『地方でクリエイティブな仕事をする』チャンスは地方に落ちている! 佐賀の小さな写真館が伝える、幸せになる働き方指南書
笠原徹さん著『地方でクリエイティブな仕事をする 小さく始める開業&マーケティング術』が、玄光社より刊行されました。
佐賀の小さな写真館が伝える幸せになる働き方!
「安い家賃」
「少ないライバル」
「快適通勤」
本書では、地方で写真やイラスト、文章、映像、デザインといったクリエイティブな仕事をしたい人に向けた働き方を紹介しています。
著者の笠原徹さんは、“雇われフォトグラファー”から独立。都会での過当競争、マンパワーで乗り切ることへの限界を感じ、地方でクリエイティブな仕事をするノウハウを身につけました。
佐賀県に移住し、古民家をリノベーションした写真館「ハレノヒ」をオープン。「地方でそんな仕事はやっていけない」という大方の予想を覆し、開業5年でスタッフは総勢12人に成長。現在は姉妹店をつくり、映像制作や貸衣装、フィットネス事業にまで活動を広げています。
本書では笠原さんの実例から、都会と地方の仕事分析、地方における価値の作り方、マーケティング戦略など、地方でクリエイティブワークをするための仕事術を紹介します。
本書の構成
【1章】今なぜ地方なのか
クリエイターが地方で働く3つのメリット
・誰しもがクリエイティブな素質を持っている
・クリエイターの3つの幸福条件とは?
・たくさんある地方の利点
・地方都市の需要を知る
・自分主体で行動しよう
[COLUMN]エコシステムをつくる
【2章】フリーランス50歳限界説
雇われフォトグラファーが独立するまで
・フリーランス50歳限界説
・古民家スタジオという発想
・ハレノヒの現在地
[COLUMN]おまかせでつくる
【3章】ハレノヒ流マーケティング
自分と市場を調べて事業を計画する
・マーケティングとは翻訳作業
・自分自身を知る
・SWOT分析で戦略を練る
・相手を知る
・世の中を知る
・避けては通れない「価格」を決める
・テストマーケティングで開業のイメージを固める
[COLUMN]「地域」と付き合う
【4章】開業の準備
計画をリアルにつなげていく
・コミュニケーションツールとしての屋号
・開業場所の決め方と考え方
・地方で拠点を開くメリット
・営業ツールをつくる
・契約・届け出関係の準備
・初期の資金調達と補助金の利用
[COLUMN]なければつくる
【5章】「知ってもらうこと」をはじめる
お金をかけない広報戦略
・小規模事業者がとるべき広報は広告ではない
・スタッフの雇用よるチャンスの拡大
・店舗が広告を打たずに認知を拡大させる方法
・パブリシティは強い味方
・「田舎のくせに」がブランドを生む
[COLUMN]キャラクターをつくる
【6章】クリエイターの未来
活動を続けていくために必要なこと
・クリエイターという職業の特徴
・スタッフの雇用によるチャンスの拡大
・投資視点で活動を考える
・地方でクリエイティブな仕事をする
[COLUMN]店舗運営に必要な人&ツール
著者プロフィール
著者の笠原徹(かさはら・とおる)さんは、1975年千葉県生まれ。大阪芸術大学卒業。株式会社ハレノヒ代表取締役。JWPA(一般社団法人日本ウエディングフォトグラファーズ協会)理事。
佐賀県に移住後、2015年に築100年の古民家をリノベーションした写真館「ハレノヒ柳町フォトスタジオ」をオープン。ウエディング、家族写真、広告など国内外でマルチに撮影を行う。
写真館でありながら地域活性化をテーマにしたハレノヒの取り組みは、これまでの写真業界にはなかった斬新な活動として、世界的なカメラメーカー・キヤノンのホームページや雑誌『AERA』、テレビ番組『NHK・BS列島ニュース』など多くのメディアに取り上げられている。現在はレンタル衣装店、パーソナルトレーニングジムの運営、映像制作、コンサルティング業務なども展開し、活躍の裾野をさらに広げている。
地方でクリエイティブな仕事をする 笠原 徹 (著) 佐賀の小さな写真館「ハレノヒ」が伝えるクリエイターが幸せになる働き方。雇われフォトグラファーから独立し、フリーランスの将来を憂い、チャレンジと挫折のなかで見つけたローカル起業ノウハウ!チャンスは地方に落ちている!小さく始める開業&マーケティング術。 |