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「あしながおじさん」ジーン・ウェブスターもうひとつの代表作『おちゃめなパティ』が刊行

『あしながおじさん』の著者、ジーン・ウェブスターによるもうひとつの代表作『おちゃめなパティ』が新潮文庫より刊行されました。くらはしれいさんが装画を担当。

 

舞台はアメリカの女子寄宿学校、聖アーシュラ学園 世界中の少女が憧れた青春が読みやすい新訳とキュートな装画で蘇る!

世界的児童文学『あしながおじさん』の著者、ジーン・ウェブスター。あまりに有名な作品を遺し39歳という若さで逝去した彼女には、もうひとつの代表作がありました。それが『おちゃめなパティ』です。

 
『あしながおじさん』の主人公ジュディと同じく女子寄宿学校で過ごすパティの青春は、アメリカの、そして世界の少女たちを夢中にさせました。

三角和代さんによるいきいきとした新訳に加え、くらはしれいさんのかわいらしいイラストと、梨木香歩さんの解説が、パティの生きた時代を鮮やかに蘇らせます。

 
【あらすじ】
アメリカの女子寄宿学校、聖アーシュラ学園で暮らすパティは好奇心旺盛で正義感の強い女の子。ある日、同級生と学外の英国人との恋の噂が学園中を騒がせる。毎週届くスミレの花束。でも、その恋人って実在するの――?
疑問を持ったパティは、親友のコニーとプリシラと共にあるいたずらを仕掛ける。果たして恋人の正体とは?『あしながおじさん』のウェブスターがおくる永遠の少女小説。
解説:梨木香歩さん

 

本書の目次

1 学園を改革しよう
2 ロマンスの女王は誰?
3 ラテン語ストライキ
4 はしから三番目の彼
5 ばあばとじいじのハネムーン
6 銀のバックル
7 “ボビーおじさん”
8 秘密結社SAS
9 キッド・マッコイ、心を入れかえる
10 タマネギと蘭の花
11 レモンパイとモンキーレンチ
12 広い世界に旅立て、乙女

訳者あとがき
ジーン・ウェブスター著作リスト
解説 対等でありたいとする渇望 梨木香歩

 

著者プロフィール

 
■ジーン・ウェブスター(Jean Webster)

1876年生まれ、ニューヨーク出身。母方の大叔父にマーク・トウェインを持ち、父親はトウェインと共に出版社を経営していた。ヴァッサー大学卒業後、第一作『パティ、カレッジへ行く』を出版。

1912年に出版した『あしながおじさん』と1915年の『続あしながおじさん』で名声を博す。大学在学中から社会事業にも興味を寄せ、後に少年感化院や刑務所改善の特別委員などを務めた。1916年、長女出産の翌日に39歳で死去。 

 
■訳:三角和代(みすみ・かずよ)さん

福岡県出身。西南学院大学文学部外国語学科卒業。英米文学翻訳家。

訳書に、カー『死者はよみがえる』『幽霊屋敷』、カーリイ『百番目の男』、タートン『イヴリン嬢は七回殺される』『名探偵と海の悪魔』、グレアム『罪の壁』など多数。

 

おちゃめなパティ (新潮文庫)
ジーン・ウェブスター (著), 三角 和代 (翻訳)

世界中の少女が愛した、はちゃめちゃで、魅力的な女の子。
『あしながおじさん』の著者、ウェブスターによるもうひとつの代表作!

 
【関連】
試し読み | 『おちゃめなパティ』ジーン・ウェブスター、三角和代/訳 | 新潮社

 


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