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『福沢諭吉と渋沢栄一』時代をつくった新旧1万円札“顔”の生涯を徹底比較!

城島明彦さん著『福沢諭吉と渋沢栄一 学問と実業、対極の二人がリードした新しい日本』

城島明彦さん著『福沢諭吉と渋沢栄一 学問と実業、対極の二人がリードした新しい日本』

城島明彦さん著『福沢諭吉と渋沢栄一 学問と実業、対極の二人がリードした新しい日本』が、青春出版社より刊行されました。

 

新1万円札、2021年大河ドラマも決定!話題の渋沢栄一と対照的な福沢諭吉

2024年からの1万円札の新顔として話題となった渋沢栄一。さらに、2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主人公に選ばれるなど、いま脚光を浴びている人物です。

 
そんな渋沢栄一と 旧1万円札の“顔”福沢諭吉は、ともに日本近代化の先駆者という共通点があります。渋沢栄一は実業界、福沢諭吉は教育界というそれぞれの立場で、民間の日本近代化に大きく貢献しました。

 
しかし、その考え方・やり方は正反対。たとえば、西洋文明の移入を日本近代化の道と考えていた福沢にとって、それまでの日本人の精神的支柱であった「論語」は近代化の障害と考えていました。

一方、渋沢は「論語」を経営のバイブルとすべきだという考え。この相違には、武士出身(福沢)と農民出身(渋沢)という身分の違いも大きく影響しています。

 
本書は、時代をつくった二人の生涯を比較対照しながら、ひも解いていく渾身のノンフィクションです。とことん違う道を歩みつつ新しい時代を切り拓いてきた二人ですが、その生き方・学び方は、常に変化し続ける現代を生きていくための“ヒント”になるはずです。

 

著者プロフィール

著者の城島明彦(じょうじま・あきひこ)さんは、1946年三重県生まれ。70年早稲田大学政治経済学部卒業。作家。

東宝、ソニーを経て、「けさらんぱさらん」で第62回オール讀物新人賞を受賞し、作家デビュー。以降、幅広いテーマでノンフィクション、小説を執筆。

おもな著書に『武士の家訓』『ソニー燃ゆ』『世界の名家と大富豪』、現代語訳に『五輪書』『吉田松陰「留魂録」』『石田梅岩「都鄙問答」』『中江藤樹「翁問答」』などがある。

 

福沢諭吉と渋沢栄一 (青春新書インテリジェンス)
城島 明彦 (著)

明治日本の近代化に多大な貢献をした双璧・福沢諭吉と渋沢栄一。反・論語と親・論語、武士出身と農民出身、教育界と実業界…とことん違う2人の生涯を比較対照しながら、新しい時代を切り拓く“学びのヒント”を浮かび上がらせる渾身の一冊。

 


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