『勝手に人が育っていく！社員100人までの会社の社長のすごい仕掛け』最高の戦力に化ける「社内勉強会」で人の悩みはすべて解決！

2020年6月8日 06:42 ビジネス

渡邉良文さん著『勝手に人が育っていく！社員100人までの会社の社長のすごい仕掛け』

渡邉良文さん著『勝手に人が育っていく！社員100人までの会社の社長のすごい仕掛け』が、かんき出版より刊行されました。

実際の社内導入例も紹介

リーマンショック、東日本大震災、さらに直近のコロナショックなど、予期せぬ出来事に多くの企業が翻弄され、場合によっては存続すら危ぶまれる事態に陥ることがあります。しかし企業経営は、どのような事態が発生しようとも、継続させることが社会的責務でもあります。

採用に頭を悩ませる時代から、育成に力を入れるべき時代へと移り変わっている今、これからの中小企業の成長モデルは、スリムで筋肉質な「人を増やさずして規模を拡大していく」、少数精鋭型で経営を維持することが重要です。そのための課題は、できる限り時間や予算をかけずに、今いる人材をどうやって最高の戦力に変えていくか――。そこで、おススメなのが、本書のテーマである「社内勉強会」の実践です。

「社内勉強会？　そんなの成果が出るの？」
「前はやっていたけど、いつの間にか立ち消えになった」

そんな声が聞こえてきそうですが、それは、きちんとした社内勉強会が構築できていないから。有意義な社内勉強会を定着させるためには、それなりのノウハウ・テクニックが必要です。

そこで本書では、そのノウハウ・テクニックを解説。実際に、効果的な社内勉強会を導入している企業の実例も複数掲載しています。

これらを読むことで、中小企業にとって、なぜ「社内勉強会」が最強の人材育成の場になるのか？が具体的にわかるでしょう。

“人”に関する悩みの大半は解決する

本書では、社長が社内勉強会を立ち上げ、軌道に乗せるまでの方法論をまとめています。もちろん、社長が全部をやりきる必要はありません。

勉強会立ち上げのフローは、次の8つですが、社長がコミットする必要があるのはフェーズ2まで。あとは、社員が勝手に勉強会を育てていきます。

◎フェーズ1：社長(社内勉強会立案者)の想い～Whyを設定する～
◎フェーズ2：勉強会チームを編成する
◎フェーズ3：学習テーマを決めるための情報を収集する
◎フェーズ4：勉強会の実施要領を決める(企画)
◎フェーズ5：社内勉強会の準備をする
◎フェーズ6：社内勉強会を周知し、集客する
◎フェーズ7：社内勉強会を実施する
◎フェーズ8：社内勉強会の評価をする

そして再び、フェーズ3に戻り、同じ手順で2回め以降の勉強会を実施していきます。

社内勉強会が回り出せば、社員の能力、生産性、モチベーション、定着率は確実にアップします。厳しい時代を勝ち抜くために、時間も予算も手間もかからない社内勉強会を、ぜひ定着させて、勝手に人が育っていく組織文化をつくりあげてください。社長の“人”に関する悩みの大半は解決するにちがいありません。

本書の構成

はじめに

プロローグ　採用に頭を悩ませる時代から育成に力を入れる時代へ

第1章　中小企業にとって、なぜ「社内内勉強会」が最強の人材育成の場になるのか?

第2章　Whyを明文化し、勉強会チームを編成する

第3章　テーマを決めて、コンテンツを準備する

第4章　身につけておきたいファシリテーション・テクニック

第5章　社内勉強会を自社のカルチャーに育てあげる

第6章　学びを促進する工夫

著者プロフィール

著者の渡邉良文（わたなべ・よしふみ）さんは、1976年、神奈川県生まれ。株式会社ヒップスターゲート代表取締役。

富士通株式会社を経て、人材育成業界へ転身。数社の研修会社にて講師、コンサルタント、営業統括マネージャーを経験。2007年、日本を代表する大手電機メーカーの新入社員1200人の研修を総合プロデュ―スし、大規模研修における独自のノウハウを蓄積。2010年5月、人材教育コンサルティング会社「株式会社ヒップスターゲート」を設立。

現在は、受講者を主体とした研修サービス、商品を開発。受講者が研修に没頭できる環境を実現する「ビジネスゲーム」を提供している。また、「人は誰でも常に学習している(自ら成長できる)」をモットーに、研修の内製化や社内勉強会といった、企業の人材育成の自走、自立のサポートにも力を注いでいる。