『プレイングマネジャーのルール』チームを動かすマネジメント量の4割をメンバーに任せれば必ず業績は向上する!
小池浩二さん著『プレイングマネジャーのルール』が、あさ出版より刊行されました。
本書は、2016年に刊行された『プレイングマネジャーの仕事』の実践・技術編です。チームリーダーとして、仕事の4割をメンバーにしっかり任せる方法を、著者が手掛けた具体的な事例を参考にしながら紹介。また書籍内の18か所のQRコードから「10分でわかる解説動画」も閲覧できます。
プレイングマネジャーに発生しやすい病気
プレイングマネジャーの最大仕事は、「人を動かす技術」です。しかし実際には、現場の仕事とマネジメントを兼務するためにいろいろな弊害が発生しがちです。
本書では、プレイングマネジャーに発生しやすい弊害を病気と呼び、下記の6個の発生源に分け根本的な要因、解決策、理想的なチームの方向性をケース別に解説しています。
(1)上司への依存が強いチームに起こりやすい病気
リーダーの力が強すぎるチームにみられる傾向。自分で、考えることや行動することを拒絶してしまう。
(2)チームを運営する機能が弱いために発生する病気
チームづくり意識が乏しかったり、その方法がわからないチームに起こりやすい現象。
(3)会社の仕組みがないために発生する病気
会社としての仕組みがないと特定の人にしか、マネジメントができないため組織の基盤は脆弱になる。
(4)成長スピードに人の成長が追い付いていかない病気
急成長企業は、会社の成長スピードが、人の成長より早いため、マネジャーに戦略展開、人財育成、マネジメントが集中しすぎる。
(5)属人的な仕事のやり方による病気
各個人が自由に動き、会社自体が個人商店の集まりになるため、組織での仕事をすることができない。
(6)リーダー機能の未発達による病気
プレイヤーの比率が高すぎるマネジャーが率いるチームに起こりやすい現象。チームにコントロール機能がないために無法地帯に。
本書の構成
はじめに
序章 マネジメント方法も人の役割も変わった
第1章 時代に合ったシェアド・マネジメントのルール
第2章 「動かす技術」を身につけるルール
第3章 業績をつくる黄金法則のルール【準備編】
第4章 業績をつくる黄金法則のルール【事例編】1
第5章 業績をつくる黄金法則のルール【事例編】2
第6章 チームを全員で動かすリーダーのルール
第7章 メンバーとさらに心を合わせるルール
小池浩二さん プロフィール
著者の小池浩二さんは、マイスター・コンサルタンツ株式会社 代表主席コンサルタント。国際公認経営コンサルティング協議会認定CMC。
中小企業専門の経営コンサルタントとして1997年4月に神奈川県横浜市にて創業。実践に基づいた中小企業成長戦略のシステムづくりを旨とし、これまで経営診断・経営顧問・研修等で1000社以上に関わる。また、500人以上のプレイングマネジャー育成から開発した独自メソッドも日本初となるプレイングマネジャーの専用HP「プレイングマネージャーの仕事術メソッド」( http://pmjm.biz )にて公開。
2018年から、中小企業の人財基礎力アップのための教育動画チャンネル会社として、OJTチャンネル株式会社を立ち上げて、新たな活動を展開中。
プレイングマネジャーのルール 小池 浩二 (著) 現在プレイングマネジャーには、チームをまとめる以外に、戦略的な動きで会社・チームに業績をもたらす仕事が求められています。 21世紀に入り、人・チームを動かす技術にも変化が求められています。 |