『山縣亮太 100メートル9秒台への挑戦』 挫折を乗り越え、再び“9秒台”の栄光に挑む「2人」の物語
学研プラスより、学研スポーツブックス『山縣亮太 100メートル9秒台への挑戦』(仲田健さん・著)が発売されました。
9秒台目前にまで迫ったレベルアップの真実
本書『山縣亮太 100メートル9秒台への挑戦』は、日本人の悲願である、陸上100メートル9秒台を達成しようと奮闘する山縣亮太選手の取り組みを綴った一冊です。
山縣選手の協力の下、著者であるトレーナー・仲田健さんの目線で、山縣選手のこの2年間を追っています。
怪我がちで低迷していた山縣選手と、仲田トレーナーが出会ったのは2015年の秋になります。そこからトレーニングやコンディション調整に対して、二人三脚で新しい取り組みを始め、2016年のリオ・オリンピック前に見事に復活。オリンピック本大会でも活躍し、男子4×100メートルリレーでは銀メダルを獲得するに至りました。
そして2017年もさらにパワーアップして、100メートル9秒台が現実味を帯びてきたところでしたが、思わぬケガから戦列を離れることになってしまいます。レベルアップしたライバルたちが活躍し緊張感の走る中、それでも最大限の調整を続け、大注目の一戦、日本選手権に山縣選手は臨んだのです。
トップアスリートの厳しい世界がわかる貴重なエピソード満載
わずか10秒という時間をさらに切ろうという、一瞬の勝負の世界で生きる選手は、どんな生活を送り、どんなトレーニングを行い、どんなことを考えて競技に臨んでいるのか? そんなトップアスリートの世界を垣間見ることができます。本書では山縣選手が実際に行っているトレーニングの一部も紹介しています。
そして、それまで特定のトレーナーをつけずにやってきた山縣選手が、仲田健さんと出会ってからどんな化学反応が起き、どんな取り組みをし、レベルアップしてきたのか。心理面の変化なども含めてその様子が如実にわかる、ふたりの対談も収録。
トップアスリートの厳しい世界を知ることができる、貴重なエピソード満載の一冊です。
日本人の悲願である、陸上100メートル9秒台を達成しようとしている一人、山縣亮太。ケガからの復活と2016年リオ・オリンピックでの活躍。そして9秒台達成への向け、どんな取り組みをしてきたのかを、トレーナーの目線から明らかにする。
【著者について】
1969年生まれ、京都府出身。元阪神の桧山進次郎、柔道の野村忠宏、ゴルフの石川遼らのトレーナーを務め、2015年から山縣亮太に携わる。順天堂大学医学部医学研修課卒業