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ピアニスト・藤田真央さん初著作『指先から旅をする』が刊行

藤田真央さん著『指先から旅をする』(文藝春秋)

藤田真央さん著『指先から旅をする』(文藝春秋)

世界で活躍するピアニスト・藤田真央さんによるエッセイ&語り下ろし連載を書籍化した『指先から旅をする』が文藝春秋より刊行されました。

 

弱冠24歳にして「世界のMAO」に

2019年、20歳で世界3大ピアノコンクールのひとつ、チャイコフスキー国際コンクールで第2位入賞。以降、世界のマエストロからラブコールを受け、数々の名門オーケストラとの共演を実現させてきた藤田真央さん。現在はベルリンに拠点を移し、ヴェルビエ音楽祭、ルツェルン音楽祭といった欧州最高峰の舞台で観客を熱狂させています。

ロッケンハウス室内楽フェスティバルにて

ロッケンハウス室内楽フェスティバルにて

 

エッセイ&語り下ろしで綴った2年間の全記録

音楽の殿堂・NYカーネギーホールのデビュー。
欧州音楽祭での一流アーティストたちとの交流。
新解釈で挑んだモーツァルト。
アジア人差別に直面したベルリンでの生活。
亡き恩師・野島稔先生と交わした約束。

――ここには、本物の天才のみが見ることを許された景色がありました。

 
◆写真もたっぷり収録

教会でのコンサート、アルプスの古城ホテル、フランスの森のピアノまで――カラー写真で世界各地でのコンサートの様子を収録しています。

 

本書の構成

第1部 世界を語る(語り下ろし)
1.この音にすべてを捧げたい
2.わたしの人生の節目には、モーツァルトが現れる
3.”ポリーニ以来”と評された一夜
4.都響は特別な存在
5.わたしの音楽は、あのレッスン室で培われた
6.ジャンパー・マオ
7.真夏の音楽祭
8.そのアクセントが、演奏を進化させる
9.プログラムづくりから広がる世界
10.亡き恩師・野島稔先生のレパートリーを
11.モーツァルトが楽譜に残した”手がかり”

第2部 世界を綴る(エッセイ)
1.Toi toi toi!
2.幻となったピアノ・デュオ
3.憧れの赤絨毯
4.ミラノのペペロンチーノが教えてくれたこと
5.シャイーとのヨーロッパツアー
6.後世に生きる者が奏でる音楽
7.ピアニストが振るうタクト

対談 恩田陸×藤田真央
インタビュー 言葉と音楽

 

著者プロフィール

撮影:小野祐次

撮影:小野祐次

藤田真央(ふじた・まお)さんは、1998年生まれ、東京都出身。3歳からピアノを始める。2017年、東京音楽大学在学中に第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝。2019年、チャイコフスキー国際コンクールで第2位に入賞。2020年、東京音楽大学卒業。同年、第21回ホテルオークラ音楽賞、第30回出光音楽賞を受賞。

これまでにヴェルビエ音楽祭、ルール音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ、ツィナンダリ音楽祭、ユールマラ音楽祭、ルツェルン音楽祭などに参加している。2021年、ソニー・クラシカルと専属レコーディングのワールドワイド契約を締結し、2022年10月「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集」で世界デビュー。2023年1月にNY・カーネギーホール、同年7月にロンドン・ウィグモア・ホールでリサイタル・デビューを果たす。

 

指先から旅をする
藤田 真央 (著)

【規格外の天才ピアニスト・藤田真央】

★世界中からラブコール! 20か国・100都市でコンサート
・世界最高峰「ヴェルビエ音楽祭」で一躍スターに
・巨匠マエストロ、一流オーケストラからオファー殺到
カーネギーホール、ウィグモアホールでのリサイタル
ポリーニ、アンドラーシュ・シフ、マルタ・アルゲリッチの代役も

★奇跡の音色と圧倒的実力
・18歳で「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」優勝
・20歳で「チャイコフスキー国際コンクール」2位
・日本人初! 名門ソニークラシカルとワールドワイド契約
・世界160か国でCDリリース

★もちろん、日本でも人気はダントツ!
・リサイタルチケットは秒速で完売
・映画「蜜蜂と遠雷」では奇才・風間塵役のピアノ演奏を担当

 


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