『ぼくたちの離婚』離婚経験男性たちのエピソード集――3組に1組が離婚する時代に今までになかった「男性のみ」に取材敢行!
稲田豊史さん著『ぼくたちの離婚』が、KADOKAWAより刊行されました。
どの夫婦も、だれもが皆「地獄」を抱えている――
本書『ぼくたちの離婚』は、離婚を経験した男性たち13人に、離婚に至るまでの経緯や顛末を聞いたルポルタージュです。
あえて妻側の言い分は聞くことをせず、あくまで夫の側から、夫の「勝手」な「史観」で自らの離婚劇を総括したものです。
<書籍刊行にあたって著者からのメッセージ>
「男性は人前で、なんなら親しい友人の前ですら、自らの離婚について本音を言いたがりません。なぜなら、女性の離婚話が「被害報告」として同情を誘いやすい一方、男の離婚話は「甲斐性なしの言い訳」として男性性を貶められるか、「努力不足」「自己責任」と糾弾されがちだからです。
『ぼくたちの離婚』には、公では決して語られることのない離婚男性たちの胸の内が赤裸々に綴られています。共感、憐れみ、軽蔑、怒り……。本書を読まれた方が彼らに抱くあらゆる感情が、彼らの供養となることを祈ります。」
本書の構成
まえがきに代えて/離婚は「人間の全部」
第1章 “家族”を背負えないぼくたち
Case #01 三浦隆司 夫になれない
Case #02 竹田康彦 人は壊れる
Case #03 橋本亮太 家族が得意じゃない
Case #04 田中元基 「かわいそう」だから結婚した
Case #05 吉村健一 父の条件
Case #06 花田啓司 ビルの気持ちがよくわかる
第2章 妻が浮気に走った理由
Case #07 木島慶 殿方たちのお気に召すまま
Case #08 森岡賢太郎 完璧なあなた、勝ち組のわたし
第3章 こわれた伴侶
Case #09 河村仁×Case #10 渋井悟 頑張ってもしょうがない
Case #11 北条耕平 おかしいのはどっちだ?
第4章 業と因果と応報と
Case #12 滝田浩次 欲しいものだけ欲しい
Case #13 片山孝介 離婚してよかった
あとがき
稲田豊史さん プロフィール
著者の稲田豊史(いなだ・とよし)さんは、1974年生まれ。キネマ旬報社でDVD業界誌編集長、書籍編集者を経て2013年よりフリーランス。
著書に『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)、『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)。「サイゾー」「SPA!」などで執筆。
ぼくたちの離婚 (角川新書) 稲田 豊史 (著) どの夫婦も、だれもが皆「地獄」を抱えている――。すべての離婚者たちへ。 いま、日本は3組に1組が離婚する時代。離婚経験のある“男性”にのみ、その経緯や顛末を聞く、今までになかったルポルタージュ。“人間の全部”が露になる、すべての離婚者に贈る「ぼくたちの物語」。 |