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【このマンガがすごい!2024】オトコ編は平井大橋さん『ダイヤモンドの功罪』、オンナ編は大白小蟹さん『うみべのストーブ』が1位

マンガ好きが選ぶ「今読むべきマンガ」をランキング形式で発表する『このマンガがすごい! 2024』が12月13日に宝島社より発売されました。

また、Webサイト「このマンガがすごい! WEB」(https://konomanga.jp/special/146054-2)でも、オトコ編およびオンナ編のランキングTOP10を発表しています。

 

〔オトコ編〕一人の天才と仲間を描く野球青春劇『ダイヤモンドの功罪』が1位を獲得!

オトコ編で1位を獲得したのは、一人の天才と彼に出会ったために苦しむ周囲の人々を描く、平井大橋さんの野球青春劇『ダイヤモンドの功罪』です。

 
<あらすじ>

「オレは野球だったんだ!」
運動の才に恵まれた綾瀬川次郎は何をしても孤高の存在。自分のせいで負ける人がいる、自分のせいで夢をあきらめる人がいる。その孤独に悩む中、“楽しい”がモットーの弱小・少年野球チーム「バンビーズ」を見つける。みんなで楽しく、野球を謳歌する綾瀬川だったが…。

 
【オトコ編 TOP3】

1位:平井大橋さん『ダイヤモンドの功罪』(集英社)

2位:荒川弘さん『黄泉のツガイ』(スクウェア・エニックス)

3位:坂上暁仁さん『神田ごくら町職人ばなし』(リイド社)

 

〔オンナ編〕作者による短歌とともに綴られる、生活の中から生まれた作品集『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』が1位を獲得!

オンナ編の第1位は、大白小蟹さんの初単行本『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』でした。生活から生まれた絵とことばが織りなす、珠玉の7篇を収録しています。

 
<『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』あらすじ>

●「うみべのストーブ」
運命のように出会ったえっちゃんとスミオにも、ある日訪れた別れ。
傷心のスミオを海に連れ出したのは、隣で彼を見守り続けていたストーブだった…。
「ふたりが…お互いに、好きだったこと 私はちゃんと覚えてる 何度だって思い出すよ」
連載時のカラーを再現し、2色刷で収録。

●「雪子の夏」
トラックドライバーの千夏が雪の日に出会った、雪女の雪子。
夏のあいだは消えてしまうという雪子に夏を見せてあげたい。忘れられない夏の物語。
「誰もあたしのことを 思い出してくれなくなったら こんなぼんやりしたまま 永遠に消えちゃうの? 」

●「きみが透明になる前に」
ある日事故で透明になってしまった夫。
彼の姿が見えないことにほっとしている自分はもう、彼を愛していないのだろうか…。
見えないものに触れる、夫婦の絆のかたち。
「ねえ泉 ありがとう 僕を見つけてくれて」

●「雪を抱く」
パートナーとの間の妊娠を知り、複雑な気持ちの若葉。
大雪で家に帰れなくなったある日、偶然出会ったコウコと朝までの時間を過ごす。
女性の身体をめぐる物語。
「わたしの身体が わたしひとりだけのものだったことなど 一度でもあっただろうか」

●「海の底から」
仕事で忙しい毎日を送る深谷桃は、かつてのように小説を書くことができない。
いまの自分はまるで海の底から上を見上げているようで…。
創作に向き合うことができないでいる生活者の苦悩の物語。
「悔しい 書かなくても幸せでいられるのが」

●「雪の街」
はなれていた親友の突然の死をきっかけに訪れた、昔住んでいた町。
思い出のファミレスで出会った森田という男と、死んでしまったスーちゃんのことを思い出しながら、雪道を歩いていく。
夜の黒さと雪の白さは、彼らの弔いを静かに描き出す。
「鈴木さんがどこかで 元気でいてくれるといいなって ずっと思ってました」

●「たいせつなしごと」
単調な仕事に明け暮れる毎日のなかで、いつのまにか自分の心は動かなくなっていた。
いつかどこかのゲートが開いて、別の世界へ行けたなら…。暮らしのなかにある光を見つける小さな物語。
「何かを きれいだと思ったのは いつぶりだろう」

★試し読み:https://to-ti.in/product/oshiro

 
【オンナ編 TOP3】

1位:大白小蟹さん『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』(リイド社)

2位:新井すみこさん『気になってる人が男じゃなかった』(KADOKAWA)

3位:田沼朝さん『いやはや熱海くん』(KADOKAWA)

 

『このマンガがすごい!2024』について

『このマンガがすごい!2024』は、2022年10月から2023年9月に発行されたマンガについて、各界の著名人やマンガ愛読者の方にアンケートを行い、この1年間でもっともオススメしたいマンガを決定、紹介する書籍です。

男性向けマンガを「オトコ編」、女性向けマンガを「オンナ編」として、それぞれランキングします。それにあわせ、2023年のマンガ周辺の出来事をカルチャーとしての側面からも総括的に取り上げます。

 

このマンガがすごい! 2024
『このマンガがすごい!』編集部 (編集)

2023年のマンガ総決算!!!
ここでしか読めない超豪華な内容が盛りだくさん!

オトコ編1位作品の特別描き下ろしマンガ&オンナ編1位作品の描き下ろしイラスト・インタビューが読めるのはここだけ!
林子平さん・トマトスープさん・山口貴由さん・とよ田みのるさん・高野ひと深さん・冬野梅子さんなど人気漫画家&敏腕編集者のおすすめマンガ情報もたっぷり掲載!
表紙は話題沸騰中のあのさん。
あのさんがマンガを語る特別インタビューも掲載!

ダイヤモンドの功罪 1 (ヤングジャンプコミックス)
平井 大橋 (著)

うみべのストーブ 大白小蟹短編集 (トーチコミックス)
大白小蟹 (著)

 
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