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大奥にも友情があり、青春がある! 菊川あすかさん『大奥の御幽筆』第3弾「約束の花火」が刊行

「ことのは文庫×魔法のiらんど 泣ける文芸小説コンテスト」の入賞作品で、「ことのは文庫」初の時代小説『大奥の御幽筆』のシリーズ第3弾、菊川あすかさん著『大奥の御幽筆~約束の花火~』(イラスト:春野薫久さん)がことのは文庫より刊行されました。

 

彷徨える亡霊の魂を救う感涙の歴史ファンタジー第3弾!

 
【あらすじ】

大奥で亡霊騒ぎを調査する「御幽筆」の里沙へ友を想う女中から依頼が。
だがそれはある人物の意外な過去へと展開し!? 感動のお江戸小説、第3巻!

大奥で唯一のお役目である「御幽筆」として亡霊騒ぎを調査する里沙のもとへ、毎晩うなされる友を心配する女中から依頼が持ち込まれる。
さっそく亡霊の仕業ではないかと調査を始める里沙。だがその傍らにはあらたな亡霊の姿が……。

人と亡霊、生者と死者。
けっして交わることのないそれぞれの想いが、霊視の力で綴られた里沙の手紙によって交錯する時、彼女は親友のお松に隠されたある想いを知ることになる――。

大奥を舞台に女中たちの友情を綴る、彷徨える亡霊の魂を救う感涙の歴史ファンタジー!

 
<第3巻も感想続々! 一足先にゲラを読んだ方の感想を紹介>

今作は姉妹のように思いあう『友』とのお話。
相手を大切に思うがゆえに伝えられない真実がある。
すれ違った気持ちや交わした約束の為、里沙の寄り添う姿や優しさを感じて、私の心にも灯りがともるようでした。
全ての思いが繋がった時、せつない気持ちと共に溢れる涙が止まりませんでした。
(書店関係者)

大奥の亡霊騒ぎに関わる御幽筆として今回里沙が関わることになったのは、大奥で働く女中の中でも最下位の御末で幼馴染の二人。
ますます続きが気になる三巻目もまた、うるっとしてしまう良い話。
主人公に共感しながら読めるのもこの作品が読みやすくて親しみやすい要因の一つだと思う。
(レビュアー)

なに? この大奥には底抜けに優しいひとしかいないんですか??ってくらい、登場人物達の優しさが光る今作。
大切だからこそ、お互いを思いすれ違ってしまう。
大切な友のためと口を閉ざしてしまったり、自ら離れてしまったり……そして、そこにつけ込むように忍び寄る謎の僧侶。
記憶が少しずつ戻ってきている佐之介さんとも関係があるようで、またしても続きが気になって仕方ないです。
みんなみんな、幸せになってほしい…!!
(書店関係者)

 

「大奥の御幽筆」シリーズについて

「大奥の御幽筆」シリーズは、大奥を舞台に女中たちの友情を綴る、彷徨える亡霊の魂を救う感涙の歴史ファンタジーです。

亡霊が視える奥女中・里沙と、記憶を失った侍の亡霊である佐之介の活躍も見どころの本作ですが、佐之介が少しずつ記憶を取り戻していくなかで、里沙もまた言えない思いを募らせていき……?

移ろいゆく二人の関係からも目が離せません……!

★特設サイト:https://kotonohabunko.jp/special/ohoku/

 

著者プロフィール

 
■菊川あすか(きくかわ・あすか)さん

東京都在住。2017年、スターツ出版から『君が涙を忘れる日まで。』でデビュー。
その後の著作に『はじまりと終わりをつなぐ週末』『たとえ明日、君だけを忘れても』(スターツ出版文庫)、『この声が、きみに届くなら』(集英社オレンジ文庫)、『君がくれた最後のピース』(実業之日本社)などがある。
江戸時代好きがきっかけで大奥の物語を書き、「泣ける文芸小説コンテスト」に応募。本作はその受賞作の書籍化、第3弾となる。共感度の高い等身大のキャラクター、心救われる感動ストーリーが人気。

★X(Twitter):https://twitter.com/h0707_k

 
■装画:春野薫久(はるの・たく)さん

2019年よりフリーランスのイラストレーターとして活動。
主な仕事は書籍の装画やゲームのキャラクターの制作、モチーフは人物が中心。和風と着物が大好き。
今作のカバーイラストの着物の柄はすべて春野さんによるデザインのもの。

 

オトナ女子向け文芸レーベル【ことのは文庫】について

「心に響く物語に、きっと出会える」

ことのは文庫は、マイクロマガジン社より発行しているオトナ女子向け文芸レーベルです。
2019年6月に創刊後、『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズや、『陰陽師と天狗眼』シリーズ、『妖しいご縁がありまして』シリーズ、『おまわりさんと招き猫』シリーズ、『大奥の御幽筆』シリーズなどなど様々な作品が登場しています。新作は毎月20日ごろに発売。

 
★ことのは文庫公式サイト:https://kotonohabunko.jp/
★X(Twitter):https://twitter.com/kotonoha_mm
★Facebook:https://www.facebook.com/kotonohaMM2
★Instagram:https://www.instagram.com/kotonohabunko/
★TikTok:https://www.tiktok.com/@kotonoha_mm

 

大奥の御幽筆~約束の花火~ (ことのは文庫)
菊川あすか (著), 春野薫久 (イラスト)

<既刊>

大奥の御幽筆~あなたの想い届けます~ (ことのは文庫)
菊川あすか (著), 春野薫久 (イラスト)

その特別は、きっと誰かを救う――。
霊視の力を持つ奥女中・里沙の、切なくて温かい大奥物語。

亡霊が見えるせいで呪われた子だと家族から罵られてきた里沙。
自分の力を忌避し、生きる意味を見失いかけていた彼女を繋ぎ止めたのは、奥勤めをしている叔母・お豊からの一通の手紙だった。
『そなた、大奥へ来ぬか――』
そこは男子禁制で全てのお役目を女が勤め、皆いきいきと働いているという。
こんな私でも誰かの役に立てるのならばと、お豊の力添えで奥女中となる決意をする里だったが、そこでは、とある亡霊騒ぎが起きていて――。

霊視の力持つ奥女中・里沙と記憶を失った侍の亡霊・佐之介が、大奥に現れる亡霊たちの心残りを解き明かす、感動のお江戸小説。

大奥の御幽筆~永遠に願う恋桜~ (ことのは文庫)
菊川あすか (著), 春野薫久 (イラスト)

大奥に現れた新たな亡霊は菓子職人!?
亡霊の抱く悲恋の行方に里沙はある行動に出る――。

侍の亡霊、佐之介とともに御火の番の亡霊騒ぎを解決し、霊視の力が認められた里沙。
その功績により、大奥で亡霊による怪事を解決し、
記録に残す「御幽筆」という特別なお役目を与えられが、その傍らにはいつも佐之介の姿があった。
男子禁制の大奥で、亡霊とはいえ佐之介とともに行動することに戸惑いを覚える里沙。
しかし、彼女の中で佐之介の存在はどんどん大きくなっていくようで――。

霊視の力を持つ奥女中と記憶を失った侍の亡霊が織りなす、感動のお江戸小説!

 
【関連】
大奥の御幽筆 | ことのは文庫

 


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