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『なぜ、あなたはいつも忙しくて頭がまわらないのか』情報が溢れる現代社会で創造性=人間性を取り戻すための指南書

『TOO FAST TO THINK なぜ、あなたはいつも忙しくて頭がまわらないのか』(著:クリス・ルイスさん/訳:小佐田愛子さん)

『TOO FAST TO THINK なぜ、あなたはいつも忙しくて頭がまわらないのか』(著:クリス・ルイスさん/訳:小佐田愛子さん)

時間的にも精神的にも余裕がなく、過剰なストレスがかかったこの時代に、創造力を取り戻すにはどうすればいいのかを説いた、『TOO FAST TO THINK なぜ、あなたはいつも忙しくて頭がまわらないのか』(著:クリス・ルイスさん/訳:小佐田愛子さん)が、マイクロマガジン社より刊行されました。

 

あなたの創造性を殺しているのは、あなたの半径50cm内にある便利な道具たちだ!

この20年で私たちを取り巻く環境は劇的に変化しました。

インターネットの普及により大量の情報が入ってきます。スマホにはメールが頻繁に届き、チェックと返信に時間を取られ、報告書は年々細かくなっていき、使うかわからないデータばかりが増えていく、アラートとレコメンドで常に着信はつきっぱなし、私生活ではSNSにも目を通さないといけない……。

 
時間的にも精神的にも余裕がなく、社会のスピードも加速している、過剰なストレスがかかったこの時代に、人間性と創造性を取り戻すにはどうしたらいいのか。

著者クリス・ルイスは、世界有数のマーケティング・エージェンシーLEWIS社のCEOを務める傍ら、ビジネスマンから政治家、セレブリティまで各界の大物のコーチングを行っています。
またガーディアン紙やフィナンシャル・タイムズ紙といった媒体に執筆するジャーナリストでもあります。

 
本書でクリスさんは、ロンドン芸術大学での研究結果と各界の第一人者へのインタビューから、情報過多な環境が我々の生活と脳を変えつつある現状を分析し、自分の脳がそういったノイズやスピードに惑わされることなく、創造的な思考ができるようになるにはどうしたらよいかを説き、英国で多くの議論を巻き起こしました。

脳の機能を科学的に検証し、その特性をうまく活かしたクリエイティブな発想方法を探る、新たなる思考の書です。

 
<書評>

◎ピッパ・マルムグレンさん(米国大統領顧問、経済学者)
「この本を読む時間をとれば、あなたはもっとより多くの時間を手に入れることができる」

◎マーク・ボーコウスキーさん(作家、起業家)
「私は、この野心的で大胆な創造性を新たにする方法を推薦します。」

◎ロード・ベルさん(広報コンサルタント)
「本当に考える時間を作ることこそが成功への鍵です。 (著者の)クリス・ルイスはこの哲学を生きている証です」

◎ルーク・ジョンソンさん(VISAエクスプレス起業家)
「これは実際に成功したグローバル企業を築いた起業家による、信頼できるビジネス書です。本書独自の考察は起業家を刺激し、潜在能力を最大限に高めることに関心を持つ人を魅了するでしょう」

 

本書の構成

第1章 情報の洪水は世界をどこへ導くのか

第2章 なぜ私たちはこのような環境を受け入れてしまっているのか

第3章 常時接続の環境とその影響

第4章 自分の脳とその扱い方を知る

第5章 睡眠障害

第6章 すごいアイデアはどこからやってくるのか

第7章 ひとつうえのアイデアを生み出す

第8章 リーダーたちはどのように創造性を活用しているのか

おわりに(告白)
あなたのクリエイティブな能力に関する最後の覚え書き

 

著者プロフィール

 
■クリス・ルイスさん

マーケティングとコミュニケーションの世界最大規模の独立機関のひとつであるLEWIS社の創設者兼CEOであり、有力政治家、事業家、セレブにコーチングを行う敏腕のメディアトレーナーでもある。

また、著作家であり、ジャーナリストとして『ファイナンシャル・タイムズ』『デイリー・テレグラフ』『ガーディアン』にも寄稿している。創造力を支援する非営利団体Kupambanaを創設。

 
■訳:小佐田愛子さん

大阪外国語大学仏語学科卒業。英語科教諭勤務を経て、翻訳者に転身。ビジネス書から、実用、ミステリ小説まで、幅広いジャンルの翻訳を手がける。

訳書に『知恵―清掃員ルークは、なぜ同じ部屋を二度も掃除したのか』(アルファポリス)、『一流のバカになれ!』(アチーブメント出版)、『「落ち着きがない」の正体』(東洋館出版社)など。

 

TOO FAST TO THINK なぜ、あなたはいつも忙しくて頭がまわらないのか
クリス・ルイス (著), 小佐田愛子 (翻訳)

溢れる情報の洪水の中で、私たちの創造性は確実に削がれている。社会のスピードは加速し、時間的にも精神的にも余裕がなく、過剰なストレスがかかったこの時代に、創造力を取り戻すにはどうすればいいのか。脳の機能を科学的に検証し、その特性をうまく活かしたクリエイティブな発想方法を探る。2016年ノンフィクション全英トップ10ベストセラー。

 


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