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『ピンチこそチャンス 「菜根譚」に学ぶ心を軽くする知恵』囚われた心を解き放て! 考え方ひとつで明日が変わる!

守屋洋さん著『ピンチこそチャンス 「菜根譚」に学ぶ心を軽くする知恵』

守屋洋さん著『ピンチこそチャンス 「菜根譚」に学ぶ心を軽くする知恵』

守屋洋さん著『ピンチこそチャンス 「菜根譚」に学ぶ心を軽くする知恵』(小学館新書)が、小学館より刊行されました。

 

松下幸之助さん、田中角栄さん、野村克也さんら各界のリーダーたちがバイブルとした中国古典の名作が悩める現代人を救う!

人生100年時代――とは言うものの、明るい展望が見えない現状に、暗澹たる思いにかられる人たちも多いでしょう。昨年は大企業のリストラ数が1万人を超えるなど、皆、厳しい現実にさらされています。

 
そんな中人々の悩める心の救済になると、今、話題になっているのが「菜根譚(さいこんたん)」です。

菜根譚とは、今から400年ほど前、中国の明代に洪応明(こうおうめい)によって書かれた、処世の道を説いた本です。儒教、道教に仏教を加えた3つの教えを融合しているところに、他の書にはない大きな特徴があります。日本には、江戸時代に入ってきて、以来、中国でよりも、むしろ日本で愛され、多くの人に読みつがれてきました。

 
松下幸之助さん、田中角栄さんら各界のリーダーたちが、こぞって座右の書としてきた名著であり、先日亡くなった名将・野村克也さんの愛読書だったことでも知られています。

 
本書では、書籍の執筆や講演等を通して中国古典を紹介してきた中国文学者の著者が、平易な現代語でわかりやすく「菜根譚」のメッセージを届けます。

 
<本書「はじめに」より>

現代の四十代、五十代は、孔子の時代と違って悩み多き世代だといわれます。
終身雇用が崩れたなかでのリストラの不安、退職前に管理職を追われる「役職定年」への恐れ、親の介護、自身の健康、熟年離婚、子どもの自立。そして、年金だけでは足りないといわれる老後の資金……と、心配のタネは尽きません。
そんな悩める日々を、少しでも安らかに生きていくためにはどうしたらいいのか。
さらに、人生百年時代といわれる今、定年後に始まる長い第二の人生を、どう心ゆたかに生き抜いていくのか。
そんな問いに答えてくれる処世の書が『菜根譚』という古典です。
ここではとくに、後半生の生き方に参考になりそうな項目を精選し、私なりの解説をつけてみました。
これらを参考にして、自分なりの課題を見つけ、逆境の中でもたくましく、のびやかに生きていく知恵を学び取っていただければ幸いです。

 

本書の構成

第一章 五十代は苦難のとき 逆境を乗り越える力

第二章 人生後半戦 驕らず、腐らず生きる知恵

第三章 脱・肩書き 人付き合いの極意

第四章 生老病死の悩みから解放 自分を磨く術

第五章 恐怖の老後貧乏 足るを知る心の備え

第六章 ゆたかに生きる 幸せの見つけ方

 

守屋洋さん プロフィール

著者の守屋洋(もりや・ひろし)さんは、1932年、宮城県生まれ。東京都立大学中国文学科修士課程修了。著述家、中国文学者。

書籍の執筆や講演等を通して中国古典をわかりやすく解説。SBI大学院大学で経営者・リーダー向けに講義を続けている。中国古典に関する多数の著書をもつ。

 

ピンチこそチャンス: 「菜根譚」に学ぶ心を軽くする知恵 (小学館新書)
守屋 洋 (著)

各界リーダーがバイブルとした中国古典の術

昔は「不惑の四十、知命の五十」と言われたが、今はいくつになってもなかなか心の平安が訪れない。それどころか、年を重ねるごとに悩みの種はどんどん増えていくようだ。大企業の安定神話は崩壊し、今やどんなに立派な会社に就職しても一生安泰とはいかなくなった。40代、50代を襲うリストラの嵐、会社員人生の終盤に訪れる役職定年の恐怖。家のローンや子供の学費を抱え、経済的には現役であることを求められながら、組織の中では用済み要員のごとく扱われる悲哀。そうまでして頑張った挙句の熟年離婚。さらに、避けては通れない親の介護に加え、年金だけでは足りないといわれる老後の資金。そんな悩み多き時代を少しでも楽しく生きていくために、中国処世訓の名著『菜根譚』を現代向けの指南書として再編。
にっちもさっちもいかない状況も、心の持ち方ひとつでガラリと景色が変わって見える。逆境こそが飛躍へのチャンス。人生100年時代であれば、定年後にもう一花咲かせることも不可能ではない。後半生に向けて自分をどう磨いていくか。人間関係をどう築いていくか。第二の人生を花開かせる心構えとは……。先人たちも糧とした処世の知恵に学びたい。

 


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