本のページ

SINCE 1991

【第54回谷崎潤一郎賞】星野智幸さん『焰』が受賞

中央公論新社は8月27日、第54回谷崎潤一郎賞の受賞作を発表しました。

 

第54回谷崎潤一郎賞が決定!

第54回(平成30年)谷崎潤一郎賞の選考会が8月27日に行われ、池澤夏樹さん、川上弘美さん、桐野夏生さん、筒井康隆さん、堀江敏幸さんの選考委員5氏による審査の結果、次の通り受賞作が決定しました。

 
■第54回谷崎潤一郎賞
星野智幸(ほしの・ともゆき)さん
『焰』(新潮社)

 
受賞者の星野智幸さんは、1965年ロサンゼルス生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1997年に「最後の吐息」で文藝賞、2000年に「目覚めよと人魚は歌う」で三島由紀夫賞、2003年に『ファンタジスタ』で野間文芸新人賞、2011年に『俺俺』で大江健三郎賞を受賞しています。

 
なお、選評は10月10日発売の『中央公論』11月号に掲載される予定です。贈賞式は10月9日に東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開催。

 

谷崎潤一郎賞について

谷崎潤一郎賞は、中央公論新社が創業80周年を記念して、1965年に創設した文学賞です。明治・大正・昭和を通じて、幅広いジャンルで活躍した谷崎潤一郎の業績にちなみ、「時代を代表する優れた小説・戯曲」を顕彰します。

受賞者には正賞として記念品、副賞として100万円が授与されます。

 


真夏の炎天下の公園で、涙が止まらなくなった人で溢れかえる世界で、人間が貨幣となり自らを売買する社会で。自分ではない何かになりたいと切望する人々が、自らの物語を語り始めたとき。祈り、覚醒、落涙、興奮、解放、震撼、驚嘆、共感、そして、希望。9つの物語がひとつに燃えあがり、あなたは歓喜に包まれる。

 
【関連】
中央公論新社

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です