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『昭和トワイライト百景』残された「昭和の原風景」とは? 気鋭の路地徘徊家、渾身のルポルタージュ!

フリート横田さん著『昭和トワイライト百景』

フリート横田さん著『昭和トワイライト百景』

フリート横田さん著『昭和トワイライト百景』が、世界文化社より刊行されました。

 

まだ間に合う!消えゆく“昭和の風景”を目に焼き付けませんか?

「平成」が終わり「令和」という新しい時代を迎える今、猥雑でエネルギッシュな「昭和の風景」はわずかとなってしまいました。

本書は、気鋭の路地徘徊家でもあるフリート横田さんが、自らの足で調べ、聞き、飲んで追いかけた「昭和」に出会う旅の記録でもあります。

 
ほかでは見ることのできない写真や戦後に生きた人々の生の声を多数収録。また、都築響一さん(写真家・ジャーナリスト)、渡辺豪さん(カストリ書房店主・遊郭家)と、「なぜ人は昭和の風景に惹かれるのか?」をトークした座談会も収録されています。

令和という新しい時代を迎える今だからこそ輝く、「美しき昭和の時代」がたっぷりと紹介されています。

大森飲食街ビル

大森飲食街ビル

 

誰が建てたのか?新宿に「停泊中」の昭和の大建築

“狂気の建築家”と呼ばれた渡邊洋治さんが設計した第3スカイビルこと、通称「軍艦マンション」。軍艦にあたる光とその翳が、無機質な鉄を妖艶な姿に変えます。

本書では、現代の建築家をも魅了するこの軍艦マンションの知られざる秘密、そしてこのマンションを設計した渡邊洋治さんとは一体何者なのか?を当時のエピソードとともに紹介します。

軍艦マンション

軍艦マンション

 

今宵吸い込まれませんか?「ビル内横丁」の暗闇に

サラリーマンの聖地新橋の汐留口にそびえ立つ新橋駅前ビル。このビルの地下には小さな飲み屋が所狭しと並んでおり、濃厚な「路地」感と「横丁」感を醸し出しています。

今では多くのサラリーマンで賑わう「ビル内横丁」とも呼ばれるこの空間ですが、その裏にはどんなストーリーがあったのか。戦後にヤミ市からマーケットへと変貌し、そして今のビルが建てられるまでの隠されたドラマを紹介します。

新橋駅前ビル

新橋駅前ビル

 

本書の構成

第一章 建築・土木構造物編

鼎談 都築響一×渡辺豪×フリート横田「平成が終わる今、はるかな昭和をしのぶ」

第二章 酒場編

第三章 路地・街角編

column 地方に残る盛り場の過去と現在を飲み歩く

 

フリート横田さん プロフィール

著者のフリート横田さんは、文筆家/路地徘徊家。

出版社勤務を経て、タウン誌の編集長、街歩き系ムックや雑誌の企画・編集を多数経験。独立後は編集集団「株式会社フリート」の代表取締役社長を務める。

戦後~高度経済成長期の街並み、路地、酒場、古老の昔話を求め徘徊。昭和や酒場にまつわるコラムや連載記事などを日々執筆している。

著書に『東京ノスタルジック百景』(世界文化社)、『東京ヤミ市酒場飲んで・歩いて・聴いてきた。』(京阪神エルマガジン社)。

 

昭和トワイライト百景
フリート 横田 (著)

2020年を見据え再開発が進む東京。折りしも「平成」が終わろうとしている今、なぜか惹きつけられる猥雑でエネルギッシュな「昭和の風景」はわずかに残る程度になってきています。
本書では、戦後その地で生き、様々な思いを込めてきた人々の生々しい声を収録し、ほかでは見る事ができない写真や資料も盛りだくさん。東京中を歩き回り、時に叱られ時に激励されながら、郷愁の街に潜入した前作『東京ノスタルジック百景』に続く、渾身のルポ。

【出版社からのコメント】
ウェブ連載時にも大きく注目された、東京・大久保に鎮座する「軍艦マンション」、通っていなくてもどこか懐かしさを感じる「円形校舎」、サラリーマンの憩いの場「新橋駅前ビル」――。
遠くない未来になくなるであろう“ぐっとくる風景”を、この本で辿ってみませんか?

 


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