『長生きできる町』「まちの環境」があなたの寿命を決める!
近藤克則さん著『長生きできる町』(角川新書)が、KADOKAWAより刊行されました。
転ぶ人が多い町、鬱の人が多い町、認知症になる人が多い町があった!
転ぶ高齢者が4倍多い町、要介護認定を受ける確率が5倍も高い町――。健康格差の実態が明らかになるにつれ、それは本人の努力だけでなく環境にも左右されていることが分かってきました。
健康格差をなくし、社会環境を整えることの重要性を確認し、0次予防についての理解を深めます。生涯現役・健康寿命・地域共生社会づくりための提言が詰まった一冊です。
本書の目次
第1章 健康格差はここまで広がっている
第2章 放置できない健康格差
第3章 健康格差は子どものときから始まっている
第4章 健康寿命を延ばすにはどうすればいいのか
第5章 努力しないで減塩する方法
第6章 健康格差を解消するための取り組み
事例1●愛知県武豊町 事例2●千葉県松戸市
Column 予防医学は研究者も研究費も少なすぎる/認知症の発症率は10年で2割下がっている!?/スポーツは見るだけでも健康に!? 他
近藤克則さん プロフィール
著者の近藤克則(こんどう・かつのり)さんは、1983年千葉大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院リハビリテーション部医員、船橋二和(ふたわ)病院リハビリテーション科科長などを経て、1997年日本福祉大学助教授。University of Kent at Canterbury(イギリス)客員研究員(2000~2001年)、日本福祉大学教授を経て、2014年から千葉大学教授。2016年から国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター老年学評価研究部長。一般社団法人日本老年学的評価研究(JAGES)機構代表理事。
著書『健康格差社会──何が心と健康を蝕むのか』(医学書院)で社会政策学会賞(奨励賞)を受賞。
★JAGES(日本老年学的評価研究):https://www.jages.net/