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『「鬼滅の刃」の折れない心をつくる言葉』あなたの中の「強い自分」を呼び覚ますヒント――自信・覚悟・絆、人生で大事なことはすべて「鬼滅の刃」が教えてくれた

藤寺郁光さん著『「鬼滅の刃」の折れない心をつくる言葉』

藤寺郁光さん著『「鬼滅の刃」の折れない心をつくる言葉』

藤寺郁光さん著『「鬼滅の刃」の折れない心をつくる言葉』が、あさ出版より刊行されました。

 

「鬼滅の刃」から学ぶ“折れない心”をつくるヒント

いまや世代を超えて愛され、日本だけでなく世界からも高い評価を得ている大ヒットマンガ『鬼滅の刃』。その魅力のひとつにキャラクターたちが持つ自分の弱さと向き合い、葛藤し、それでも立ち上がろうとする“折れない心”があります。

 
本書は、『鬼滅の刃』それぞれのキャラクターが語る言葉からその意味を掘り下げ、“折れない心”をつくるヒントを次の5つのテーマにそって考察しています。

(1)感情を動かす
(2)自分を信じる
(3)あきらめない
(4)強くなる
(5) 仲間を想う

先の見えない不安定な時代、原作ファンだけではなく、自分の生き方に悩むすべての人に役立つ一冊です。

 

『鬼滅の刃』から学ぶ困難を乗り越える言葉 ※本書より抜粋要約

 
◆「生殺与奪の権利」を他人に握らせるな!!(冨岡義勇/ 第1話「残酷」)

義勇の言葉のなかの「生殺与奪の権利」とは、他人に対して「生かす」か「殺す」かを選べる権利のこと。義勇は命乞いする炭治郎に対して、弱者には何の権利もないという現実を突きつけ、自分の人生に責任を持ち、やるべきことを見極める大切さを伝えたのでしょう。炭治郎は義勇の言葉をきっかけに、自分の武器を使い、義勇に攻撃をしかけます。この行動は、弱かった炭治郎が戦いに繰り出す大きな一歩になりました。

追い込まれた状況でも強気でいられる人に共通するのは、自分自身の人生に対して責任感を持っていることです。責任感がある人には、現実を受け入れ行動する力があります。炭治郎のように追い込まれ、身動きがとれなくなったときは、「惨めったらしくうずくまるのはやめろ!!」という義勇の言葉を思い出し、気持ちを奮い立たせて、目の前の戦いに挑んでください。

 
◆選ばれた者でなくとも 力が足りずとも人にはどうしても退けない時があります(竈門炭治郎/ 第81話「重なる記憶」)

期待には応えられないと思いながらも、期待以上の力を出さなければ鬼の上弦の陸・堕姫を倒すことはできない……と奮起したときの炭次郎の言葉です。

ただし、立ち向かおうとするとき、感情だけで力任せにぶつかっても相手に勝つことはできません。
炭治郎は、「人の心を持たない鬼の横暴を許せない」という強い怒りで鬼に立ち向かっていきました。ところが、相手の攻撃に打ち負かされ、命の危機に陥ります。そしてそのとき、鬼のような強い相手に立ち向かうには、感情任せに立ち向かうよりも、血反吐を吐くような日々の努力が必要なことに気づいたのです。

日常のなかで、納得できない、退けないほどの出来事があったとき、そのときにわきおこった気持ちをぜひ大切にしてください。ただし、感情に任せて戦うのではなく、努力を重ねたうえで戦いに挑む。そうすれば上弦の鬼のような強い相手も、必ず倒すことができるはずです。

 
◆永遠というのは人の想いだ 人の想いこそが永遠であり不滅なんだ(産屋敷耀哉/ 第137 話「不滅」)

産屋敷は「人の想い」は永遠で不滅だと言います。それは、鬼殺隊を先祖代々率い、受け継がれてきた想いの強さを人一倍知っているからでしょう。その想いが、歴代の柱を突き動かす非常に強力な原動力になることを、いままでの活動を通して実感しているのです。そして、それが同じように煉獄や炭治郎などの鬼殺隊の後輩たちに引き継がれていくことも。代々一族が短命で、自らも深刻な病に侵され、長く生きることはできないと悟っていた産屋敷だからこそ、到達した考えといえます。

もしあなたがいま、叶えたい夢や伝えたい特別な想いを持っているとしたら、それを大切に育ててください。誰かに批判されたとしても、あきらめずに守り抜いてください。あなたが育て、守り続ければ、その想いは滅びることはありません。それはあなたが困難や窮地から這い上がるときの、強力な武器となるでしょう。

 

本書の構成

はじめに

第一章 感情を動かす 

第二章 自分を信じる

第三章 あきらめない 

第四章 強くなる

第五章 仲間を想う

 

著者プロフィ―ル

著者の藤寺郁光(ふじでら・くにみつ)さんは、carta 代表。漫画、アニメ、アイドルの分野と、ビジネスとのかかわりについてWeb 媒体を中心に執筆。

古今東西の名言を集めることをライフワークにするのと同時に、漫画の編集や分析、キャラクターやガジェットなどの研究も行っている。

★note:https://note.com/fug

 

「鬼滅の刃」の折れない心をつくる言葉
藤寺郁光 (著)

いま大ヒット中のマンガ、『鬼滅の刃』。なぜこれほどまでに、多くの人が心を揺さぶられるのか。
それは、誰しも抱えている弱さに寄り添い、「強くなりたい」という欲求に応えているからだ。
本書は、「感情を動かす」「自分を信じる」「あきらめない」「強くなる」「仲間を守る」の
5つの軸をもとに、キャラクターたちの名言を1冊にまとめた。鬼滅の刃のキャラクターたちのように、
自分の感情を動かし、自分を信じることができれば、誰かを守れるくらい強くなれるはずだ。

 


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