【訃報】漫画家・さくらももこさんが死去　『ちびまる子ちゃん』など

2018年8月28日 1:02 PM ニュース

『ちびまる子ちゃん』で知られる漫画家のさくらももこさんが8月15日、乳がんのため死去しました。53歳。さくらプロダクションが8月27日に発表。通夜・告別式は近親者で行なわれました。

さくらももこさんは、1965年生まれ。静岡県清水市（現・静岡市）出身。1984年、短大在学中に『りぼんオリジナル』に掲載された「教えてやるんだ　ありがたく思え！」でデビュー。

1986年から『りぼん』にて、清水市を舞台に、自身の少女時代をモデルにした小学3年生のまる子の日常を描いた『ちびまる子ちゃん』を連載。1989年に講談社漫画賞を受賞、漫画はシリーズ累計3200万部以上を記録しています。
1990年からはアニメがフジテレビ系で放送され、最高視聴率39.9％（関東地区＝ビデオリサーチ調べ）を記録。自身が作詞し、B.B[.クィーンズが歌ったテーマ曲「おどるポンポコリン」は130万枚を超える大ヒットとなり、日本レコード大賞も受賞しました。

1994年から連載がスタートした『コジコジ』も1997年にアニメ化されています。

エッセイストとしても活躍。1991年に初エッセイ『もものかんづめ』を、1992年に『さるのこしかけ』、1993年に『たいのおかしら』を刊行し、どれも100万部を超えるベストセラーに。

さらに作詞でも、「おどるポンポコリン」以外に、西城秀樹さんの「走れ正直者」（『ちびまる子ちゃん』のエンディングテーマ曲）や、高橋由美子さん、藤川なお美さん、渡辺満里奈さん、たま、カジヒデキさん、KinKi Kids、桑田佳祐さん、ピエール瀧さん、ウルフルズ、大原櫻子さんなど、多くのアーティストの作品を手掛けています。