書評集で紹介されている書籍のデータベース「黒紗文庫」がリリース
中山データベース合同会社は、書評集で紹介されている書籍のデータベースサイト「黒紗文庫」を公開しました。
人々が名著に出会うきっかけを増やす「黒紗文庫」サービス概要
「黒紗文庫」は書評集で紹介されている書籍のデータベースサイトです。これまで書評集のデータベースと、書評集で紹介されている書籍のデータベースは存在しませんでした。
人々が名著に出会う機会を増やすことを目的に「黒紗文庫」がスタート。書評集で紹介されている書籍を自主的に調査するともに、同時に調査が進んでいないものは情報提供者を募り、データベースを拡充していくプロジェクトです。
★黒紗文庫:https://it-social.net/kurosya/
書評集は、書籍を紹介する書籍です。中山データベースでは現在、国内で発行された書評集を約500冊収録。書評集のデータベースは、書店での購入、図書館で閲覧、国立国会図書館でのデータベースの検索、Amazon等でのデータベースの検索、生成系AIの回答をもとに作成しています。
ここでは電子発行のみの書籍や、海外で発行された書籍は除外。また、書評をまとめたwebページや、新聞・雑誌に掲載された書評はデータ収集の対象外としています。書籍の形となっている書評(=書評集)を対象とし、新聞・雑誌に掲載された書評をのちに書籍にまとめたものは書評集と定義しています。
書評集は書評家と呼ばれる、書籍を紹介する文章を書くプロによって書かれています。書評集を読むと、新たな本の世界を発見させてくれます。書評集が広まれば、紹介されている書籍も広がります。すでに発行されていて在庫となっている名著に光があたります。数ある書籍の山の中から名著に出会うのは大変なことです。書評集で紹介されている書籍を読むことは、名著であることが推奨されていると思われます。
「黒紗文庫」の名称の由来について
「黒紗文庫」の黒紗(くろしゃ)とは、江戸時代、書評集などの高貴な書籍は黒紗(黒い絹織物)で包んで保管されていたという一説に由来します。
「黒紗文庫」では、紹介されている書籍は知ることはできますが、書評は掲載されていません。具体的な書評の内容を見たい場合は、その書評集を手に取ってもらいたい、書評集そのものや紹介されている書籍を知ってもらえる機会になることを目指します。
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▼黒紗文庫 Kurosya Bunko
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