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『アイデア量産の思考法』市場や商品ではなく、人間を見に行こう!

松本健太郎さん著『アイデア量産の思考法 市場や商品ではなく、人間を見に行こう』

松本健太郎さん著『アイデア量産の思考法 市場や商品ではなく、人間を見に行こう』

松本健太郎さん著『アイデア量産の思考法 市場や商品ではなく、人間を見に行こう』が、大和書房より刊行されました。

考えているのにアイデアが浮かばない…と悩む人の助けとなる本書では、100人のちょっと変わった行動から、消費者の見えないニーズを見つけ出し、商品・サービスのアイデアの種を発見できる、新しいマーケティング手法「新奇事象」を紹介します。

 

新奇事象とは

「新奇事象」とは、普通の人が行っているちょっと変わった行動のことを言います。

例えば缶ビールを冷凍庫でキンキンに冷やして飲んでいるサラリーマンの新奇事象から「氷点下で楽しむビール」というアイデアが生まれました。

顧客ではなく人間そのものを観察することで、普遍的欲求に気づくことができるのです。

キューピー、ポッカサッポロ、モランボン、WUNDERMAN THOMPSON TOKYOなど話題の企業が新製品開発のために「新奇事象」を活用しています。

 

ビジネスとは「不満の解消」である

ニーズが満たされ、何を作っても消費者に響かなくなっている現代。それは多くの企業が消費者の不満を解消しきっている状態であるからだと、著者の松本さんは分析します。

だからこそ第三者が対象を観察して課題を見つける手法に注目が集まっているのです。

 

本書の構成

人間を見に行こう!

chapter1 美容・ファッション

chapter2 健康・ヘルスケア

chapter3 遊び・エンターテインメント

chapter4 買い物・買い方

chapter5 仕事・働き方

chapter6 IT・メディア・コンテンツ

chapter7 家事・家族ケア

chapter8 恋愛・友人関係

chapter9 食べること・飲むこと

chapter10 学び・教育

chapter11 住まい・住まい方

chapter12 金融・保険

chapter13 モビリティ

chapter14 社会活動

 

松本健太郎さん プロフィール

著者の松本健太郎(まつもと・けんたろう)さんは、1984年生まれ。株式会社デコム R&Dマネージャー。

龍谷大学法学部卒業後、データサイエンスの重要性を痛感し、多摩大学大学院で“学び直し”。現職では、データサイエンスに基づき、ユーザーの心を捉えたアイデアを引き出す「インサイト」の開発支援に携わる。政治、経済、文化など、さまざまなデータをデジタル化し、分析・予測することを得意とし、ラジオや雑誌にも登場している。

 

アイデア量産の思考法
松本 健太郎 (著)

マーケター、商品・サービス開発、企画営業…必携の1冊
話題の有名企業が続々採用!
質の高いビジネスアイデアを楽に大量に生み出す方法

締め切りが近いのに新しいアイデアが出ない人
マーケティングリサーチをやっているのに有益なヒントを得られない人
アイデアを考えるために情報収集しているのにヒントが得られない人
そんな「努力しているけどアイデアが浮かばない人」のために、新しいマーケティングリサーチ手法の1つである「新奇事象」を通じて「アイデアの種」を大量にゲットしてもらう1冊です。

「新奇事象」とは、普通の人が行っているちょっと変わった消費行動や生活行動です。
既に顕在化している既存のものごとの延長線上で起きている事象に目を向けても、新しいアイデアは得られません。一部の人だけが価値を感じている新奇な行動から、「私たちの隠された欲求や不満」を発見し、全く新しいアイデアが生まれるのです。

本書では、のべ20万人を超える市場調査から、100人の新奇事象を選出し、着眼点とともに紹介します。

 


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