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谷崎潤一郎生誕記念〈第38回残月祭〉津村記久子さん講演会「日常と文学」を開催

谷崎潤一郎記念館は、谷崎潤一郎(1886~1965年)の生誕を記念した「第38回残月祭」にて、津村記久子さんの講演会「日常と文学」を7月21日(日)に開催します。

 

津村記久子さん講演会「日常と文学」開催概要

谷崎潤一郎記念館では毎年、谷崎潤一郎の誕生月である7月に、谷崎文学に親しむ催し「残月祭」を行っています。

今年は、2023年に『水車小屋のネネ』で第59回谷崎潤一郎賞を受賞した作家の津村記久子さんをゲストに「日常と文学」をテーマとした講演会を開催します。編集者・著述家の江弘毅さんがナビゲーターとなり、作家の日常がどのように活かされているかなど、創作の裏側や作品への思いを語ります。

 
■日時:令和6(2024)年7月21日(日)14:00~15:30(開場 13:00)

■場所:ルネサンスクラシックス芦屋ルナ・ホール(芦屋市業平町8の24)

■定員:600名

■入場料:2,000円(前売り券1,800円)

■チケット購入方法
◎芦屋市谷崎潤一郎記念館(阪神芦屋駅南東徒歩15分)
◎大利昭文堂(阪急芦屋川駅南すぐ/日曜休み)
◎Belle Pot あしや(芦屋ルナ・ホールに隣接、火曜休み)

※または、谷崎記念館に電話、ファクスまたはメールで
(1) 郵便番号・住所
(2) 氏名(ふりがな)
(3) 電話番号(ファクスの方はファクス番号も)
(4) 参加人数
をお知らせください。 振込方法をお知らせし、入金を確認した後に前売券を送付します。

■主催:芦屋市谷崎潤一郎記念館
■後援:芦屋市、芦屋市教育委員会、中央公論新社

★詳細:https://www.tanizakikan.com/exhibition.php#zan721

 

登壇者プロフィール

 
■津村記久子(つむら・きくこ)さん

作家。1978年生まれ、大阪市出身。大阪市出身。2005年『マンイーター』(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。

2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、2009年『ポトスライムの舟』で芥川賞、2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、2013年『給水塔と亀』で川端康成文学賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2017年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』 でサッカー本大賞、2020年『給水塔と亀(The Water Tower and the Turtle)』(ポリー・バートン訳)でPEN/ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞を受賞。2023年『水車小屋のネネ』で谷崎潤一郎賞を受賞、同書で2024年本屋大賞第2位入賞。

 
■ナビゲーター:江弘毅(こう・ひろき)さん

編集者。著述家。大阪府岸和田市出身。『Meets Regional』(京阪神エルマガジン社)の創刊に携わり、12年間編集長を務める。編集団体140Bの取締役編集責任者。

著書に津村記久子さんとの共著『大阪的』(ミシマ社)がある。谷崎潤一郎については、細雪』の大阪弁について言及した『K氏の大阪弁ブンガク論』(ミシマ社)の著書がある。神戸松蔭女子学院大学教授。

 

谷崎潤一郎(1886-1965) プロフィール

東京・日本橋出身。東大国文科中退。在学中より創作を始め、同人雑誌「新思潮」(第二次)を創刊。同誌に発表した「刺青」などの作品が高く評価され作家に。当初は西欧的なスタイルを好んだが、関東大震災を機に関西へ移り住んだこともあって、次第に純日本的なものへの指向を強め、伝統的な日本語による美しい文体を確立するに至る。

1949(昭和24)年、文化勲章を受章。主な作品に『痴人の愛』『春琴抄』『卍』『細雪』『陰翳礼讃』など。

 

水車小屋のネネ
津村 記久子 (著)

誰かに親切にしなきゃ、
人生は長く退屈なものですよ

18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉
ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生――

助け合い支え合う人々の40年を描く長編小説
毎日新聞夕刊で話題となった連載小説、待望の書籍化!

装画:北澤平祐
装幀:中嶋香織

 
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