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『日はまた沈む』著者ビル・エモットさんが徹底分析!『第三次世界大戦をいかに止めるか~台湾有事のリスクと日本が果たすべき役割』が刊行

日本のバブル崩壊を予測したベストセラー『日はまた沈む』、復活を予見した『日はまた昇る』の著者で知日派ジャーナリストのベストセラー作家のビル・エモットさんの著書『第三次世界大戦をいかに止めるか~台湾有事のリスクと日本が果たすべき役割』(訳:藤井留美さん)が扶桑社より刊行されました。

 

軍事衝突は世界戦争へ直結する! アメリカ、中国、台湾、そして日本が取るべき戦略とは?

長年平和を保ってきたアジアで、いま「台湾有事」が現実味を増しています。
中国は威圧的態度を強め、力の行使も辞さない方針。
米国は国内政治が二極化し、外交に揺れも見せる。
焦点の台湾では新総統が就任、事態は新たな局面へ――。

第三次世界大戦へ発展する「台湾有事」をどう防ぐか。
当事者となる米・中・台湾、そして重要な隣国・日本の戦略を、経済と安全保障の専門家である知日派ジャーナリストが徹底分析します。

 
<著者 ビル・エモットさん より>

2022年6月のアジア安全保障会議で、日本の岸田総理は、ロシアのウクライナ侵攻に触れ、東シナ海でも力による一方的な現状変更の試みが続いていると語った。

だが、現状はより危険である。ウクライナ侵攻と同じことが台湾をめぐって起こる可能性が高いからだ。米国は、台湾を独立国のように扱わなければならないが、米国が弱体化していると判断した中国が侵攻や封鎖による台湾統一を目論んだり、トランプのような大統領が「ひとつの中国」政策を放棄して危機を招いたりすることもありえる。そうなれば世界の2大国が衝突し、同盟国も巻きこまれ、第三次世界大戦を引き起こしかねない。

だが、楽観的な見方もある。世界経済と人口動態から見て、両大国の争いは長くはつづかないと考えられるからだ。今後20年程度の間に他の国々の国力があがり、権力は分散し、米中の二者択一といった覇権争いは起きにくくなるだろう。

現在が移行期であるならば、国際社会は、目下の戦争を避けて、次代へ橋をかけなければならない。必要なのは、軍事的抑止(戦争が発生した場合のコストを引きあげて、紛争自体を起きにくくすること)と、外交的安全の実現だ。その実現のためには、この地域における日本の役割が非常に大きいことも解き明かしたい。

これまでの著書のように、世界情勢の将来的な動向を客観的かつ厳密に考察する。知日家として、日本の読者から信頼される権威と客観性をもって、日本の役割と今後の行動を評価する。また、英国人として、外から米国の政治とその強さをよく理解してきた者として、米国についてもやはり権威と客観性をもって評価する。

 

本書の構成

日本のみなさんへ

第1章 超大国の弱さが世界を危険にさらす

第2章 アジアの道は第三次世界大戦へと続く

第3章 ウクライナから得られる抑止の教訓

第4章 抑止戦略の尺度

第5章 首尾一貫した米国、ぶれる米国

第6章 窮地の台湾

第7章 威圧的な中国、抑止する中国

第8章 日本の役割

第9章 ほかの同盟国、パートナー国、傍観国

第10章 次の世界大戦を防ぐために

 

著者プロフィール

ビル・エモット(Bill Emmott)さんは、著書『日はまた沈む』以来、日本を論じた数々のベストセラーを放つ。ブリュッセル、東京、ロンドンで「エコノミスト」誌の編集長を務める。現在、ロンドンに拠点を置く防衛・安全保障のシンクタンク「国際戦略研究所」理事長、英国「ジャパンソサエティ」理事長、アイルランドに拠点を置く教育機関「国際貿易機関」の会長。その他、多数の国際的企業や研究所の顧問や評議員を務める。日本政府から旭日中綬章など、多くの賞を受賞。

 

第三次世界大戦をいかに止めるか 台湾有事のリスクと日本が果たすべき役割
ビル・エモット (著), 藤井 留美 (翻訳)

緊急出版
知日派ジャーナリストが徹底分析!
ウクライナ、パレスチナ…いま危険が迫る 台湾有事

軍事衝突は世界戦争へ直結する!
アメリカ、中国、台湾、そして日本が取るべき戦略とは?

 


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