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【読売文学賞】東山彰良さん、保苅瑞穂さん、米本浩二さん、山口昭男さん、関口時正さんが受賞

読売新聞社が主催する第69回(2017年度)読売文学賞が、2月1日に発表されました。

 

第69回読売文学賞、6部門が決定 「戯曲・シナリオ」は受賞作なし

第69回読売文学賞は次の各作品が受賞しました。

 
■小説賞
 東山彰良(ひがしやま・あきら)さん
 『僕が殺した人と僕を殺した人』(文芸春秋)

■随筆・紀行賞
 保苅瑞穂(ほかり・みずほ)さん
 『モンテーニュの書斎 『エセー』を読む』(講談社)

■評論・伝記賞
 米本浩二(よねもと・こうじ)さん
 『評伝 石牟礼道子 渚に立つひと』(新潮社)

■詩歌俳句賞
 山口昭男(やまぐち・あきお)さん
 句集『木簡』(青磁社)

■研究・翻訳賞
 関口時正(せきぐちときまさ)さん・訳
 ボレスワフ・プルス・作『人形』(未知谷)

■戯曲・シナリオ賞
 受賞作なし

 
選考委員は、池澤夏樹さん(作家)、伊藤一彦さん(歌人)、小川洋子さん(作家)、荻野アンナさん(作家、仏文学者)、川上弘美さん(作家)、川村湊さん(文芸評論家)、高橋睦郎さん(詩人)、辻原登さん(作家)、沼野充義さん(文芸評論家、ロシア・東欧文学者)、野田秀樹さん(劇作家)、松浦寿輝さん(詩人、作家、批評家)、渡辺保さん(演劇評論家)。

 
受賞者のプロフィールと選考委員の選評は、https://info.yomiuri.co.jp/contest/clspgl/detail/3584.html をご覧ください。

 

読売文学賞について

読売文学賞は、戦後の文芸復興の一助とするため、1949年(昭和24年)に創設されました。「小説」、「戯曲・シナリオ」、「評論・伝記」、「詩歌俳句」、「研究・翻訳」、「随筆・紀行」の全6部門があり、前年の作品から最も優れた作品を選んで表彰します。
なお、「随筆・紀行」は第19回から加わり、第46回からは「戯曲」を「戯曲・シナリオ」部門に改めています。

毎年11月に既受賞者をはじめ、文芸界の関係者に文書で推薦を依頼し、12月に第1次選考会、1月に最終選考会を行い、2月に受賞作品を発表しています。

受賞者には正賞の硯(すずり)と副賞の200万円が贈られます。

 

僕が殺した人と僕を殺した人
選考会で絶賛された直木賞受賞作『流』を経て生まれた、圧倒的青春小説! 1984年、台湾。13歳だった。夏休みが終わるほんの2日前、ぼくたちの人生はここから大きく狂いはじめたんだ。 2015年冬、アメリカで連続殺人鬼「サックマン」が逮捕された。デトロイトの荒んだ街並みを見つめながら、「わたし」は、台湾で過ごした少年時代を想い出していく。三十年前、わたしはサックマンを知っていた――。 1984年夏、台北で、兄をなくしたばかりのユン、牛肉麺屋のアガンと弟のダーダー、喧嘩っ早くて正義感の強いジェイは友情を育んでいた。四人の少年たちは、ある計画を実行することに決めた……。 サックマンとは誰なのか? その謎をめぐる青春ミステリー。

 
モンテーニュの書斎 『エセー』を読む
「私とは何か」から「人間とは何か」へ。モンテーニュが「私」の探究を通して「人生の真実」を問うた名著『エセー』。思想の書にして第一級の文学作品であるその本質と魅力を、みずみずしい名文で綴る、最良の手引きの書。

 
評伝 石牟礼道子: 渚に立つひと
「戦後文学最大の傑作」(池澤夏樹)と激賞された『苦海浄土』。その作家の全容。『苦海浄土 わが水俣病』の発表以来、文学界でも反対闘争の場においても類なき存在でありつづける詩人にして作家・石牟礼道子。恵み豊かな海に育まれた幼年時代から、文学的彷徨、盟友・渡辺京二との出会い、闘争の日々、知識人と交流のたえない現在まで。知られざる創造の源泉と90年の豊饒を描き切る、初の本格評伝。

 
木簡
2010年からの作品338句をまとめた第三句集。 個人で立ち上げた「秋草」主宰としての責任を感じさせる一冊。

 
人形 (ポーランド文学古典叢書)
豊饒なポーランド文学の中でも、これほど重要で、これほど美しいロマンは稀である。
19世紀中葉のワルシャワを舞台に展開するこの長篇は、24ヶ国語に翻訳され、世界中で愉しまれる古典中の古典。1968年の映画化をはじめ、連続TVドラマ化など、繰り返し映像化され、そのたびに話題をさらう魅惑の書。
ようやく邦訳され、この国の読者に読まれることとなった―。

 
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