菊川あすかさん〈ことのは文庫×魔法のiらんど「泣ける文芸」小説コンテスト〉入賞作『大奥の御幽筆』が刊行
マイクロマガジン社は、オトナ女子向け文芸レーベル「ことのは文庫」より、菊川あすかさん著『大奥の御幽筆~あなたの想い届けます~』(装画:春野薫久さん)を2月20日に刊行しました。同作品は「ことのは文庫×魔法のiらんど 泣ける文芸小説コンテスト」(https://maho.jp/special/entry/kotonoha_nakeru_contest2021/)の入賞作品であり、「ことのは文庫」初の時代小説となります。
江戸時代の大奥を舞台に、霊視の力を持つ奥女中・里沙の切なくて温かい物語『大奥の御幽筆~あなたの想い届けます~』
【あらすじ】
その特別は、きっと誰かを救う――。
霊視の力を持つ奥女中・里沙の、切なくて温かい大奥物語。
亡霊が見えるせいで呪われた子だと家族から罵られてきた里沙。
自分の力を忌避し、生きる意味を見失いかけていた彼女を繋ぎ止めたのは、奥勤めをしている叔母・お豊からの一通の手紙だった。
「そなた、大奥へ来ぬか――」
そこは男子禁制で全てのお役目を女が勤め、皆いきいきと働いているという。
こんな私でも誰かの役に立てるのならばと、お豊の力添えで奥女中となる決意をする里だったが、そこでは、とある亡霊騒ぎが起きていて――。
霊視の力持つ奥女中・里沙と記憶を失った侍の亡霊・佐之介が、大奥に現れる亡霊たちの心残りを解き明かす、感動のお江戸小説。
<早くも続刊希望の声多数!書店員・レビュアーから寄せられた感想を紹介>
◆欠点だと思っていた個性が、環境が変わり強みになるストーリーにワクワクし元気が出ました。
人と違う特徴を持っていても、誰しも活躍の場があるのだと勇気づけられます。
雪が舞う情景が寒さの厳しい今の時期にぴったりなのも良かったです。
続編が出るのも楽しみです。
(大同大学大同高等学校図書館員 藤原 朋美さん)
◆手書きの文章を書く機会は減っていますが、手書きに気持ちがこもることを改めて思い出しました。
特別を特別として見ずに受け止め、受け入れてくれる人がいる、本当の自分を見てくれる人がいる心強さや大切さが伝わってくる、そんな物語でした。
続きも是非読んでみたいと思う作品です。
(明文堂書店 川崎 博子さん)
◆大奥という場所、霊の見える目を持つ主人公、シンデレラストーリー!
ワクワクする要素がたっぷり詰まった作品で、読んでいてすごく楽しかったです!
亡霊騒動の謎が解けてきての終盤は、我慢なんて出来ずに号泣してしまいました。
あの展開はずるいです…!
そして主人公の誰かの為に何かをしたいという優しい気持ちが伝染して、読み終えた後はなんだか私まで優しい気持ちになれました。
あとは佐之介さんの謎。どうして彷徨っているのか、失くした記憶は?などなど気になるところで終わったので、続編に期待しています。
里沙の成長ももっともっとみたいです!
(TSUTAYAサンリブ宗像店 渡部 知華さん)
著者プロフィール
■菊川あすか(きくかわ・あすか)さん
東京都在住。2017年スターツ出版から『君が涙を忘れる日まで。』でデビュー。
その後の著作に『はじまりと終わりをつなぐ週末』『たとえ明日、君だけを忘れても』(スターツ出版文庫)、『この声が、きみに届くなら』(集英社オレンジ文庫)、『君がくれた最後のピース』(実業之日本社)などがある。
江戸時代好きがきっかけで大奥の物語を書き、「泣ける文芸小説コンテスト」に応募し、受賞に至る。
■装画:春野薫久(はるの・たく)さん
2019年よりフリーランスのイラストレーターとして活動。
主な仕事は書籍の装画やゲームのキャラクターの制作、モチーフは人物が中心。和風と着物が大好き。
オトナ女子向け文芸レーベル【ことのは文庫】について
「心に響く物語に、きっと出会える」
ことのは文庫は、マイクロマガジン社より発行しているオトナ女子向け文芸レーベルです。
2019年6月に創刊後、『わが家は幽世の貸本屋さん』や『神宮道西入ル 謎解き京都のエフェメラル』『極彩色の食卓』『陰陽師と天狗眼』など様々な作品が登場しています。新作は毎月20日に発売。
★ことのは文庫公式サイト:https://kotonohabunko.jp/
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大奥の御幽筆~あなたの想い届けます~ (ことのは文庫) 菊川あすか (著), 春野薫久 (イラスト) |
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