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直木賞作家・桜木紫乃さん初期作品が新装文庫として4ヵ月連続刊行

講談社は、直木賞作家・桜木紫乃さんの初期作品を新装文庫として講談社文庫から4ヵ月連続で刊行します。

 

第1弾は北海道警釧路方面本部シリーズ『凍原』

累計100万部超え、2020年に映画化もされた『ホテルローヤル』で直木賞受賞。その後も『緋の河』『家族じまい』などの話題作を精力的に出し続ける桜木紫乃さん。

 
その桜木さんの初期作品4作が、新装文庫として5月から4ヵ月連続刊行されます。

第1弾『凍原』(5月15日発売)、第2弾『氷の轍』(6月14日発売)は、釧路を舞台に女性刑事の松崎比呂と大門真由の活躍を追う「北海道警釧路方面本部シリーズ」作品。

第3弾『起終点駅(ターミナル)』(7月12日発売)は函館、札幌から道東まで、北海道を舞台に繰り広げられる人間模様を描いた作品集。第4弾『霧(ウラル)』(8月9日発売)は根室に生きる三姉妹の愛憎の物語。

 
新装版では、物語とリンクする北海道の美しい景色を取り入れた、男性女性どちらの方でも手に取りやすいカバーでの展開となります。また、6月には桜木さんの単行本新刊『谷から来た女』も文藝春秋より刊行されます。

 

『凍原』あらすじ

下を向いても上を向いてもこの町は銀鼠色だ。
17年前、弟を行方不明で失った松崎比呂は、刑事となって釧路に帰ってきた。その直後、釧路湿原で青い目の他殺体が発見される。先輩刑事の片桐周平と捜査を進めると、そこには激動の時代を生き抜いた女の一生が深く関わっていた。
直木賞作家が放つ長編ミステリー、北海道警釧路方面本部シリーズ第1弾!
解説は新直木賞作家の河﨑秋子さん(『ともぐい』)。

※河﨑秋子さんの「﨑」は、「たつさき」が正式表記となります。

 

著者プロフィール

桜木紫乃(さくらぎ・しの)さんは、1965年生まれ、北海道出身。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。2007年に同作を収録した単行本『氷平線』を刊行。

2013年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞賞、同年『ホテルローヤル』で第149回直木三十五賞、2020年『家族じまい』で第15回中央公論文芸賞を受賞。

ほかの著書に『硝子の葦』『起終点駅(ターミナル)』『霧(ウラル)』『裸の華』『氷の轍』『ふたりぐらし』『緋の河』『ヒロイン』『谷から来た女』など。

 

凍原 (講談社文庫)
桜木 紫乃 (著)

直木賞作家が放つ長編ミステリー、北海道警釧路方面本部シリーズ第1弾!

 
【関連】
『凍原』試し読み|講談社BOOK倶楽部

 


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