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『一発屋芸人の不本意な日常』人生、諦めが肝心である――これはエッセイか、ただの愚痴か

山田ルイ53世さん著『一発屋芸人の不本意な日常』

山田ルイ53世さん著『一発屋芸人の不本意な日常』

一発屋芸人列伝』(新潮社)で「本屋大賞2018年 ノンフィクション本大賞」にノミネートされ、「第24回 編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞した、「髭男爵」山田ルイ53世さんの最新エッセイ『一発屋芸人の不本意な日常』が、朝日新聞出版より刊行されました。

 

“一発屋”山田ルイ53世さん、まさかの“二発目”エッセイを発売!

本書は、山田ルイ53世さん自ら「負け人生」と語る日々をコミカルにつづった、切なくも笑える渾身のエッセイです。『一発屋芸人列伝』で他の芸人を描いた著者が、今回初めて自らの日常をつまびらかにします。

 
ある日は地方営業でワイングラスに石を投げられ、ある日はサインをネットで売られる。またある日はファンでもない人からゴミにサインを書いてと頼まれ、たまのキー局の特番では一言もしゃべれずひな壇をあとにする……。
無名時代に臨んだ電波少年出演時の衝撃エピソードも公開。

ヤフートップニュースを幾度も賑わわせたwithnewsの人気連載が、大幅改稿・加筆されて書籍化されました。

 

山田ルイ53世さんからのコメント

「一発屋芸人をテーマに二発目、もとい、二冊目を出版できることになりました。
有難い話です。
一発屋は、人生のしおり、記憶のポストイット。
入学、卒業、結婚、出産といった人生の節目の場面には、
「そういえば、あの頃はあの芸人のギャグが流行っていたなー……」
と必ず僕達の姿があります。
この本もそうなれば幸いです。」

 

本書の目次

1 僕は一発屋
“旬”ではないもの代表
一発屋のプライド
いつにも増して自分が出ていないテレビ
ドッキリと現実が入り交じるパラレルワールド
ゴミにサインを書いた日
マスクで「芸能人きどり」と言われて
自らの不健康を祈る仕事
地方でもてはやされ、東京であしらわれ
ADが寒そうな僕に渡してくれたもの
心霊ロケで手抜きお祓い
シルクハットを脱ぐタイミング
テレビ局で味わう「場違い感」
一発屋がおびえる宴会シーズン
「不発」覚悟の新ネタ
芸人泣かせ「食リポ」の舞台裏
家ロケで身を削る
オークションサイトに自分のサイン
業界人にやたらモテる”世界観芸人”との格差
素人に負けるハロウィン

2 下を向いて歩こう
芸人が絶望する夜
僕らは最底辺の最高峰
暴走する”おいしい”
「やっぱり駄目か」 の繰り返しを生きる
人生、諦めが肝心
全てをくれたシルクハット
負け人生を差し出すということ

 

山田ルイ53世さん プロフィール

著者の山田ルイ53世(本名:山田順三)さんは、1975年生まれ。兵庫県出身。お笑いコンビ・髭男爵のツッコミ担当。

地元の名門・六甲学院中学校に進学するも、引きこもりになる。大検合格を経て、愛媛大学法文学部に入学・中退。1999年、ひぐち君と髭男爵を結成。

主な著書に『ヒキコモリ漂流記  完全版』(角川文庫)、『一発屋芸人列伝』(新潮社)がある。「髭男爵 山田ルイ53世のルネッサンスラジオ」(文化放送制作)をはじめとしたラジオのフィールドでも活躍 、毒舌交じりの話術に定評がある。

 

一発屋芸人の不本意な日常
ある日は地方営業でワイングラスに石を投げられ、ある日はサインをネットで売られる。
自ら「負け人生」と語る日々をコミカルにつづった、切なくも笑える渾身のエッセイ。
withnewsの大人気連載が、大幅改稿・加筆されて待望の書籍化!
人生、諦めが肝心だ。

 


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