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村上春樹さん『一人称単数』を池松壮亮さん朗読でオーディオブック化

オーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービス「Amazon オーディブル(Audible)」は村上春樹さんの短編集『一人称単数』をオーディオブック化し、池松壮亮さんの朗読で配信開始しました。

 

村上春樹さん×池松壮亮さん『一人称単数』を配信

Audibleでは村上春樹作品を多数豪華俳優陣の朗読にて配信しており、本作が19作目のオーディオブック作品となります。

『一人称単数』は2020年に刊行された8作からなる村上春樹さん最新の短篇小説集で、朗読は昨年「シン・仮面ライダー」「白鍵と黒鍵の間に」「季節のない街」などの話題作で主演を務め、幅広い演技をみせる俳優・池松壮亮さんが担当します。

朗読にあたり、「この作品は、言葉にならない感覚にも関わらず言葉を巧みに操って魔法のように表現する、すごい作品だと思います」と語る池松さんが表現する村上春樹作品の世界をお楽しみください。

 
【池松壮亮さんコメント】

初めての挑戦で難しかったですが、とてもやりがいのある作業でした。耳からだけの情報で、聞いていてスッと入ってきつつも、その情景や人物を特定しすぎないように意識しました。

この作品は『一人称単数』というタイトル通り、読む人の記憶や感覚に触れ、独り言のような記憶にならない曖昧な記憶、形容し難い個の体験や感情を、言葉を丁寧に紡ぎ、巧みに操つり、魔法のように浮かび上がらせる素晴らしい作品だと感じています。声と音によって、小説とはまた少し違う届き方を試せたのではないかと思います。寝る前に聴いていただくのも、ラジオのように聞いていただくのも、好きなように楽しんで頂けたらと思います。

★収録映像・インタビュー:https://www.audible.co.jp/pd/B0C3LZ55N9

 

著者: 村上春樹さん
ナレーター:池松壮亮さん
URL:https://amzn.to/48wUMCf

 
人生にあるいくつかの大事な分岐点。そして私は今ここにいる。

ビートルズのLPを抱えて高校の廊下を歩いていた少女。
同じバイト先だった女性から送られてきた歌集の、今も記憶にあるいくつかの短歌。
鄙びた温泉宿で背中を流してくれた、年老いた猿の告白。
スーツを身に纏いネクタイを結んだ姿を鏡で映したときの違和感――。
そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 驚きと謎を秘めた8篇。

 

ナレータープロフィール

池松壮亮(いけまつ・そうすけ)さんは、1990年生まれ、福岡県出身。2001年から2003年にかけて、劇団四季のミュージカル「ライオンキング」でヤングシンバに抜擢されデビュー。さらに2003年、ハリウッド映画「ラスト・サムライ」で映画デビュー。その後も数々の映画やドラマに出演。これまで多くの映画賞で主演男優賞、助演男優賞を受賞。

近年では「夜空はいつでも最高密度の青色だ」(2017年)、「斬、」(2018年)、「宮本から君へ」(2019年)、「アジアの天使」(2021年)、「ちょっと思い出しただけ」(2022年)、さらに、仮面ライダー誕生50周年を記念した映画「シン・仮面ライダー」(2023年)では主人公である本郷/仮面ライダー1号役に抜擢され全国公開、「白鍵と黒鍵の間に」(2023年)などがある。

 

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ・はるき)さんは、1949(昭和24)年生まれ、京都府出身。早稲田大学文学部卒業。 1979年『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞を受賞。

主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』『アンダーグラウンド』『スプートニクの恋人』『神の子どもたちはみな踊る』『海辺のカフカ』『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』『心臓を貫かれて』『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。

 

一人称単数 Audible版
村上 春樹 (著), 池松 壮亮 (著), Audible Studios (出版社)

 
【関連】
Audible版『一人称単数 』 | 村上 春樹, 池松 壮亮 | Audible.co.jp

 


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