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『超雑談力』人づきあいがラクになる!誰とでも信頼関係が築ける!

五百田達成さん著『超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける』

五百田達成さん著『超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける』

五百田達成さん著『超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける』が、ディスカヴァー・トゥエンティワンより刊行されました。

 

忘年会・新年会・帰省での「もう帰りたい…」が「もっと話したい」に変わる!誰でも人づきあいがうまくいく最強の雑談力とは?

「忘年会や新年会のシーズンになると気が重くなる…」という人が増えています。
「忘年会スルー」というワードまで話題になっていますが、会社の飲み会に行きたくない理由の一つに「普段あまり話を交わしたことがない人と、何を話していいのかわからない」というのがあげられます。
同じような理由で、年末年始の帰省で義理の両親や親せきとの会話が億劫、という人も多いはず。

 
この季節に限らず、「初対面の疲れる会話」「上司との気まずい沈黙」「盛り上がらない商談」など、私たちは、どうしてもっと気楽に会話ができないのでしょうか?

 
実は、私たちの多くは「友達や仲のいい人との気を使わない楽しいおしゃべり」と「仕事の場面できちんと話す大人としての会話」という二つの会話のバリエーションしか持ちあわせていません。

ところが、いい人間関係をつくるために欠かせない「雑談」は、上記の二つに当てはまらないため、思いのほか難しい行為なのです。

 
雑談には、それに適した話し方があります。その秘訣をカンタンに学べるのが、本書『超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける』です。シリーズ70万部突破で注目のコミュニケーション・アドバイザーが、誰でも雑談の達人になれる最強のコツを教えます。

 

会話の常識は、雑談の非常識

◎わかりやすく結論から話す
◎数字やデータを用いて論理的に話す

これらは、一般的に上手な話し方とされているものです。しかし雑談の場合、この話し方では一瞬で会話が終わってしまいます。

雑談の目的は、会話を通じてお互いの警戒心を解き、スムーズで円滑な関係にシフトすることにあります。ですから、頑張って面白い話をする必要などはなく、「結論」や「オチ」も必要ありません。むしろ、あってはいけないわけです。

 
雑談は、「オチのない話を苦笑交じりにする」「結論のでない話を堂々巡りで繰り返す」でいいのです。

お互いにそうやって話すことが「一緒に会話をしている」という実感を生み、「関係が深まった」という安心感につながっていきます。
大切なのは「内容」ではなく「ラリー」。とにかく続けばいい、それが雑談の基本です。

 
×情報交換をする 〇気持ちをやりとりする

人が集まると、とりあえず情報交換にいそしむ人がいます。
しかし、調べれば誰でもわかる情報よりも、「気持ちいい」「困った」「楽しい」「やめられない」といった自分が感じた生の気持ちを共有する方が効果的です。

例えば、ゴルフの話題で「どこどこ社製のクラブがいい」という情報よりも、「クラブがしっくりくると、ほんとに気持ちよく打てますね」という気持ちが伝わる会話のほうが、より親密な関係が築けるものです。

同様に、時事ネタやニュースを話のきっかけにしてしまうと、思いのほか会話が上滑りしてしまい、生の感情を話しにくくなります。それよりも、自分自身のエピソードや体験談を話すほうが自分の気持ちを乗せやすくなるものです。

 
×質問やあいづちで話を引き出す 〇大きなリアクションで一緒に楽しむ

質問やあいづちだけで、話を引き出そうとするのは意外と難しく、そのために雑談が苦手になってしまうケースも多いのです。雑談はとにかく話が続けばいいわけですから、大きなリアクションをうまく使うのがコツになります。

「手をたたく」「表情を変える」「笑う」。これだけでも「ちゃんと話を聞いてますよ」というメッセージは伝わります。雑談は気持ちのやり取りですから、言葉を使わなくても立派に成立します。リアクションすることで自分自身にも暗示がかかり、楽しくなってくるという効果もあります。

雑談はどちらか一方が、楽しませるものではありません。あなただけがプレッシャーを感じる必要はないのです。責任の半分は相手にあるのですから。

 
×否定してアドバイスする 〇肯定して共感する

「最近寒くなりましね」
「あ、でも来週は暖かいみたいですよ」⇒1
「そうなんですね……。いやー急な気温の変化で風邪ひいちゃいましたよ」
「手洗いやうがいとかしてます? 気をつけたほうがいいですよ」⇒2

1.その気はなくても相手の発言を否定・訂正する
2.よかれと思ってアドバイスする

この二つは、雑談の聞き方ワースト2です。雑談では、多少相手の話が間違っていようと、意見に食い違いがあろうと、目をつむって話を続けるのが正解です。

 
「最近寒くなりましたね」
「そうですねー。朝晩とかめっきり冷え込んで 」⇒1
「急な気温の変化で風邪を引いちゃいましたよ」
「うわ、それは大変だ」⇒2
「そうなんですよ。プレゼン前なんで弱っちゃいましたよ」⇒3

1.とことん肯定して、
2.とにかく肯定すると
3.相手が気持ちを言いやすくなる

 
×「意見」を述べ合う 〇「好み」を言い合う

「ラーメンはあっさり醤油系に限りますよ」
「そうとばかりは言えないんじゃないですか」
「いやいや、ラーメンと言えば……」

あたりさわりのない雑談のつもりが、いつのまにか論争に発展してしまった経験はありませんか。
雑談で交わすべきなのは、「はっきりとした意見」ではなく「なんとなくの好み」です。

「普段はこってり系食べないんですけど、そのときは無性に食べたくなって」
「わかります。醤油系もいいですよね」
「ああ、いいですね」

このように、ただ「好み」についてふわふわ言い合うのが雑談のあるべき姿です。そこに正解はないので、勝ち負けがつかず、殺伐としません。「いい、悪い」の話は、避けるのが無難です。

 
×知人・同業者のうわさ話 〇芸能人・有名人のうわさ話

雑談は会話のラリーであり、話の内容いかんにかかわらず肯定して話にのるのが基本ですが、唯一の例外はうわさ話です。

うわさ話がやたらと好きな人がいます。たいていの雑談は「そうですね」と言っておけばいいのですが、うわさ話の対象が自分の知っている人だとそうもいきません。うっかりそれに同調すると、どこで話の尾ひれがつくかわからず、あなた自身が悪いうわさを流していたということもなりかねないのです。

うわさ話をしてくる人の話にはなるべく乗らず、距離を置くことが大切です。うわさ話は、自分に関係のない芸能人や政治家などに限ります。
「無難なテーマ」「毒にも薬にもならない話題」でいかに盛り上がれるかが雑談力の極意です。

 

五百田達成さん プロフィール

著者の五百田達成(いおた・たつなり)さんは、作家・心理カウンセラー。米国CCE,Inc.認定GCDFキャリアカウンセラー。

東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て、五百田達成事務所を設立。個人カウンセリング、セミナー、講演、執筆など、多岐にわたって活躍中。

専門分野は「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」「SNSと人づきあい」「ことばと伝え方」。
『スッキリ!!』(日本テレビ)、『この差って何ですか?』(TBS)ほか、テレビ・雑誌などのメディア出演も多数。

著書『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』『話し方で損する人 得する人』(以上、ディスカヴァー・トゥエンティワン)はシリーズ70万部を超えている。

 

超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける
五百田 達成 (著)

「どうして?」より「どうやって?」と聞く。「あいうえお」でリアクションする。天気の話や時事ネタはNG。超カンタンな話し方のコツ満載!

 


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