矢部太郎さん大ヒット日常マンガ『大家さんと僕 これから』が文庫化
芸人・矢部太郎さんの漫画家デビュー作にして、「第22回手塚治虫文化賞」短編賞を受賞したマンガ『大家さんと僕』のシリーズ2作目にあたる感動の完結編『大家さんと僕 これから』が文庫化され、新潮文庫より刊行されました。
涙、涙、涙の完結編、文庫に登場! 矢部太郎さんが贈るシリーズ累計140万部突破の大ヒット日常マンガ『大家さんと僕 これから』
大家のおばあさんとその家の2階を間借りしている芸人の「僕」のちょっと変わった〝二人暮らし〟を描く、矢部太郎さんのほっこり日常マンガ『大家さんと僕』。
2017年の刊行以来人気を広げ、2018年には手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2020年にはNHKでアニメ化もされ、現在までにシリーズ累計140万部を突破しています。
そして、続巻にして完結編であるシリーズ2作目『大家さんと僕 これから』でも、「大家さん」と「僕」の二人暮らしは楽しく継続中。新宿ランデブーに繰り出したり、「僕」以前の住人に嫉妬してみたり、台風の中の無茶ぶりに応えたり。そんな大切な日々にも、終わりの足音が近づいてきて……。
ページをめくるたび、ほっこり笑いと、感動の涙が止まりません!
描き下ろしのカラーイラスト、小川糸さんによる寄稿を収録
『大家さんと僕 これから』の文庫特典には、矢部さん描き下ろしのカラーイラスト8点を収録。
さらに、『ツバキ文具店』『ライオンのおやつ』『とわの庭』も人気の作家・小川糸さんによる寄稿「解説にかえて」を収録しています。
「矢部さん、私泣いちゃいましたよ。」
「そんな大切な人に、一生のうちひとりでも出会えたということは、もうそれだけで人生の宝くじに当ったようなものなのではないでしょうか。」
(小川糸さん「解説にかえて」より)
著者・矢部太郎さんのコメント
『大家さんと僕』が文庫になって、たくさんの方に手に取ってもらえてとても嬉しいです。
このたび『大家さんと僕 これから』も文庫になることになりました。
巻頭のカラーページは今の僕が描いた『大家さんと僕』です。
じつは1作目には春と夏、2作目の『これから』には秋と冬と、季節をイメージしたイラストを収録しています。一緒に過ごした季節を感じながら漫画を読んでもらえたら嬉しいです。
巻末には小川糸さんから解説にかえて、お便りをいただきました。あたたかな文面に胸がいっぱいになりました。
この『これから』は「大家さん」からいただいた、たくさんのお便りを返せぬままでいた僕が書いた、届かぬ手紙なのかもしれません。でも、きっと読んでくださった方の心の中に「大家さん」がいらっしゃって受け取ってもらえている。勝手にそんなふうに思っています。
また、しめっぽい話をしてと「大家さん」には笑われるかもしれませんが……。
新しい読者の方の心の中にいらっしゃる「大家さん」にも届いたら嬉しいです。
本書の目次
僕の大家さん
ニーハオ
愉快なご近所さん
ジェラシー
美容室と詐欺
新宿中村屋
ヤミ市
矢部太郎映画祭
お寿司と手術
シャンソン同窓会
ちいさいふたり
検索
文学談義
季節がめぐる(1)
季節がめぐる(2)
のちゃーん、ふたたび
8月
歌舞伎町のタヌキ
リハビリ
車いすアドベンチャー
大家さんと戦争
えんぴつ
すべらないでね
最高のお部屋
大家さんのために
四月馬鹿
お祝いのうた
結婚
おばあちゃんと僕
晩餐会
ささやかな贈り物
伊勢丹遠隔操作
ひとりきりの草むしり
ゲット・アウト
僕の願い、大家さんのお願い
みかんとヒーロー
大家さんのお話
おかえりなさい
大家さんと僕 これから
あとがき
解説にかえて 小川糸
著者プロフィール
矢部太郎(やべ・たろう)さんは、1977(昭和52)年生まれ、東京都出身。芸人・漫画家。1997(平成9)年に「カラテカ」を結成。芸人としてだけでなく、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍している。
2018(平成30)年、初めて描いた漫画『大家さんと僕』で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。他の著書に『「大家さんと僕」と僕』(共著)、『ぼくのお父さん』『楽屋のトナくん』『マンガ ぼけ日和』『プレゼントでできている』などがある。
大家さんと僕 これから (新潮文庫) 矢部 太郎 (著) 大家のおばあさんと芸人の僕のちょっと変わった”二人暮らし”は今年も更新。メール代わりに直接届く手紙、蒸し器ごと肉まんのお裾分け、台風の中の無茶ぶりや、完璧な遠隔指示で巡る伊勢丹お使いまで。けれど楽しい日々にも終わりの足音が迫り……。おかえりなさい。いってきます。忘れたくない沢山の想いを受け取って、僕は「これから」の道を歩き出す。大ヒット傑作マンガ、涙涙涙の完結編! |
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