平谷美樹さん「貸し物屋お庸謎解き帖」シリーズ第4弾『髪結いの亭主』が刊行
江戸のレンタルショップ・貸し物屋の娘店主が借り手の秘密や困り事、企みを見抜いて収める人情たっぷりの痛快時代小説「貸し物屋お庸謎解き帖」シリーズ第4弾、平谷美樹さん著『貸し物屋お庸謎解き帖 髪結いの亭主』が大和書房より刊行されました。
江戸の貸し物屋を舞台に娘店主が痛快謎捌き!
【あらすじ】
物のみならず知恵も貸すと評判の江戸のレンタルショップの娘店主のもとには、今日も秘密と事情を抱えたお客たちが訪れて──。
「面白れぇ謎に行き当ったら、首を突っ込んでみたくなるんだよ」
──江戸っ子の暮らしを支える貸し物屋・湊屋両国出店の主は、真っ直ぐな気性と人情と口の悪さで知られる江戸娘。
「無い物はない」うえに知恵も力も貸してくれると評判の店の暖簾を、今日も訳ありのお客がくぐる──。
借りた釣り竿を持たずに毎日釣りに出かける男の目的は?
大火鉢と夜具十組が運込まれた仕舞屋に集う者たちの正体は?
お客が求める貸し物の陰に隠れた秘密を見抜いて収めるお庸の謎捌きが痛快な、大人気書き下ろし時代小説、待望の第四弾!
〔目次〕
髪結いの亭主
割れた鼈甲櫛
六尺の釣り竿
火の用心さっしゃりやしょう
凶刃と大火鉢
著者プロフィール
平谷美樹(ひらや・よしき)さんは、1960年生まれ、岩手県出身。大阪芸術大学卒業。中学校の美術教師を務める傍ら創作活動に入る。
2000年『エンデュミリオンエンデュミリオン』で作家デビュー。同年、『エリ・エリ』で小松左京賞を受賞。2014年「風の王国」シリーズで歴史作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。
著書に「草紙屋薬楽堂ふしぎ始末」「貸し物屋お庸謎解き帖」(だいわ文庫)シリーズのほか、「修法師百夜まじない帖」(小学館文庫)シリーズ、「貸し物屋お庸」(招き猫文庫)シリーズ、「採薬使佐平次」「江戸城 御掃除之者!」「よこやり清左衛門仕置帳」(角川文庫)シリーズ、『でんでら国 上・下』『鍬ヶ崎心中 幕末宮古湾海戦異聞』(小学館文庫)、『柳は萌ゆる』(実業之日本社文庫)、『国萌ゆる 小説 原敬』『虎と十字架』(実業之日本社)、『大一揆』(角川文庫)、『賢治と妖精琥珀』(集英社文庫)等、多数がある。
貸し物屋お庸謎解き帖 髪結いの亭主 (だいわ文庫) 平谷美樹 (著) 江戸の貸し物屋を舞台に娘店主が痛快謎捌き! |
<シリーズ第1弾>
貸し物屋お庸謎解き帖 桜と長持 (だいわ文庫) 平谷 美樹 (著) 「無いものはない」の看板を掲げる貸し物屋・湊屋両国出店の主は、美形だが口の悪さで知られる江戸娘、お庸。 |
◆KADOKAWAラノベ責任者×Web小説サイト「カクヨム」編集長の対談イベント「ライトノベルってこれからどうなるの?」を開催 | 本のページ
◆『高慢と偏見』から『日の名残り』まで、イギリス小説の傑作を原文で味わいながら本質的な英文読解力をみがく『イギリス小説の傑作』が刊行 | 本のページ
◆三千冊の本をのせて、移動図書館「本バスめぐりん」は街を駆け巡る! 大崎梢さん『めぐりんと私。』が文庫化 | 本のページ
◆貧しくとも、凜として生きよ――藤原緋沙子さん『番神の梅』が文庫化 | 本のページ