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『WILD RIDE ウーバーを作りあげた狂犬カラニックの成功と失敗の物語』UBER躍進の立役者の成功と凋落

『WILD RIDE(ワイルドライド) ウーバーを作りあげた狂犬カラニックの成功と失敗の物語』(著:アダム・ラシンスキーさん/訳:小浜杳さん)

『WILD RIDE(ワイルドライド) ウーバーを作りあげた狂犬カラニックの成功と失敗の物語』(著:アダム・ラシンスキーさん/訳:小浜杳さん)

東洋館出版社は、2019年末に大量のUBER保有株を激速で売り抜け巨額のリターンを得たことで話題をさらったUBER前CEOトラビス・カラニックの成功と凋落を描いた『WILD RIDE(ワイルドライド) ウーバーを作りあげた狂犬カラニックの成功と失敗の物語』(著:アダム・ラシンスキーさん/訳:小浜杳さん)を刊行しました。

 

タクシー業界に価格破壊をもたらした巨大テック企業創業者の 突き抜ける突破力と突き抜け過ぎた故の転落劇

「料金が高くて質の悪い製品にワクワクする消費者なんて、いるか?おれは知らないね。」

UBERが開発した配車サービスアプリは、利用者から圧倒的な支持を得て、瞬く間に世界中で拡散、タクシー業界の価格破壊を巻き起こしました。UBERがいかにして690億ドルの巨大企業に成長したのか。本書では“全てを敵に回した”男の成功と失敗の物語に迫ります。

REUTERS/ Danish Siddiqui - stock.adobe.com

Uber CEO Travis Kalanick speaks to students during an interaction at the Indian Institute of Technology (IIT) campus in Mumbai, India, January 19, 2016. REUTERS/Danish Siddiqui

現代はスマートフォンが普及し、資金調達が簡単にでき、コンピューターサイエンスの専門家の長年の夢であるAIが当然のように使われる時代。カラニックの(そしてUBERの)ストーリーは、こうした時代のビジネスにおける重要なトレンドをすべて知ることのできる窓となります。

 
本書の狙いは、時代の鏡であるUBERと、そのユニークなCEOの物語を語る事です。<嫌なやつ>と<誤解されやすい男>のギャップを埋めることは不可能かもしれませんが、カラニックとUBERがどうして現在の性格や特徴を持つに至ったのか、そしてどのようにして成功の絶頂を極めたのかを解き明かすことは、決して不可能ではないでしょう。

 
ベストセラー『インサイド・アップル』(早川書房)を著した練達のジャーナリスト、アダム・ラシンスキーが、カラニックの壮大な野心の源をそのつつましい出自に見出し、出足の鈍かったUBERが、波乱含みの道中(ワイルド・ライド)を経て急成長を遂げ、他業種にまで事業を拡大するさまを丹念に描きだしていきます。

またUBERの内紛や外部との軋轢に関する新事実を知る多くの情報提供者に、徹底的な独占インタビューを敢行。UBERの挫折した中国進出の顛末を考察し、自動運転車開発の競合他社Google、テスラ、リフト、GMとの知られざる闘いに迫っています。

 

本書の構成

第一章 風雲児、中国を走る

第二章 補助輪を付けていたころ

第三章 経営難

第四章 即興演奏(ジャミング)

第五章 創成期

第六章 トラビス、ハンドルを握る

第七章 成長痛

第八章 巨大企業(ジャガーノート)

第九章 運転席

第十章 自動運転車の未来

第十一章 中国で出し抜かれる

第十二章 サンフランシスコの長い散歩

 

アダム・ラシンスキーさん プロフィール

著者のアダム・ラシンスキー(Adam Lashinsky)さんは、フォーチュン誌エグゼクティブ・エディター、フォーチュン・ブレインストーム・テック・カンファレンス論説員、フォーチュン・グローバル・フォーラム共同議長。

2012年に上梓した『インサイド・アップル』(早川書房)は、ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラーとなった。FOXニュースでたびたび解説を担当している。妻と娘とともにサンフランシスコ在住。

 

WILD RIDE(ワイルドライド)―ウーバーを作りあげた狂犬カラニックの成功と失敗の物語
アダム ラシンスキー (著), 小浜 杳 (翻訳)

知られざるウーバー(Uber)の内幕!
タクシー業界に破壊的革命を起こし、690億ドルの企業に成長させた軌跡と元CEOトラビス・カラニックの失墜と凋落を描いたウーバーのインサイドストーリー。

本書は、世界を股にかけるウーバー帝国の内幕を、本当の意味で初めて明かした本である。ベストセラー『インサイド・アップル』(早川書房)を著した練達のジャーナリスト、アダム・ラシンスキーが、カラニックの壮大な野心の源をそのつつましい出自に見出し、出足の鈍かったウーバーが、波乱含みの道中(ワイルド・ライド)を経て急成長を遂げ、他業種にまで事業を拡大するさまを丹念に描きだしていく。

ラシンスキーはカラニックをはじめ、ウーバーの内紛や外部との軋轢に関する新事実を知る多くの情報提供者に、徹底的な独占インタビューを敢行。ウーバーの挫折した中国進出の顛末を考察し、自動運転車開発の競合他社グーグル、テスラ、リフト、GMとの知られざる闘いに迫った。さらに本書には、ウーバードライバーの実態を知るため、ラシンスキー自らハンドルを握った体験記まで盛りこまれている。

桁違いの評価額と、一気に世界へ事業を拡大した驚異的スピードによって、ウーバーはこれまでも数々のメディアを賑わせてきた。だがウーバーが現在の巨大企業にいかにして成長したのか、そして今後に向けてどのような野望を抱いているのかを解き明かしたのは、本書が初めてとなるだろう。

 


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