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『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義』人は、必ず死ぬ。だからこそ、どう生きるべきか

シェリー・ケーガンさん著『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義』 ▲“教壇の上にあぐら”の授業スタイルが話題に

シェリー・ケーガンさん著『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義』 ▲“教壇の上にあぐら”の授業スタイルが話題に

シェリー・ケーガンさん著『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義』(訳:柴田裕之さん)が、文響社より刊行されました。

本書は、イェール大学で23年連続で開講されている人気講義をまとめた一冊で、韓国や中国をはじめとするアジア圏で、累計25万部となっています。

 

余命宣告をされた学生が、“命をかけて”受けたいと願った伝説の授業、ここに開講!

Q.
避難している防空壕に、手榴弾が投げ込まれました。
手榴弾は爆発寸前ですが、あなた以外はまだ誰も気づいていません。
あなたなら、どうする?

1.自ら手榴弾の上に身を投げ出して、犠牲となって、皆を助ける
2.手榴弾に一番近い人を蹴り飛ばし、犠牲となってもらって、皆を助ける
3.何もしない(結果として爆発し、何人かが犠牲となる)

シェリー先生からの問い
◎一人だけ死ぬほうが、多くの人が死ぬよりいいのか?
◎「自殺」と「事故」の境界は何か?
◎「殺人」はどんなときもいけないのか?
◎誰の死も、等しく同じ価値を持つのか?
◎「死んだほうがマシ」な人は、本当にいないのか?

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Q.
月曜日、トムがジョンを銃で撃った。
火曜日、トムが心臓麻痺を起こして死んだ。
水曜日、出血多量でジョンが息を引き取った。
このとき、トムはいつジョンを殺したと言えるだろうか?

シェリー先生からの問い
◎「ジョンが死んだ」のは、いったいいつか?
◎「ジョンが殺された」のは、いったいいつか?
◎ジョンが死ぬか死なないかで、トムの罪の重さが変わるのはなぜか?

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……ほか、「人生の質を高める問い」の宝庫です。

 
<本書の内容>
◎人は、死ぬとどうなるのか
◎死への「正しい接し方」――本当に、恐れたり、絶望したりすべきものなのか
◎なぜ歳をとるごとに、「死への恐怖」は高まっていく?
◎残りの寿命――あなたは知りたい? 知りたくない?
◎「不死」が人を幸せにしない理由
◎「死ぬときはみな、独り」というのは、本当か
◎自殺はいつ、どんな状況なら許されるのか
◎死が教える「人生の価値」の高め方

 

著者プロフィール

■著者:Shelly Kagan(シェリー・ケーガン)さん

イェール大学教授。道徳哲学・規範倫理学の専門家として知られ、着任以来二十数年間開講されている「死」をテーマにしたイェール大学での講義は、常に指折りの人気コースとなっている。

本書は、その講義をまとめたものであり、すでに中国、韓国をはじめ世界各国で翻訳出版され、25万部を超えるベストセラーとなっている。

 
■訳者:柴田裕之(しばた・やすし)さん

翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業。

訳書に、マイケル・S・ガザニガさん『人間とはなにか』(筑摩書房)、ジョン・T・カシオポさん他『孤独の科学』、ユヴァル・ノア・ハラリさん『サピエンス全史』『ホモ・デウス』(以上、河出書房新社)、フランス・ドゥ・ヴァールさん『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』、ベッセル・ヴァン・デア・コークさん『身体はトラウマを記録する』(以上、紀伊國屋書店)、ウォルター・ミシェルさん『マシュマロ・テスト』、マット・リドレーさん『進化は万能である』(共訳)(以上、早川書房)、ジェレミー・リフキンさん『限界費用ゼロ社会』(NHK出版)など多数がある。

 

「死」とは何か? イェール大学で23年連続の人気講義
イェール大学で23年連続の人気講義が、ついに日本上陸!
――人は必ず死ぬ。だからこそ、どう生きるべきか――

なぜ、余命宣告をされた学生は、最後に”命をかけて”、この講義を受けたのか!?

死を通すことでますます「生」が輝きを増す、世界的名著!

 
【出版社からのコメント】
「私自身が、日本語版の制作チームに加わっているような気分です」

このお言葉は、 日本語版制作にあたって、「日本の読者のみなさんへ」を書き下ろしていただき、さらに、編集上の様々な疑問点にお答えいただいた際の、シェリー先生のお言葉です。

イェール大学で二十年以上、「死」をテーマにした講義を続けていらっしゃる、シェリー先生。

そのお姿はまるで、 悟りを開いた高僧のよう……。
「死」という難しいテーマを扱いながら、理性的に、そして明快に導かれる、まさに、イェール大学の看板授業!

ぜひみなさんも、イェール大学に入学した気分で、世界最高峰の「死」の授業をお楽しみください。

 


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