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看板猫のいる新宿のシェア型書店で巻き起こる物語――佐鳥理さん『書棚の本と猫日和』が刊行

佐鳥理さんが看板猫がいるシェア型書店を舞台描く”棚主”たちの物語『書棚の本と猫日和』(イラスト:わみずさん)がことのは文庫より刊行されました。

 

書棚の本との出会いや棚主とのつながりから生まれる交流が、何気ない日常の悩みや苦労をほぐしていく――。

本書は、ここ数年で出店が増加している「シェア型書店」を舞台に、書店好きや本好き、読書好きに響く人間ドラマです。「棚主って何をする人?」という疑問がストーリーと通じて理解できます。

新宿の片隅にある看板猫のいるシェア型書店「フレール」を舞台に巻き起こる、読むとほっこり優しい気持ちになれる棚主たちの物語。
それぞれが抱えている悩みや苦労もあるけれど、本との出会いによって人と繋がり、それがきっかけで日々の中で見落としていた何かを発見していく、気づきのある日常系お仕事小説となっています。

 
【あらすじ】

流行に追われて自分を見失った美容師、訳あって本をお金に換えたい就活生、人を知るために本を読み込むバーテンダー、作品を読まれることを恐れるアマチュア作家、同居する孫と娘の不仲に心を悩ませる老婦人……。
新宿の片隅にある看板猫のいるシェア型書店「フレール」を舞台に巻き起こる“棚主”たちの物語。

本との出会い、そしてそこから始まる人の縁が、抱えていた悩みや苦労を知らず知らずのうちに浄化していく――。
読めば本への想いで満たされるシェア型書店エンターテインメント!

 
<「上を向くきっかけをもらえる」「心がとても温かくなりました」など感想続々!一足先にNetGalleyでゲラを読んだ方の感想を紹介!>

◎本離れと言われる時代ですが、本や書店との出会いで自分の世界が広がり、ありふれた毎日が特別な一日になる!
人それぞれ感じ方や考え方はちがうけれど、色々な感性に触れることで気づくことが沢山ある。
『毎日に、同じ日は一日もない。』
下を向きがちな日々に、ふと上を向くきっかけと楽しさを教えてもらいました。
『本を通じて人が繋がる』この作品がそんな一冊になるとステキだなと思いました。
(書店関係者)

◎最近流行のシェア型書店がテーマの小説は初めて読みました。私にもシェア型書店の経験があり、非常に関心の持てた内容で、それぞれの棚主がどのような思いで置く本を選んでいるのか、読んでいて目から鱗でした。ただ本を読み終えて良かった、感動したに止まらず、その本を読んだ思いを新しい読者につなげていくシェア型書店特有の面白さを存分に味わえました。また、SNSでは得られない棚主や他の本好きのお客さんとの直接の交流にも憧れを感じました。読めばきっとシェア型書店に挑戦してみたくなるし、既に棚主の経験がある人も参考になるポイントが見つかる内容ではないかと思いました。
(レビュアー)

 

著者プロフィール

 
■佐鳥理(さとり・さとり)さん

東京都在住。新宿の街で暮らしていた期間は、人生の半分以上にわたる。
都内のシェア型書店で“棚主”をはじめて2年半が経過、「この本が、あなたとの縁を結ぶものになりますように」と願いながら奮闘中。今作はこの時の経験が活かされている。

第2回、第3回宮古島文学賞佳作。第18回星の砂賞佳作の『二十二時のにわか雨』は「Satori」名義でネット文庫星の砂にて電子書籍化。
単著には『飛び立つとき』(とりのこ制作室)、『紅茶と猫と魔法のスープ』(ことのは文庫)などがある。

 
■イラスト:わみずさん

イラストレーター。装画を中心に手掛けている。写真を切り取ったかのような、淡い日常風景を得意とする。

『紅茶と猫と魔法のスープ』(ことのは文庫)でも装画を担当している。

 

オトナ女子向け文芸レーベル【ことのは文庫】について

「心に響く物語に、きっと出会える」

ことのは文庫は、マイクロマガジン社より発行しているオトナ女子向け文芸レーベルです。
2019年6月に創刊後、『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズや、『陰陽師と天狗眼』シリーズ、『妖しいご縁がありまして』シリーズ、『おまわりさんと招き猫』シリーズ、『大奥の御幽筆』シリーズなどなど様々な作品が登場しています。新作は毎月20日ごろに発売。

 
★ことのは文庫公式サイト:https://kotonohabunko.jp/
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書棚の本と猫日和 (ことのは文庫)
佐鳥理 (著), わみず (イラスト)

 


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