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『すべての企業はサービス業になる』今起きている変化に適応しブランドをアップデートする10の視点

室井淳司さん著『すべての企業はサービス業になる 今起きている変化に適応しブランドをアップデートする10の視点』

室井淳司さん著『すべての企業はサービス業になる 今起きている変化に適応しブランドをアップデートする10の視点』

株式会社アーキセプトシティ・代表取締役/クリエイティブ・ディレクターの室井淳司さん著『すべての企業はサービス業になる 今起きている変化に適応しブランドをアップデートする10の視点』が、宣伝会議より刊行されました。

 

世の中で起きている変化に共通するコンテクスト(文脈)を見つけるコツを紹介

事業やマーケティングの中長期的な戦略を考えるには、これからの未来を予測する必要があります。

本書では、すでに世の中で起きている変化に共通するコンテクスト(文脈)を見つけることで、変化の全体を捉え、これからの企業戦略、ブランド戦略、マーケティング戦略を考える上で持つべき視点をまとめていきます。

 
オートメーション化、シェアリングエコノミー、O2O、ミレニアル世代等、現在起きている変化に共通する流れを分析し、これからの企業戦略に持つべき10の視点を大胆かつシンプルに提示。40代・50代以上の企業戦略責任者が、従来の自身の経験値から導き出せない戦略や仮説立案をサポートします。

 

本書の構成

はじめに
・自分の価値観が通用しない
・中国で抱いた危機感
・変化を俯瞰する
・これから持つべき10の視点

1章 ブランドに押し寄せる変革
・メーカーからサービスブランドへ トヨタ e-Palette
・移動・物流・都市の概念が拡張する
・Amazon、Uber、ソフトバンクらとの協業で実現するトヨタの新構想
・主導権は企業側からコミュニティ側へ
・拡張するブランド戦略
・ブランド戦略の進化は外的要因がもたらす

2章 避けられない三つの環境変化
・変化の流れを読み解く
1)ミレニアル世代の出現~価値観の変化
・ 合理性<判断の基準>
・ 包摂性<多様の容認>
・ 接続性<幸せの形状>
2)シェアリング・エコノミー~消費行動の変化
・モノのシェア:メルカリ、ShareGrid
・ 空間のシェア:Airbnb、スマートパーキング、ecbo cloak、monooQ
・ スキルのシェア:ココナラ、KitchHike
・ 移動のシェア:Anyca、Uber
・ お金のシェア:CAMPFIRE
3)IoT、ビッグデータ、 AI~オートメーション時代への構造変化
・IoT:データを収集するためのセンサー
・ビッグデータ:これからの経営資産
・AI(人工知能):パーソナライズを生み出す

3章 変化する購買行動
・デジタル購買の不満を、リアル体験が解決する時代へ
・シングル、マルチ、クロス、そしてオムニへ
・実店舗とeコマース企業のショールームは何が違うのか
段階1:オムニチャネル化
Mitsui Shopping Park & mall、楽天ビック
段階2:リアル店舗のデジタル体験化
DIFFERENCE、JapanTaxi
段階3:デジタル購買のリアル体験化
BONOBOS、Warby Parker、ZOZOSUIT
段階4:リアルとデジタルの統合体験型
盒馬鮮生

4章 ブランドをアップデートする 10の視点
・マクロの視点を持ちブランドをリデザインする
視点1:目的は「購買から推奨」へ
視点2:信用は「認知から評価」へ
視点3:消費行動は「所有から利用」へ
視点4:関係性は「支配から接続」へ
視点5:サービスは「マスからパーソナル」へ
視点6:購買体験は「O2OからO2E」へ
視点7:ビジネスモデルは「発明から編集」へ
視点8:経営課題は「リブランディングからリビルディング」へ
視点9:ビジョンは「現実から理想」へ
視点10:ブランドは「企業から人」へ

 

室井淳司さん プロフィール

著者の室井淳司(むろい・あつし)さんは、1975年生まれ。広島県出身。クリエイティブ・ディレクター/一級建築士。

2000年、東京理科大学建築学科卒業後、株式会社博報堂に入社。2012年、博報堂史上初めて、広告制作職外からクリエイティブ・ディレクターに当時最年少で就任。ブランド・体験デザイン開発に従事。

2013年、株式会社アーキセプトシティ(Archicept city)設立。同年、博報堂フェロー。新規事業・サービス開発、ブランド・デザイン戦略、店舗戦略において、企業のトップや事業責任者にクリエイティブ・ディレクターとして並走する。表参道布団店共同創業経営者。広告・マーケティング界に「体験デザイン」という概念を提唱。

主な仕事に「DRIVE TO GO BY TOYOTA」「キリン一番搾りガーデン」など。著書に『体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方』(宣伝会議)がある。

<主なクライアント>
トヨタ自動車、広汽トヨタ、アウディ、日産自動車、キリンビール、トリドール、ソニー、AOKIホールディングス、ユニリーバ、森永乳業等。

<受賞歴>
Red Dot Design Award Best of the best、Good Design Award、ADFEST Grand-prix、Cannes Lions Bronze、JCD Best100、DDA AWARD

 

すべての企業はサービス業になる 今起きている変化に適応しブランドをアップデートする10の視点
トヨタは、移動サービスへのシフトを宣言。「利用し続けてもらう」サービス業への拡張は勝ち残る鍵に。オートメーション化、シェアリング・エコノミーによる変化の構造をとらえ、正しく戦略を立てるためのリーダーの必読書。

事業やマーケティングの中長期的な戦略を考えるには、これからの未来を予測する必要がある。
しかし、巷に並ぶAIをはじめとした超未来的な話では事業との結びつきがピンとこず、テクノロジーの進化は人々を取り巻く環境や産業構造を大きく変えつつあり、未来を把握することが難しい時代になってきている。
本書では、すでに世の中で起きている変化に共通するコンテクスト(文脈)を見つけることで、変化の全体像を捉え、その流れの方向を発見し、これからの企業戦略、ブランド戦略、マーケティング戦略を考える上で持つべき「視点」をまとめていく。

 


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