はカッコイイを追求しなかったから成功した
◎「チラ見せ」萌え効果の活用術
◎美味しい店に欠かせない色彩の法則

……などなど、この飲食店サバイバル時代に、お客さんもスタッフも経営者も、三者が満足する繁盛店を作るデザインのノウハウを伝授します。

幅広い業態のビジネスパーソンにとって、ヒントとなるノウハウが満載！

香港の繁華街に出店した「味千ラーメン」は近未来的なデザインに（本書P.11-12）

＜著者コメント＞

「これまで私に店舗デザインをご依頼いただいた多くの飲食店チェーン関係者ならびに個人事業主の皆さま、本当にお世話になりました。感謝の念に堪えません。コロナ禍で店舗経営が混迷を極めるいま、今度は私自身が皆さまのお役に立てればと、膨大な経験で培ったノウハウとアイデアを一冊にまとめました。飲食店以外にもさまざまな業態でビジネスをされている皆さまに、少しでも参考になれば幸いです」

著者プロフィール

著者の大西良典（おおにし・よしのり）さんは、1978年、兵庫県神戸市生まれ。外食チェーン店のデザイン数、日本一を誇る「職人出身の建築デザイナー」。OLLDESIGN株式会社代表取締役。

小学2年生のときに設計士になることを決意。兵庫県立尼崎工業高校建築科に入学。高校在学中、3年間の建築現場職人を経験。高校卒業後に神戸の三大ゼネコンに入社し、21歳で建築士になる。24歳で「なか卯」の店舗システム部にヘッドハンティングされ、27歳で「すき家」をはじめとする各種外食チェーンを運営する「ゼンショー」のグループ会社に出向。2010年に独立し、OLL DESIGN株式会社を兵庫県芦屋市に設立。

現在、9人の建築デザイナーを擁し、東京と中国・上海に支社を設立、国内外で店舗デザインを展開する。近年では、中国の大手コンビニチェーンやタイ、マレーシアなどのASEAN地域のほか、南米、ヨーロッパ、ドバイなど世界各国で多数のプロジェクトが進行中。毎年春には芦屋市周辺から中学生を受け入れ「社会体験プログラム」を実施。インターン生を受け入れ、建築設計分野への就職を目指す大学・専門学校生の教育支援にも力を入れている。

【デザインを担当した有名外食チェーン店】
なか卯／すき家／吉野家／かつや／すた丼／ココス／ビッグボーイ／デンバープレミアム／牛カツ京都勝牛／千房／モスバーガー／フレッシュネスバーガー／サーティワンアイスクリーム／英國屋／まこと屋／味千ラーメン／ローソン／すかいらーくグループ／サトフードサービスグループ/ゼンショクグループ　ほか多数