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『「夢の国」でみんなが使うお金はいくら?』本当は面白い有価証券報告書

藤本拓也さん著『「夢の国」でみんなが使うお金はいくら?~本当は面白い有価証券報告書~』

藤本拓也さん著『「夢の国」でみんなが使うお金はいくら?~本当は面白い有価証券報告書~』

藤本拓也さん著『「夢の国」でみんなが使うお金はいくら?~本当は面白い有価証券報告書~』が、ネットスクール出版より刊行されました。

本書は、有価証券報告書(有報)から身近な会社の意外な一面を覗いてみようという趣旨の書籍で、投資家や会計系の入門書などとは違った角度から、有報の読み解き方を紹介しています。

 

ちょっと変わった有報の読み解き方を紹介!

「有価証券報告書」。通称「有報(ゆうほう)」。

決算の情報だけでなく、会社の沿革から事業内容、持っている設備や役員・株主の顔ぶれなど、投資家の判断に役立つよう、さまざまな情報が有報には載っています。

その代わり、長いものでは100ページ以上にもなるため、隅から隅まで読むのは大変です。
しかも、一番知りたい利益の情報は有報が開示される前にみんなが知ってしまうため(詳細は本書第1章)、じっくりと読んだことがある人は案外少ないのかもしれません。

 
ですが、この有報をじっくり読んでみると、身近な会社の意外な姿やモノの値段など、白いデータや情報がざくざくと出てきます。そんな情報を紐解いていこうというのが本書です。

「株式投資で儲けたい」とか「決算書が読めるようになりたい」という目的で本書を読んでも、ほとんど役に立たないと思いますが、有報を通じて「こんなことまで分かっちゃうの?」というちょっと変わった読み解き方を紹介しています。

 

本書の構成

はじめに

第1章 有価証券報告書(有報)って何?
有価証券報告書って何?
有価証券報告書を見てみよう
有価証券報告書の仲間たち
決算のニュースで話題にならない有報の謎

第2章 有報で「みんなの普通」を調べてみよう
「夢の国」でみんなが使うお金はいくら?
LINEのメッセージでスタンプが使われる頻度
毎月のケータイ代を多く支払っているのはどの電話会社の人?
みんなはクレジットカードをいくらくらい使っている?
スーツ1着に使うお金はいくら?

第3章 有報で分かる都道府県の”お国柄”
ココイチの店舗が最も稼いでいるのは○○県?
”しまむら”でたくさん買い物をするのはどこ?
ワークマンが活躍している都道府県はどこ?
美容室の使い方に見える地域性
南国で稼ぐアルペンの不思議

第4章 有報で「気になる”アレ”」の値段を調べてみよう
新幹線の新車っていくら?
人工衛星を打ち上げるためにはいくら必要?
帝国ホテルの中はどれくらい豪華?
土地代が高いテーマパークはどこ?
餃子の具のコストは皮のコストの何倍?

第5章 有報で分かる”あの企業”のヒミツ
古本屋の買取価格を知る方法?
スキー場って夏場はどうしているの?
北米のセブン・イレブンで売れ筋の意外なもの
JTが財務大臣に支払う1千億円の正体
きのこのCMソングにエノキやシイタケが登場しない理由

第6章 有報で”こんなこと”もわかっちゃう
ドラッグストアで薬よりも売れるもの
ジーンズメイトでジーンズよりも売れているもの
飛行機が必要とする燃料はどれくらい?
タクシーは1年間で地球1周してしまう!?
コーヒー豆の高騰をあまり気にしない喫茶店

おわりに

 

著者プロフィール

著者の藤本拓也(ふじもと・たくや)さんは、1985年 福岡県北九州市生まれ。福岡県立小倉商業高校在学中に日商簿記1級とソフトウェア開発技術者試験に合格し、(当時存在した)AO 入試で一橋大学商学部に進学。

大学卒業後、ネットスクール株式会社で教材制作のアルバイトをしながら公認会計士試験に挑戦し、2010年の公認会計士試験に総合7位の成績で合格するも、その頃の就職難の影響を受けて監査法人への就職が叶わず、引き続きネットスクール株式会社にてWEB講座の講師やサポートの道に進む。現在もネットスクールWEB講座で日商簿記1級や建設業経理士の講師を務めるかたわら、受講相談などのサポートも担当している。

資格取得も趣味の一環で、現在の仕事には全く関係ないが、気象予報士や1級小型船舶操縦士、国内旅行業務取扱管理者、ITストラテジスト、中国語やアラビア語の検定試験なども取得している。

著書に『 商業高校から一橋大学に入って公認会計士試験に合格した話』(2019年/とりい書房)がある。

 

「夢の国」でみんなが使うお金はいくら?~本当は面白い有価証券報告書~
藤本 拓也 (著)

決算の情報だけでなく、会社の沿革から事業内容、持っている設備や役員の顔ぶれなど、投資家の判断に役立つさまざまな情報が有報には載っています。その代わり、100ページ以上にも及ぶものも多く、じっくり読むのは大変です。ですが、この有報を読み込んでみると、身近な会社の意外な姿やモノの値段など、面白いデータや情報が載っています。そんな情報を紐解いていこうというのが本書です。「株式投資で儲けたい」とか「決算書が読めるようになりたい」という目的で本書を読んでも、たぶん役に立たないと思いますが、有報を通じて「こんなことまで分かっちゃうの?」というちょっと変わった読み解き方をご紹介します。

 


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