『「学力日本一」の秋田県東成瀬村のすごい学習法』世界が注目!スーパーも塾もない「学力日本一」の秋田県東成瀬村のすごい学習法
主婦の友社より『「学力日本一!」秋田県東成瀬村のすごい学習法』(編:主婦の友社)が刊行されました。
スーパーも塾もない、ましてや日本屈指の豪雪地帯にある、人口たったの約2500人の山間の村である秋田県東成瀬村。そこで行われている教育法が、今海外からも注目を浴び、国内外から年間400~600人もの教育関係者やメディアが視察&取材に来ています。
本書では、学力日本一というすごい成果を上げている東成瀬村の学習法をとことん取材し、家庭で、または学校で実際に再現できるよう具体的な事例を多数紹介しています。
自主学習ノート(家庭学習)&構造的な授業ノート(家庭学習を支える役目)が、高い学力を育むカギに
「やる気のない子どもはいません。やり方がわからなくて困っているだけなのです」
東成瀬村教育委員会 教育長・鶴飼孝さん
東成瀬翔の子どもたちはみんな、大人に言われなくても学校から帰ると自学ノートに取り組みます。学習習慣を自然と身に付けているのです。
【自学ノート】
秋田県の小学生の学力向上の要として有名な「秋田県式家庭学習ノート」は、始めるのは2年生から。内容を自分で決めて毎日自宅で取り組みます。
年2回の学内コンクールでモチベーションを上げるほか、校内に先輩のノートの展示もあり、よい見本や刺激になります。
【授業ノート】
対として、家庭での復習に役立つ「授業ノート」があります。
自学ノートのモチベーションを上げる、『ぐるぐるノート』
毎日取り組む自分のノートとは別に、クラスメイト3~5人で回覧するタイプのノート『ぐるぐるノート』があります。お互いのノートを見て、よい刺激になります。
クラス全員が参加する「探求型授業」
全員が手を挙げられるように考案された「ハンドサイン」で、わからない子にも居場所がある教室。わからない場合は「こまった」サインを出して授業に参加できます。
<ハンドサインは全部で6種類↓↓>
読書習慣がさらなる学力向上に導く
読書を通じて、読解力、語彙力、表現力が育ち、様々な見方や世界の広さも学べます。
毎朝10分の読書や、小学校と隣接しており、放課後ほとんどの生徒が過ごす「なるせっ子夢センター」(放課後の読書の場所) で習慣づけます。
写真右が小学校、左が「なるせっ子センター」。 隣接しているので、子どもたちは学校が終わるとすぐに読書ができる環境となっています。
<高学年向けには、大人の新聞も活用!>
高い学力育成を支える、東成瀬村のすごいところ
【POINT1】授業参観への参加率が120%
先生も村民もみな、子どもは村の宝だ!と思っているので、おじおばまで授業参観に行くのが当たり前!
【POINT2】3世代同居が7割超え
近隣の町両親が仕事で留守中でも子どもは安心!
【POINT3】選挙の投票率は、驚異の77.4%!(H28.7.10参議院議通常選挙)
東成瀬村は、明治22年の村立以来一度も市町村合併していない。村の未来は、自分たちで決めるという考えを村民ひとりひとりが持っている。
【POINT4】全国でも稀な、村営の塾がある!
「教育に上限はない」との考えのもと、補修&発展学習のどちらも無料で行っている。
本書の構成
第1章 東成瀬村ってどんなところ?
第2章 東成瀬村式自学ノートがすごい
第3章 構造的な授業ノートがすごい
第4章 東成瀬村は授業もすごい
第5章 東成瀬村「学力日本一」までの軌跡
第6章 東成瀬村に見る学力向上のヒント
「学力日本一!」 秋田県東成瀬村のすごい学習法 主婦の友社 (編集) 秋田県の山間部、塾もないのに東成瀬村は学力テスト「日本一!」 2007年に再開された「全国学力テスト」で8年連続1位の秋田県。 家庭学習、構造的な授業ノートのとり方、ぐるぐるノート、ハンドサインなど。 |