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『野球が教えてくれたこと』野球の話だけど、野球の話だけじゃない!栗山英樹監督が「野球」から学んだ“理不尽な世の中”を生きるためのヒント

栗山英樹さん著『野球が教えてくれたこと』

栗山英樹さん著『野球が教えてくれたこと』

北海道日本ハムファイターズ・栗山英樹監督による自己啓発書『野球が教えてくれたこと』が、KADOKAWAより刊行されました。

 

「能力がないということも才能である」――名将・栗山英樹さんが50年間愛し続けてきた「野球」から学んだ“理不尽な世の中”を生きるためのヒント

今でこそ名将のほまれ高い栗山英樹監督ですが、これまでの道のりは決して順調ではありませんでした。監督の言葉を借りるならば、「野球の王道から外れ続けてきた」人生でした。

 
栗山さんの父親が作った地域の少年野球チームからスタートし、中学校は教育的理由からバレーボール部、高校時代は甲子園に遠く及ばず、進学した国立・東京学芸大学は、部費が都立高校に及ばぬ野球の弱小校でした。
なんとかテスト生として潜り込んだプロ野球の世界では、一瞬の輝きこそ放ちましたが病気にも見舞われ、わずか7年、29歳で現役引退しました。

栗山監督は、野球の技術上達という観点で語るならば、必ずしも理想的な指導・練習環境で野球をしてきたわけではありません。一方でそれは「近道が、目的地に辿り着く道とは限らない」という人生の真実を、栗山監督に教えた道のりでもありました。

 
本書で栗山監督が語っているのは、野球の話です。
しかし本書が伝えたいことは「困難に直面したときにそれを乗り越えるヒント」です。

2018年夏、甲子園は100回大会を大きな盛り上がりと共に終えました。そして新時代を迎える2019年に、高校生に、これから社会に出て行く人たちに、なにかのメッセージを発するのも野球人の義務である、と栗山監督が取り組んだのが、今回の『野球が教えてくれたこと』になります。

「野球とは、人生とは理不尽で不平等なものである」
「能力がないということも才能である」
「野球も人生も、上達するには『他のもの』に学べ」

……など、栗山監督らしい含蓄ある言葉が、ご本人の実体験と共に語られます。

 

本書の構成

第1章 教え子に学ぶ(大谷翔平/中田翔/斎藤佑樹/清宮幸太郎)

第2章 高校野球に学ぶ

第3章 恩師に学ぶ

第4章 挫折に学ぶ

 

栗山英樹さん プロフィール

栗山英樹(くりやま・ひでき)さんは、1961年生まれ。東京都出身。北海道日本ハムファイターズ監督。

1983年ドラフト外で、ヤクルトスワローズに入団。俊足巧打の外野手で、1989年にはゴールデングラブ賞(外野手部門)を獲得。持病のメニエール病が悪化し、1990年シーズンを最後に現役引退。その後は野球解説者、スポーツキャスター、大学教授として活躍。

2012年に北海道日本ハムファイターズ監督に就任。同年、監督1年目でパ・リーグ制覇。2016年は自身2度目のパ・リーグ制覇、初の日本一に輝く。同年、正力松太郎賞を受賞した。2019年は現役監督では最長となる8シーズン目を迎える。

 

野球が教えてくれたこと
栗山 英樹 (著)

「正しい」「正しくない」を決めつけるな。能力は「環境」から引っ張り出されるものである。人と較べるな。自分にしかなれない自分を探せ。失敗は「技術」でなく、「人間」の問題である。野球も仕事も、上達したければ他のものに学べ…名将・栗山英樹が50年の野球人生で得た学びとは。

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「野球が上手くなるにはどうしたらいいですか?」
野球少年からそんな質問をされることがあります。
僕は必ずこう答えます。
「本当に野球が好きだったら勉強をしなさい」
勉強がすべて。僕はそう思っています。野球においても、人生においても――

 


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